それから、……本格的な凌辱が始まった。

鬼畜

kichiku

鬼畜
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神44
  • 萌×218
  • 萌29
  • 中立20
  • しゅみじゃない24

--

レビュー数
46
得点
399
評価数
135
平均
3.3 / 5
神率
32.6%
著者
吉田珠姫 

作家さんの新作発表
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イラスト
相葉キョウコ 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
発売日
価格
¥619(税抜)  
ISBN
9784576120072

あらすじ

家の中に悪魔がいる――。大学生の風間文人は育ての祖父母の死をきっかけに実家へ戻ることに。二つ年下の弟・達也は文人を歓迎するが、その異常なほどのはしゃぎように薄ら寒いものを覚える。成績優秀で見た目もよく、友だちも多いという達也。しかし文人への執着を露わにした達也は家という密室の中、逃げるすべを失った文人を風呂場でやすやすと犯す。実の弟に犯された屈辱に打ちひしがれる文人。しかし兄を精神的支配下に置いた達也の行為はエスカレートし……。

表題作鬼畜

達也,東京に父母と住む弟,高校3年生
風間文人,北陸に住む兄,大学2年生

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数46

気が狂っている

実兄弟ものが好きなら読んでくださいと周りの方々からおすすめされて読んだのですが、こんなのおすすめしてくるとか正気の沙汰ではないなと思いました。おそらく私なら大丈夫だろうという信頼の上でのおすすめだと思うのですが(実際に私は好きでした)達也が気持ち悪くて気持ち悪くて。
達也のセリフ読んでたら「こいつ何歳なの……」という感じの話し方してるんですけど、文人を見る目つきの表現は子どもの目ではないので気持ち悪いって感じますし、表紙や挿絵見ると普通にイケメンなので脳がバグります。
あと、実親子ものも好きだったらいいですよ。ともおすすめされてて……すごくすごくおいしいのですが、文人と文人に深くかかわった人たち可哀そうすぎて気が狂いそうでした。
「ビンビンおちんちん達也号ふーちゃんの(以下略)」このセリフがあまりにもインパクト強くて頭から離れないので助けてほしいです。
読むことをおすすめはしません。でも好きです。

3

鬼、悪魔、達也

とんでもない衝撃作です…
色々な方のレビューを読み、「そんなにヤバい内容なら一度読んでみたい笑」という怖いもの見たさの好奇心を抱いたのが全ての間違いでした。

これはホラー小説です。

私はあまりオカルトを信じない人間なのですが、この本からは何やら瘴気のようなものが漂っている気がして、読んだ後目につく場所に置いておくのも躊躇われました。今は扉付きの本棚に保管しています。(吉田先生ごめんなさい…)

内容については今更すぎるので詳細を省きますが、狂人の弟のせいで兄は人権を失い、家庭は崩壊するという救いの余地が微塵もない奇跡の鬱ストーリーです。当たり前のように人が死にます。

最初は弟・達也の鬼畜行為を笑っていられる余裕がありました。というのも余りに達也という人間がぶっ飛びすぎているので、その異常性に対し恐怖というよりもむしろ「おかしみ」を先に感じてしまったからです。

しかし、その「おかしみ」もすぐに感じられなくなりました。ページをめくるごとに達也の行為がありえない勢いでエスカレートしていき、もはや笑って済まされる状況ではなくなった時、ようやく私はこの本を読み始めたことを後悔しました。

達也は執着攻めとしてカテゴライズされるのでしょうが、そんじょそこらの執着攻めでは束になっても勝てる相手ではありません。彼はモンスターです。

特に、達也が風呂場で初めて文人を犯すシーンは恐ろしさのあまり身震いをしました。作中屈指の恐怖エピソードではないでしょうか。

吉田先生の文章は非常に読みやすいので、想像したくもないようなおぞましい場面もありありと目に浮かび、恐怖感を一層強めてくれます。文が上手いのも困りものですね。

長々と感想を書いてきましたが、まだまだ語りたいことは沢山あります。ですがこれ以上は際限がなくなりそうなのでやめにしようと思います。

最後に、私がこの本を初めて読んだのは実は1年ほど前のことです。最近になって無性にまた読みたくなり、本棚から取り出してきました。
一度読んだ後もう二度と読むまいと心に固く誓ったのに…
もしかしたら私もまた達也の虜になっているのかもと思い、ゾッとしました。

2

救いはない

1P目の初っ端から既に狂気を感じます。
生理的嫌悪感に近いものを感じつつも怖いもの見たさが勝りグイグイ読んでしまいました。

なんといっても鬼畜と称される攻めの弟キャラが強烈すぎます。
彼がそこにいるだけで息苦しい。
ビジュアルは男前だし人気者とのことですが、一番きつかったのはこの見た目で幼子のような喋り方をすること。両親はパパママ呼びだし性行為中の下品な言葉のオンパレード。
個人的には萌え要素0ですが、キャラ立ちの面としては光っていたのではないでしょうか(笑)

