俺はこの国の初代皇帝、ウトサだ

皇帝と怪物

koutei to kaibutsu

皇帝と怪物
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神3
  • 萌×29
  • 萌4
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
6
得点
63
評価数
16
平均
3.9 / 5
神率
18.8%
著者
akabeko 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
秒で分かるBL
発売日
電子発売日
ISBN
9784799753668

あらすじ

幼帝タオが過ごす宮廷の地下には、開かずの霊廟があり“怪物が眠る”と噂されていた。生まれてからずっと宰相の傀儡として過ごしてきたタオは、国の実権を握ることも叶わず、宰相の目論みで頼りにしてきた友人すら殺されてしまう。自暴自棄のはてに霊廟に入り、柩を開けたタオが見たのは白髪・異形の大男で…?

表題作皇帝と怪物

ウトサ,霊廟の怪物と呼ばれているイセの国の初代皇帝
タオ,イセの国の43代目皇帝

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • あとがき

レビュー投稿数6

長編で読みたかった

akabeko先生と言えば最近出た『密果』にどハマりでしたが、ファンタジーも描かれるのね!と興味を持ち購入しました。

壮大なテーマの中華ファンタジーはやはり長編で見たかったかもですね。
タオとノワカの幼少時エピソードとか、幼少時からのタオの寂しさとかもうちょっとあれば、ウトサがタオを抱きしめ気持ちを理解してくれ、味方になると言ってくれた場面がより引き立ったかなと思います。

あとダキを討ち取るのはタオとウトサがやって欲しかったかも、と思いました。ドラマチックになりすぎるかな?

ウトサが怪物になってしまった経緯ももうちょっと深く知りたかったし、やっぱり1巻に収めるにはテーマが壮大過ぎかなという印象でした。
サラッと読みたい方にはちょうど良い短さなのかもしれないですが。

国を愛し、人を愛し、タオを愛して自ら身を引いたウトサと、10年間もウトサを想い続けた2人の気持ちが重なる時が良かったです。

0

中華風皇帝ドラマ

まず表紙カッコいい!釣られてしまいます。飾っておきたくなりますね。

そして三国志やら封神演義やらにハマっていた者にとって、中華風ファンタジーは心惹かれます。

もっとじっくり読みたい話でした。所々駆け足で進むところが目につきます。
まあ歴史漫画ではなくBLなので、クーデター前後の話とかその後とか、あっさりすぎると言われても困るでしょうが。
内容が分からない程省略している訳ではないですが、じっくり!たっぷり!浸りたかったです。

ウトサとタオの恋愛も、駆け足ながらキチンと進みます。
若き皇帝が力を持たず、傀儡となっていて苦悩する姿も、昔皇帝だった化け物が、若き皇帝に必要な助けを与え、去っていく所も、大事な要所は外さず読ませてくれます。
でももっとたっぷり見たかったです。あっさりすぎます。

akabeko先生はファンタジーも描くのだと驚きました。

2

永遠の孤独の果てに。燦然と輝く愛の証。

【秒で分かるBL】「孤独なモンスター」!という、身も蓋も無いタイトルのアンソロジーに掲載されていた作品。
異形でも奇形でも無いが、ウトサは怪物として永らく幽閉されていた。聞けば初代の皇帝で、毒を盛られて亡くなった筈だと言う。
幼ないながら、父の死後、次期皇帝となったタオは、奸計の張り巡らされた周囲に頼る者など無く。孤独の中、ウトサとの邂逅だけが心の慰めとなって行く。そして、ウトサから、民を大事にするということが、国を護り、成り立たせる事が出来るのだと学んで行く。
皇帝たる素地を受け継ぐのだ。
ところが。タオを玉座から引き摺り落とし、権力を我が物にしようと企む宰相は、怪物討伐を訴え、タオをウトサ諸共亡き者にしようと目論む。済んでのところで、反乱軍に救われたタオ達は、国を取り戻すのだが。ウトサは タオのこれからを想い、深い深い森の奥へと。孤独の底へと、その身を隠してしまうのだ。切ない別れ。

タオの、ウトサへの慕情がいつ恋へと変わったのか。それは些か早急過ぎて。少し分からないのが少し残念でもあるのだが、寄るべない子供であったタオが初めて心を寄せた、初恋でもあったと思う。
ウトサにとっては。500年もの昔に正妻として迎えた妻に生き写しのタオに、初めから想いはあっただろう。健気にひたむきに、想いを寄せる少年への憧憬もあっただろう。
それはウトサが永遠の孤独に眠り続けた果てに。見つけた美しき愛の証。

