あと何回、一緒に食卓を囲めるのかな。

焦がれて焦がして

kogarete kogashite

焦がれて焦がして
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神16
  • 萌×27
  • 萌3
  • 中立2
  • しゅみじゃない0

158

レビュー数
8
得点
119
評価数
28
平均
4.3 / 5
神率
57.1%
著者
noji 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
ふゅーじょんぷろだくと
レーベル
ポーバックス BABY comics
発売日
価格
¥675(税抜)  
ISBN
9784865895537

あらすじ

生まれ育った田舎町を出て自分の店「プレール」を持った料理人の悠次(ゆうじ)。
美味しい料理と酒を出す、充実した日々…のはずが、
心の片隅にはいつも幼馴染みである総一(そういいち)への片想いがくすぶっていた。
そんな想いを試すように、再会は突然訪れる。
仕事でやつれた総一に料理を振る舞うことになった悠次。
一目で溢れ出してしまう恋心に戸惑いながらも、彼はただ愛おしい人への食事を作る。
切ないのにどこかあたたかいボーイズ・ラブ、noji デビューコミックス。
表題作の他、森の中で変わった男を拾う読み切り作品を収録。

表題作焦がれて焦がして

古山 悠次(カフェバーオーナーシェフ)
常川 総一(サラリーマン)

同時収録作品ある日森の中で

森杖 健人(粘菌同好会員)
音更 モエギ(高校2年)

その他の収録作品

  • 描き下ろし

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レビュー投稿数8

優しく沁みる、料理と幼馴染への恋心。

ほのぼの系が読みたいなーーと表紙買いしたこちらの作品。これが初コミックスの作家様です。
あたたかい雰囲気と、美味しそうなお料理と。
あらすじ・絵柄ともに、とても惹かれました。
幼馴染の片想いものです。

田舎から出て、カフェバー【Prele(プレール)】をオープンしたシェフ・悠次は、お店の近くで幼馴染の総一と再会します。
実は幼い頃からずっと総一に片想いしている悠次ですが、いろいろ考えすぎて連絡するタイミングを逃していたところでの再会でした。
ところが総一は多忙な仕事によるストレスで、食生活はボロボロ。
痩せてやつれた姿を目の当たりにした悠次は、総一に手料理を振る舞うことに…

久々に人間らしい食事をした総一は、自然と涙をこぼしてしまいます。
そんな総一を心配した悠次は、総一と過ごす時間を手に入れたいという下心はありつつも、「親友として」食事の管理をすることを提案し、一緒にいる時間を手に入れるのですが…

とにかく雰囲気が優しいです。
たれ目でお母さん的な雰囲気のワンコ系な攻めと、涼しげな目元の黒髪イケメンな受け。
幼馴染らしい、兄弟のような親友のような、でもそのどちらでもない、独特の空気感。
徐々に「恋人同士」になっていく過程での、照れや恥ずかしさのようなものが伝わってきて、すご〜〜く甘酸っぱいんです♡

悠次の作るあたたかい手料理によって、生気を取り戻していく総一。
そんな総一ですが、実は悠次の気持ちには、幼い頃からずっと気付いていて…

中盤からは、手料理に胃袋を掴まれた総一が、悠次からの告白を引き出して恋人になる様子が描かれます。

エッチに至るまでのジレジレ感とかモダモダ感とかが、たまらなく好きでした。
こっ恥ずかしいのがよーくわかるのよー(〃ω〃)
幼馴染とエッチな雰囲気になって、優しくキスとか愛撫なんてされたら、どんな顔してりゃいいのか、そりゃわからんよね〜!!!

なんて、勝手に同調して悶えちゃいました。

カフェバー店員の沼亀くんのちょっと不思議で面白いキャラクターや、バーテン鷺さんのミステリアスな雰囲気も素敵でした♪
鷺さんはレズビアンで彼女持ちなんだけど、彼女のこのエピソードが決してストーリーの邪魔になっていなくて、普段女性キャラにはあまり興味のない私ですが、ちょっと彼女の裏話なんかも見たくなってしまったほど。
特に出番は多くないんです。
だからこそ、脇役の働かせ方のうまさを感じました。


●ある日森の中で
森の中で出会った、高校生のモエギと、菌類の研究をしている不思議な男・森杖のお話。
田舎の高校生に訪れた、甘くてちょっぴり刺激的な恋。
短編です。


春の病でしょうか。
暖かくなってくるとぼーっとして、全然頭が回らなくなる私です。難しいものを理解出来る気がしない(^^;;
よって最近は、ほのぼの系や優しそうな表紙に惹かれがち。
そんな今の私に、とても優しく沁みた一冊でした(^-^)

ひとつ残念だったのは、回想シーンへの突入がわかりづらく「あれ?」と、時間軸の迷子になる場面があったこと。
服装の違いなどで判断しながら読んだので、読者にわかりやすい工夫があると嬉しいな、と思いました。

初コミックスとのことで、期待を込めて評価を入れさせていただきます。

9

凄いデビューコミックス!!