そうなってしまったことに彼らを育てた家庭環境やら兄の存在やらありますが…BLという面からすれば受けが大好きすぎて狂ってしまった攻め…という後ろめたい魅力はぶち壊されているかんじです。
人間として異常すぎる…怖い。まるでホラー小説を読んでいるような気配がプンプンでした。

隠された関係…でもなくむちゃくちゃオープン!家庭崩壊ルートは驚きました。
どうなるんだと続きが気にはなるんだけど常に胸のあたりがムカムカしているかんじ。
薄ら寒い笑みがもれつつも眉間に皺を寄せてしまう…。
もはや好奇心VS生理的嫌悪ってかんじ。

行き過ぎた近親相姦モノ…というよりは犯罪者攻めってかんじです。
実の家族モノ系からイメージする背徳感、薄暗い恋愛…などは蹴散らされ終始胸糞展開でした。

これを書きたいと思い書き終えたことがあっぱれだよ。

受けの兄がもう少し行動派だったら未来も変わっていただろうに…ズルズルと沈んでいくどころかその狂った好意に答えてしまうようになり…ちっとも好きにはなれなかった。

この手の受けで好感持てるキャラってあまりいない気がする…こうしたらいいじゃん!っていう読み手の気持ちを体現してくれるような子を見つけたい。

女子とのメールもさ…取り繕っているのだろうがこの状況下で「w」を用いてやり取りするものか…。

現実的な恐怖…というよりお話らしい作り出された恐ろしさ…狂気さってかんじだったかな。

2

無理です。(本に向かって土下座)

これはもう、最高か最悪か、だと思います。
そして私は最悪過ぎて途中放棄しました。
もう、嫌すぎ。怖い。
こっちのメーターを振り切る力量で弟がサイコ過ぎて怖すぎるし、兄はアホ過ぎ。
お人よしでは括れないほどに兄がアホ過ぎ。短絡過ぎ。
登場人物全員嫌い。
4分の一くらい読んだ時点で読み方が1行飛ばし2行飛ばしになり、斜め読みになっていき、それすらも耐えられなくなり止めた。
とにかく作品にすっごい力があるのは分かる。極めてる。
兄弟萌え~wなどと軽い気持ちで買ったことを激しく反省しました。
いつもは最後まで読めなかった本は「つまんね、、買って損した」と思うのですが、こちらはもう、、「ごめんなさい;」という感じでした。
本当に怖い。キモい。
最後まで読めなかったけど、買って損したとは思いませんでした。
この作品を最後まで読めなかったのが読む側の力量不足なら、その通りだと思います。
素直に、本当に無理でした。
この作品、「神」も「しゅみじゃない」も同じようなものの気がします。

4

怖い…

これは…評価に迷う作品ですね…。
恋愛モノとしては「しゅみじゃない」ですが、サイコ物としてはこれ以上ないほどの恐怖を感じられる作品でした。
なので中間地点の評価で「萌」にしました。
正に悪魔に狂わされていくというお話で、主人公の文人とその家族たちの心境に私も引き込まれる感じがしました。
文人の弟の達也はただのヤンデレという程度ではなく、もう狂っています(まだ18歳なんですけどね…汗)。
タブーといわれる中でもかなりランクが高いタブーを犯しています。
常識の感覚がなくなっていく怖さです。
あとがきで作者さんも「黒い」と仰っているのですが、かなり強烈な黒さなので、ある程度耐性がある方にお勧めします。
狂気の愛とか、究極のヤンデレがお好きな方には最高の作品かもしれません。
吉田珠姫さんの作品は初めて読みましたが、かなり強烈な印象が残りました。

3

噂通りの“怪作”

最初、弟の子供じみた言葉遣いにどうしても慣れられなくて、「表と裏を使い分けて、本性あらわした後は普通の言葉遣いになってくれたらいいのに」と思っていましたが、だんだんそんなことどうでもよくなった。
なぜなら本作の問題の根幹はそんなところにはないからです。“弟が装っていた仮面の言葉遣いに慣れられない”など、瑣末な問題に過ぎない。

電車の中でのイチャイチャ強制、ウエディングドレスを着せての試着室セックス強制、そして幼児語強制……という怒涛のプレイ展開こそが本作の大きな問題なのですが。
すべてが、最初は嫌悪感なんてものではなく生理的拒否反応が起きる。
なのに、何故だろう……プレイレベルが上がっていくうちに、「前プレイの方がましだった」→「いやむしろ前プレイは萌える」という風に感じ方に変化が起きていくのは……。

強制的に萌えが引き起こされるのです。
どんどんハードな展開になっていくのを読み進めているうちに、読んでいるこっちの許容範囲(萌え範囲)もどんどん広がっていくのです。
なんだか萌え調教をされている気分でした。

