電子限定描き下ろし漫画付き
喃喃先生の過去作品は読ませていただいており
今回も楽しみにしておりました
デザイナー×引きこもりのカップリングです。
内容は、若干共依存ぽい感じかなーと思いましたが
重い感じではなく、お互い離れられないのに素直になれず先へ進めずといった感じでしょうか。
引くほどのダークな執着愛は苦手なのですが、喃喃先生のお話しは重たくないですし読みやすいです。
可愛らしく中性的な受けが好きな方には向いていると思います。
※内容に触れているのでネタバレにしています。
母親同士が親友で、攻めが6歳の時に受けが生まれました。
初めて受けを見たときから何があっても受けを守る
一生離れないと心に決めて21年の月日が流れました。
ここだけでかなりの執着攻めなのですが、
受けも負けじと執着心が強く
早くくっつけと思いながら読んでいました。
攻めは拒絶されることが怖くて気持ちを伝えられず、
受けは自分を恋愛対象として見てないと思い
対等な立場になりたいと思います。
そのお互いのすれ違った気持ちが
ほんとにきれいにすれ違いまくるのですが
SKID先生がいい役割をしてくれて
ちゃんと二人はくっつきます。
多分SKID先生がいなければ
一生この二人すれ違ってただろうな…。
両思いになってからも若干のすれ違いはありつつの
描き下ろしがとても最高でした。
付き合ってから甘々になるのが少ししかなかったので
欲を言うともっとらぶらぶしている二人が見たかったです。
テクノロジカルマクガフィン、個性的で面白いタイトルですよね。(覚えにくいけど…w)
こちらは、受けちゃんが顔出しNGで活動しているパフォーマーとしての名前です。
物語の本筋や2人の関係性とは今思えばあまり関係ない単語なので、語呂がいい等の理由でタイトルになったのかな?
(インタビュー等で既出の内容でしたらすみません)
引きこもりの受けが世界と関わるのは唯一「テクノロジカルマクガフィン」(通称テクマク)としてのみ。
それ以外は亡くなった両親と攻めとしか交流をもってきませんでした。
攻めはそんな受けにテクマク衣装を提供しての活動サポートから、性的なお手伝いまでとにかく受けにかかわること全部喜んでこなしちゃう。
そんな閉じられた2人のお話です。
喃喃先生は既刊が何度も読み返すほど好きでこちらも楽しみにしていたのですが、受けがどうしても女の子にしか見えず…(;′Д`)
髪の長さもですが、攻めが作る衣装や性格的なところも…。攻めの下心(?)にも気づかず攻めは僕に付き合ってこんなことをしてくれている…と思っているようなタイプです。
対して攻めは受けの全部俺のものにしたい系です(笑)
2人に人としての欠陥等は感じられず、「まっとうな人たち」という印象なので物語は始終不穏な空気なく安心して読み進められます。
お互いの気持ちを伝え合うことはできないものの、誰がどう見ても両思いだし、ストーリーの最初からラブラブです。
だからこそ、個人的にはお話にもう少しパンチが欲しかったかな…
衣装が短パンだったりするので、その辺はHシーンでは背徳感あってえろえろでした。
作家さんの性癖が詰まっているんだろうなと思いました。
執着、拗らせ、依存
ネガティブなイメージが強い関係性なのにこの作品はなぜかライト
二人の関係が独特で特別すぎる
気持ち良いくらいの漫画設定ですごく可愛いかったです
こういう夢が詰まってるBLは読んでいて幸せになります
イチャイチャしまくってるのに付き合ってない、両片思い、当て馬
設定がたくさんあるのにごちゃごちゃしてなくてとても良かった
啓がとにかく可愛いかった
虎はオトコマエ、かっこよかった
よめちゃう指先で喃喃先生好きになりましたが、今作もとても良かったです
喃喃先生の「キーミスティックアンダーカバー」が好きで、めちゃめちゃ好きで。新作を楽しみにしてました。喃喃先生は、ファッションがとてもお好きの様で。今回もその業界をフリーでやっているという、武虎と、今ドキっぽい動画配信で身を立てようと頑張っている啓。互いに好き合っていて両想いは確実なのに。武虎は、自分の執着が、引きこもりの啓につけ込んでいるという罪悪感から、中々言い出せないでいる。何と言ってもナチュラルに囲い込んで軟禁しているのと同じ状態なのだから。いやもう武虎の溺愛っぷりに読んでるこちら側までハァハァしちゃいます。しんどい。
武虎の日常はきっと。全溺愛執着攻めの憧れ、羨望の的。周囲から隔絶されたセキュリティバッチリの広い邸宅で、美しい受けを自分の思い通りに囲い込む。何、このパラダイス‼︎
武虎はただ。自分の気持ちと劣情に苦しんでいる。いや、勝手にしろ‼︎
そして、自らの美しさゆえ、嫉妬されたり怖い目に遭って来た啓は、美しい自分の容姿を疎み、引きこもってしまったけれど、安全なこの家で、ただ武虎が側に居てくれれば良いと思い詰めている。ただ、庇護される存在では無く、恋人になりたいと願っていて。その為には働いて一人前にならなくては‼︎ と焦ってもいる。
今は良い時代だ。才能一つあれば。誰かが見てくれていて。一夜にして成功する、なんて事が当たり前の世の中になった。
当たり前の事だから。顔を晒す事の無い、啓の正体を暴こうとする者や、ネットの世界で繋がって、拡がって行く人脈。家に居ながらにして、啓は外へと出る事が出来る様になる。
啓の世界が開けて行く事に焦る武虎。外の世界を知っている武虎を独占したいと願う啓。
想いは同じなのに、すれ違ってしまう2人。
ノンケだけど、当て馬風に登場する、既に動画配信の世界で成功している SKID 先生も優しい。武虎のことを「啓信者・過激派」と呼び、温かく見守っている。
啓が身も心も文字通り啓いて、顔出し、あるいは成功するってところまで描くかなぁとも思ったんだけど、顔を出さないままで好きな事をする、という啓の選択を守りたいというラストも納得。いやぁ、ファンは見たいだろうけどね。今は、そういうアーティストも多いし、選択の一つだったりする。自分のプライベートを切り売りするタイプの人も居れば、顔バレしない事で、自分の日常を守っている人もいる。まさに“ Macguffin ” なんである。
エチは、うーん。衣装デザイナーである武虎のミューズが啓とはいえ。彼はただ啓にエチ可愛い服を着せて脱がせたいだけでは‼︎ というフェティッシュぶり。
期待してたけど、電子おまけで、「キーミスティック」とのちょいコラボが。エッチで繊細なレースのランジェリーを啓に着せて大興奮 ‼︎ 喜衣子のランジェリーはカップルを幸せにしちゃうのだ♡ この勢いで「キーミスティックアンダーカバー」を再読してはホッコホコ。