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表題作籠の中で恋を唄う

佐保淳規,冷淡なグループ企業の総帥候補
佐保恵,17歳,攻様の父が梓と呼んで囲っていた養子

その他の収録作品

  • 檻の中で愛を乞う
  • カーテンコール
  • あとがき

あらすじ

別荘に籠居した父親である照葉の死―。
訃報を知らされた淳規は数年ぶりに別荘を訪れ、そこで恵という少年に出会う。
遺言状には、恵へ全財産を譲ると記されており、淳規は恵の財産を手に入れるため、不本意ながらも後見人として恵を引き取ることに。
しかし、恵は照葉によって何年も軟禁されて虐待を受け、感情を失っていた。
まるで人形のようだった恵が、少しずつ淳規にだけは表情を見せるようになるにつれ、淳規は心を揺れ動かされていき―。

作品情報

作品名
籠の中で恋を唄う
著者
柊平ハルモ 
イラスト
佐々成美 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
発売日
ISBN
9784344808720
3.3

(9)

(2)

萌々

(4)

(0)

中立

(1)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
1
得点
27
評価数
9
平均
3.3 / 5
神率
22.2%

レビュー投稿数1

籠の鳥。

設定はかなり無茶というか突飛なんですが、それがストーリーの流れの中で破綻していません。『いや、ないだろ!』と思っていても、すんなり受け入れられました。

恵(受)の境遇(虐待も含め)にしても、よく考えたら気分が悪くなるくらいハードなんですが、それを嫌悪感を抑えて上手く読ませるんです。
柊平さんのこの系統はホントに好きですね。決して明るいだけじゃないのに、きちんと希望がある。

それに、淳規(攻)のキャラクターがよかったです。恵を扱いかねて(悪い意味ではなく、純粋に『どうしていいのかわからない』)、おろおろしている姿が目に浮かぶんですよ。その可愛さが、いい具合に救いになってました。

それに、佐々さんのイラストがとてもよく合っていました。表紙の『籠の鳥』可愛い~。

かなり好きな作品です。

2

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