ほんわかしていそうな絵柄のジャケとあらすじで俄然興味を持ってしまったんですが
個人的に大当たりです!!やったー!!!

幼馴染の総一にずっと隠していた恋心が再燃して
ありえないと思っていた幸せが急激に絶頂期を迎えて
そしたら総一の“普通の幸せ”を考えちゃって悪夢を見るわ自分からつっかかっちゃうわで愛おしすぎる悠次がもう最高!!!!!!!
すぐ顔に出ちゃったり、はしゃぎ過ぎる気持ちを自制しようとしたり
健気な攻め大好きでもうどうしよう…!!

総一が男らしい性格なのに一人称“僕”なのがちょっと勿体ない気がしましたが
ここに萌える方もいらっしゃるかと思います。
総一の方が悠次より背が高いのも結構よき!
涼やかな目元が、優しい垂れ目の悠次と真逆でどちらも好ましいんです。

弱ってる時に悠次が作る美味しいご飯に餌付けされるとか
タイミングが悪い時に何日も会えなくなっちゃうとか
定番展開なのにぐいぐいぐいぐい惹き込まれてしまいました!!
丁寧なエピソードだったり脇役のメンツも優しくて
あと会話のセンスがなんだかとても好きで
私の語彙力ではお伝えできなくて申し訳ございません…。

読み切り作品を収録しなくても分厚いのに
可愛らしいお話も描き下ろしも読めて幸せの余韻が続きます。
何度も読み返したくなって時間があっという間で困りましたww
お互いが好きでしょうがないことがわかるタイトルも大好きです!!!

7

やさしい素敵なお話です

優しいお話で読み終わった後はしあわせな気持ちになります。
お話の内容は田舎に住んでいた幼馴染の男の子達が
別々の進路を歩んでいたところある日東京で偶然再会して…という
王道っぽいストーリーではあるのですが、
登場人物がとても魅力的で楽しく読み進められました。
サクサク進むけどこの後どうなるんだろう…というドキドキ感もあります(笑)
あとなんと言っても絵のタッチが好きです。
全体的に優しいです。素敵。

私は同人作品で存じ上げていた作者様だったので迷わず購入しました。
お話の雰囲気が表紙ととても合っていると思います。
表紙で気になっていた方やほっこりした雰囲気がお好きな方は是非。

4

「僕」の破壊力

書店でたまたま見かけ、表紙とあらすじに吸い寄せられ購入しました。
表紙からも伝わる通り、あたたかくて優しく丁寧に描かれた読後感の良いお話でした。


舞台は北海道。幼い頃はよく遊んでいたものの、子供から大人になるにつれ少し疎遠になってしまっていた幼馴染との再会ものです。

大型犬のような明るさを持ち、かなりの心配性で、ややお母さんっぽさのある悠次と、クール系美人で男らしくさっぱりとした性格なのに、食生活に少々難ありの総一。
幼馴染2人の、気を許している者同士ならではの自然なやりとりが所々で垣間見れるのがすごく魅力的で、
何気ない日常会話や仕草に、もう、もう、とにかく癒されます…!!
なんでしょうこの感じは…言葉に出来ない……最初から最後まで優しくて可愛い…
総一の一人称が「俺」かと思いきや、クールな外見に反して「僕」なのもギャップがたまりませんでした…!

作者さまは今作がデビューコミックスとの事で、完成度の高さに驚きました。
背景や小物・食事シーンはもちろん、サブキャラクターなど1ページ1ページ細部まで描き込みをされているので、何度も読み返したくなりますし、2人の生活風景をこっそり覗かせて貰っているようでワクワクしました!
今後の作品もとても楽しみです。

あまりにも素敵な作品でしたので、いてもたってもいられず初めてレビューを書きました…。
幼馴染ものが好きな方や、優しいお話が読みたい方、心休まるようなお話が読みたい方におすすめしたい作品です。

3

悠次のすべてを受け入れる総一にずっきゅん

物心ついた頃から一緒にいた二人。
悠次の癖も嘘も愛情も全て見続けてきて受け止め続けてきた総一は愛おしかったし、
総一に受け止めてもらってもどこか無理をさせてる気になってしまう悠次は尊すぎました。

最初は胃袋も捕まれ、優しさから受け止めた風に私も感じてしまったけど
読んでて総一の悠次に対する愛にキュンキュンさせられまくっちゃいました♡

総一の実家の居間でのシーンは終始キュンキュンでした!!
これ・・・デビューコミックスな事にビックリです。

2

幼馴染みほっこり系

表題作は北海道を舞台にした幼馴染みもの。
超ローカルな地元で一緒に成長していく時間を共有した二人。
同性同士、お互いに抱いた特別な絆には淡い恋情が滲んだりなんかして…
もう、幼馴染みの醍醐味そのものですよね。