ラストの、父との一件に萌えられた(萌えてしまった)時は、「完全に新しい扉を開けてしまったな」という、諦念のような、よくわからない達成感がありました。

他に類を見ない怪作。
色々思うところはあるのですが、特に一点「うーん、なるほど……」と思ったのは弟の執着に愛があまり見えなかったこと。
個人的に、鬼畜行為の背景にはやっぱり「好きで好きで仕方がないから、愛しているから貶めるんだ」という感情が欲しいなと思うのですが。
もちろん本作の弟も、受けである兄が好きだ好きだとは言う。けれど、そう発言する時はいつも兄を煙に巻いている時なので、いまいち本気度が見えない。
むしろラストの父との3P中の「ふーちゃん(受け)が僕たちを狂わせるんだよ。僕たちは被害者なんだ」「ふーちゃんは悪い子だから、素直に脚を開くいい子にしてあげるんだ」という発言の方が本音なのかな、と感じました。
けれど、幼少期から兄に執着していた弟の感情と考えるには、それもまた後付けの理由(口先だけの理由)で本音ではないように感じるので、やっぱり愛が見えづらいな……という印象。理性を失わせて快楽の虜囚にしたいのだということだけは、よくわかるんだけど。

そんなこんなで結局、最後まで弟は何を考えているのかいまいち読めないままだった。
「好かれているから、愛されているから執着されて酷いことをされているのだろうけれど、決定的な言葉がないので、攻めの本音が見えない」という不気味さは、たぶん本作中で受けが感じている恐怖と同じで。
奥底が見えない不安感を読者にも味合わせる。さすが吉田先生だなと思いました。

8

好みに刺さりました

想像した斜め上の鬼畜行為でした。
攻めが弟なのも意外、表紙で俺様かと思いきや案外…。
兄がドン引く表情が大好きです、乾いた笑いを誘う良作でした!

3

最高!!

鬼畜攻めが好きな私には最高の小説でした!!!
最初は達也(攻)の一方通行なのが、最後は文人(受)が恐怖で堕ちるまでの鬼畜さがたまらなかったです!!
文人を手に入れるために親までも始末しようと考えながらズッコズッコはめる達也にニヤケが止まらない!!
恐怖を煽る話し方に気持ち悪さを感じました!そこがいい!
エロ本を全て達也と文人の顔に変えていたことを教えてくれた父も、最後はふたりに混ざり文人のためにお金を稼ぐ!とまで言ってしまい、鬼畜なのは達也だけではないところに思わず震えました!

ただひとつ、1度この本を読むと他の鬼畜攻めが物足りなく感じてしまいます…(申し訳ないです)。
ただただ鬼畜なだけでなく、ストーリーに抜け目がなくてシリアスなのは初めてでした!
読んでて楽しかったです!!

4

マジか・・・っていう

時折遠くを見つめながら(変な笑いがこみあげつつ)読みました。
何て本だ!

ヤバイと聞いて読んだのですが…ヤバイですね!
開始早々に片鱗が見え、壊れるのもかなり早かった。

まずこの本が世に出てきた事が嬉しい。(何度もポシャったらしい)
口調やら展開やら普通はこんなの「書けない」「書かない」所です。
口調一つとっても「さすがにこれはね」と憂慮するところ
作者さんが突き抜けて好きに書いている。
攻めの好感度?知るか!
という潔さすら感じる…。

人の感想を聞きたくなるようなちょっとした問題作。
こんだけアクが強いと当然好き嫌いが出ますね。
耐性強い方なら覗いてみては?楽しいですよ

4

ホラーチックでエロい

1冊丸ごと表題作。文人(受け)の視点で進みます。

内容はまさにタイトルどおりの「鬼畜」。前半は達也(攻め)に恐怖し、後半は達也に堕ちていくという展開でした。
攻め>>>>>受けで、一瞬たりとも優位性の逆転はなかったです。

無邪気ぶりつつ計算し尽くしている冷酷非道な達也が不気味でしたし、そんな達也に執着された文人にとって恐怖なのでしょうが、達也は精神的に追い詰めつつも殴ったりの暴力はしないうえ、エッチが上手にエロく書かれているので、読んでいて痛くなかったです。

文人にとっては味方もおらず、事態の好転もなく、逃げられないという救いのないエンドでしたが、助けを求めた友人が達也に殺されるなどの酷な展開による絶望の後押しもなかったので、後味は悪くなかったです。殺人自体も実際残酷な描写があったわけではなかったですし。

私は近親相姦も3Pも凌辱系も苦手な方ですが、恐怖の中にも「甘さ」を感じて読みやすいかったです。

ただ、吉田先生の作品は初読みだったのですが、他の作品紹介がいずれも複数Pで…しばらくはこの作品で満腹かなと思いました。

2

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