中国戦国時代BLと銘打った、何処かの国の、千夜一夜の様な物語。
エピソードは少なく思えるし、早急なエンドは勿体無い気もしていて。
タオが国を捨てて、これからの人生をウトサと2人きりで生きて行くことを。何だか哀しいことの様に思ってしまうのだ。

3

早送り

作家買いです。
内容が壮大すぎて一巻完結でまとめるのがもったいなく感じました。
先生特有のねっとり感をあっさり早送り3倍速で読んだ感じ。
最後のウトサとタオの濡れ場も細かい描写を入れてもっとじっくり読みたかったです。
今流行りの中華風の設定が好きな方も多いはず。私も好きです。
せめて上下、なんなら長編で堪能したかったです。

アニメイト特典4pリーフレットはタオのデレ。可愛かった!

「秒で分かるBL」ってどこ向けなんでしょう…。
読者が読む前に内容が分かりやすく提案してあって読者は予想通りの萌えを堪能できるってことなんですかね。
シチュエーションに特化。なるほど。


6

生かすか殺すか…

四人のにびいろなど、akabeko先生はヒューマンドラマを描くのがとても上手だなと思いました。
友の死とウトサとタオの出会いから内乱、そしてタオが皇帝権を譲位するまで、よく一冊に纏められたな…と思いました。そこはもう先生の技量ですね…

ウトサは既に怪物となった身ですが、タオが付けた傷だけは治らない。そこだけがウトサの人間らしい部分で、タオが言っていたウトサを眠らせるというのは、やはり人間として殺してあげるという意味合いなのかな…?と思っていたのですが、最後タオはウトサを愛してあげる事で人間にしてあげます。そこがすごく素敵だなと思いました。
愛する事でウトサの中の孤独は消え、生涯2人は人として幸せに過ごすのでしょうね。


4

1巻完結なのがもったいない。

作家買い。
akabekoさん作品にしては珍しいんじゃないかな。ファンタジー要素が詰まった作品でした。

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。





主人公はタオ。
イセの国の43代目の皇帝だ。まだ幼いタオだが、父の急逝により帝という立場に収まった幼帝だ。

そんな彼が住まう宮廷の地下には霊廟があるが、そこには近づいてはならないと言われていた。怪物が眠っているのだという。が、そんなある日、とある悲しい出来事をタオを襲う。自暴自棄になったタオはその「怪物」を目覚めさせることにするが―。

中華風、って言うんですかね。
彼らが身に纏う衣装とか、「皇帝」という身分とか、そういったものからイセの国の雰囲気が伝わってきます。

タオの立場や彼を襲う悲劇。
それらがタオが目覚めさせた霊廟の怪物と呼ばれたウトサの過去、そして二人の関係と上手に絡み、ストーリーは展開していきます。

今作品の主人公はあくまでタオ。
けれど、タオを通して見えてくるウトサという人物が素敵すぎて悶絶しました。

過酷な過去を恨むことをせず、彼は彼自身の責務を全うしようとする。
そして、タオのために身を引いていく。

カッコよ!

1冊で完結している作品ですが、もう少し巻数を増やしていろいろじっくり描いてほしかったなあ…。1冊の中で、これだけの内容を盛り込み完結させる。そのakabekoさんの手腕というか才能をまざまざと見せつけられた感はありましたが、もっと話を膨らませることもできたのになあ、という感じ。あっさり終わってしまったのが残念で仕方なかった。ドツボに入る作品だったので、余計にそう感じたのかもしれません。

500年という長い時間、宮廷の地下に閉じこめられていた時はなんともなかったのに、タオと出会い、彼のために別れを告げた後の孤独にはウトサは耐えられなかった。それだけ、タオという人物が、ウトサにとってかけがえのないものだったのだと。

人を生かすもの、それは一体何なのか、を描いた作品です。

akabekoさんらしい、って言うとちょっと語弊があるかな?精神的な、肉体的な痛さは鳴りを潜めていますので、そういったものを求めて手に取られるともしかしたら肩透かしを食らうかも。

が、個人的にはめちゃめちゃドツボに突き刺さる、そんな作品でした。

9

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