地元の漁業町から車で五時間離れた札幌の企業に就職した総一。
ずっと彼に秘めた恋心を抱いていた悠次は、高校を卒業後、漁師をしている実家の家業を手伝っていた。
なんとなく二人の間に距離を感じるようになった頃、総一と離れるのが辛くていつか後を追うと心に決めていた悠次は、偶然、札幌市街のコンビニで総一と再会します。

悠次は地道に調理師免許を取り、札幌でカフェバーをオープンさせたところでしたが、なかなか総一をお店に招べずにいました。
もうちょっとお店が軌道に乗ったらにしようかな、口コミで人気が出たら、偶然総一の耳に入ったりして、彼の方から訪ねて来てもらえないかな、なんて言い訳ばかりして。

二人が再会した時、一人暮らしでコンビニ弁当ばかりな上に過労気味の総一はゲッソリして生気がない。

いつでも、毎日でも
うちのお店に食べに来なよ!

…がきっかけで、どんどん総一は悠次のお店に通いつめるようになっていくのです。

総一はカッコよくって、悠次より背も高くて、一人称は「僕」。
悠次は子供の頃は可愛いタイプで、総一のことが大好きで、一人称は「俺」。

こ、これはもしや下剋上パターン…?
ということで、ものすごく好きな一途ワンコのお話でした♡

総一のギャップにハァハァしましたよー…
自分の方が悠次より男らしいと思っていたのに、
しばらく会わないうちに、柔らかだったほっぺが消え、日に焼けてガッシリした悠次の腕にドキリとしたり。
あとから「僕」呼び効果がじわじわ響いてくる感じです。

裏表紙の「あと何回、一緒に食卓を囲めるのかな」は、幸せな煽り文句。
一瞬、悲しいお話だったりして…と焦ったけど、じんわりハッピーなお話です!

一コマ一コマ、ぎっしり描き込むタイプの作家さんのように思われます。
悠次のカフェの店員さんと総一の会社の先輩後輩の名前に全部動物が入っていたりして、他にもネタが仕込まれてるかもと、読みながら和ませてもらいました。

同時収録作の「ある日森の中で」も、ページ数制限のためか少し残念ですが、BL萌えの肝をしっかり押さえている短編。
ショタっぽい美少年風な高校生モエギくんと、菌類オタクだけど優しい年上男性の一見刹那的なラブです。なんかエロいです。短くても同性に惹かれる戸惑いがしっかり描かれていて、モエギくんの表情にキュンとしました。

表題作は同時収録作品のあとに後日談も収録されています。
ローカルな町で密かに育まれた、ほのぼのとしたモダモダな幼馴染みラブがツボならオススメしたいです。
カバー下の二人も地味にかわいい。

3

一人称に途惑ったまま読み終える

きっと萌えポイントなんだろうなあと思いつつも、え、あなた(総一)「僕」なの...?「俺」じゃないの......?と引っかかりを覚えたらもう集中できませんでした笑

一人称が「僕」の成人男性に特に思うところはないんですが、単純にキャラと一人称が結びつかずに最後までうーん「僕」なのかあ...となってしまった次第です。一人称出る前に勝手にイメージを膨らませ過ぎたのかもしれません。

ストーリーはそれほど大きな事件は起こらずほのぼのと進んでいって、仕事で疲れた身が癒されました〜幸せ!

1

本当に家族愛じゃないの?

いい話ではあったけど……この二人これでいいのか?と最後まで心配になるカップルでした。


悠次は健気で好感が持てます。
高校卒業で離れ離れになってしまうことが悲しい、ご飯を作ってあげるだけで幸せ、この毎日が当たり前になればいいのに、そう思う悠次が意地らしく幸せになってくれ!と思いました。


問題は総一の方で……
好きで付き合っているというのは分かるのですが、その好きは家族愛の方が強いのでは?と疑ってしまいます。

悠次に好かれていると分かっていながら何も言わず彼女を作って、彼女がいるのに会って家に招いたとは残酷すぎです。
その時点では悠次の気持ちに答える気はなく、親友のままでいるつもりだったと。
では恋愛対象として好きになったのはいつなのでしょう。
急にじゃあ付き合おうとなるのは、やっぱ弱ってる時に救ってくれたからで、都合のいい相手にしているように感じてしまいます。
総一のツンで照れている場面がどうしても愛の種類が違う故に見えてしまって……セックスができるのだから少しは恋愛感情があるでしょうけど、それだけでこれからやっていけるのかなと。
同性で親も知り合いの壁越えていける?長男でしょ?と心配になります。
本編でもそういった面が描かれている割にはほだされ感が強すぎて、どうにも納得できませんでした。

愛の重さや長さをどうこう言うべきではないと分かっていますが、総一は悠次の長年の気持ちを軽んじているように見えて、好きになれませんでした。

1

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