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あと何回、一緒に食卓を囲めるのかな。
ほのぼの系が読みたいなーーと表紙買いしたこちらの作品。これが初コミックスの作家様です。
あたたかい雰囲気と、美味しそうなお料理と。
あらすじ・絵柄ともに、とても惹かれました。
幼馴染の片想いものです。
田舎から出て、カフェバー【Prele(プレール)】をオープンしたシェフ・悠次は、お店の近くで幼馴染の総一と再会します。
実は幼い頃からずっと総一に片想いしている悠次ですが、いろいろ考えすぎて連絡するタイミングを逃していたところでの再会でした。
ところが総一は多忙な仕事によるストレスで、食生活はボロボロ。
痩せてやつれた姿を目の当たりにした悠次は、総一に手料理を振る舞うことに…
久々に人間らしい食事をした総一は、自然と涙をこぼしてしまいます。
そんな総一を心配した悠次は、総一と過ごす時間を手に入れたいという下心はありつつも、「親友として」食事の管理をすることを提案し、一緒にいる時間を手に入れるのですが…
とにかく雰囲気が優しいです。
たれ目でお母さん的な雰囲気のワンコ系な攻めと、涼しげな目元の黒髪イケメンな受け。
幼馴染らしい、兄弟のような親友のような、でもそのどちらでもない、独特の空気感。
徐々に「恋人同士」になっていく過程での、照れや恥ずかしさのようなものが伝わってきて、すご〜〜く甘酸っぱいんです♡
悠次の作るあたたかい手料理によって、生気を取り戻していく総一。
そんな総一ですが、実は悠次の気持ちには、幼い頃からずっと気付いていて…
中盤からは、手料理に胃袋を掴まれた総一が、悠次からの告白を引き出して恋人になる様子が描かれます。
エッチに至るまでのジレジレ感とかモダモダ感とかが、たまらなく好きでした。
こっ恥ずかしいのがよーくわかるのよー(〃ω〃)
幼馴染とエッチな雰囲気になって、優しくキスとか愛撫なんてされたら、どんな顔してりゃいいのか、そりゃわからんよね〜!!!
なんて、勝手に同調して悶えちゃいました。
カフェバー店員の沼亀くんのちょっと不思議で面白いキャラクターや、バーテン鷺さんのミステリアスな雰囲気も素敵でした♪
鷺さんはレズビアンで彼女持ちなんだけど、彼女のこのエピソードが決してストーリーの邪魔になっていなくて、普段女性キャラにはあまり興味のない私ですが、ちょっと彼女の裏話なんかも見たくなってしまったほど。
特に出番は多くないんです。
だからこそ、脇役の働かせ方のうまさを感じました。
●ある日森の中で
森の中で出会った、高校生のモエギと、菌類の研究をしている不思議な男・森杖のお話。
田舎の高校生に訪れた、甘くてちょっぴり刺激的な恋。
短編です。
春の病でしょうか。
暖かくなってくるとぼーっとして、全然頭が回らなくなる私です。難しいものを理解出来る気がしない(^^;;
よって最近は、ほのぼの系や優しそうな表紙に惹かれがち。
そんな今の私に、とても優しく沁みた一冊でした(^-^)
ひとつ残念だったのは、回想シーンへの突入がわかりづらく「あれ?」と、時間軸の迷子になる場面があったこと。
服装の違いなどで判断しながら読んだので、読者にわかりやすい工夫があると嬉しいな、と思いました。
初コミックスとのことで、期待を込めて評価を入れさせていただきます。
ほんわかしていそうな絵柄のジャケとあらすじで俄然興味を持ってしまったんですが
個人的に大当たりです!!やったー!!!
幼馴染の総一にずっと隠していた恋心が再燃して
ありえないと思っていた幸せが急激に絶頂期を迎えて
そしたら総一の“普通の幸せ”を考えちゃって悪夢を見るわ自分からつっかかっちゃうわで愛おしすぎる悠次がもう最高!!!!!!!
すぐ顔に出ちゃったり、はしゃぎ過ぎる気持ちを自制しようとしたり
健気な攻め大好きでもうどうしよう…!!
総一が男らしい性格なのに一人称“僕”なのがちょっと勿体ない気がしましたが
ここに萌える方もいらっしゃるかと思います。
総一の方が悠次より背が高いのも結構よき!
涼やかな目元が、優しい垂れ目の悠次と真逆でどちらも好ましいんです。
弱ってる時に悠次が作る美味しいご飯に餌付けされるとか
タイミングが悪い時に何日も会えなくなっちゃうとか
定番展開なのにぐいぐいぐいぐい惹き込まれてしまいました!!
丁寧なエピソードだったり脇役のメンツも優しくて
あと会話のセンスがなんだかとても好きで
私の語彙力ではお伝えできなくて申し訳ございません…。
読み切り作品を収録しなくても分厚いのに
可愛らしいお話も描き下ろしも読めて幸せの余韻が続きます。
何度も読み返したくなって時間があっという間で困りましたww
お互いが好きでしょうがないことがわかるタイトルも大好きです!!!
書店でたまたま見かけ、表紙とあらすじに吸い寄せられ購入しました。
表紙からも伝わる通り、あたたかくて優しく丁寧に描かれた読後感の良いお話でした。
舞台は北海道。幼い頃はよく遊んでいたものの、子供から大人になるにつれ少し疎遠になってしまっていた幼馴染との再会ものです。
大型犬のような明るさを持ち、かなりの心配性で、ややお母さんっぽさのある悠次と、クール系美人で男らしくさっぱりとした性格なのに、食生活に少々難ありの総一。
幼馴染2人の、気を許している者同士ならではの自然なやりとりが所々で垣間見れるのがすごく魅力的で、
何気ない日常会話や仕草に、もう、もう、とにかく癒されます…!!
なんでしょうこの感じは…言葉に出来ない……最初から最後まで優しくて可愛い…
総一の一人称が「俺」かと思いきや、クールな外見に反して「僕」なのもギャップがたまりませんでした…!
作者さまは今作がデビューコミックスとの事で、完成度の高さに驚きました。
背景や小物・食事シーンはもちろん、サブキャラクターなど1ページ1ページ細部まで描き込みをされているので、何度も読み返したくなりますし、2人の生活風景をこっそり覗かせて貰っているようでワクワクしました!
今後の作品もとても楽しみです。
あまりにも素敵な作品でしたので、いてもたってもいられず初めてレビューを書きました…。
幼馴染ものが好きな方や、優しいお話が読みたい方、心休まるようなお話が読みたい方におすすめしたい作品です。
優しいお話で読み終わった後はしあわせな気持ちになります。
お話の内容は田舎に住んでいた幼馴染の男の子達が
別々の進路を歩んでいたところある日東京で偶然再会して…という
王道っぽいストーリーではあるのですが、
登場人物がとても魅力的で楽しく読み進められました。
サクサク進むけどこの後どうなるんだろう…というドキドキ感もあります(笑)
あとなんと言っても絵のタッチが好きです。
全体的に優しいです。素敵。
私は同人作品で存じ上げていた作者様だったので迷わず購入しました。
お話の雰囲気が表紙ととても合っていると思います。
表紙で気になっていた方やほっこりした雰囲気がお好きな方は是非。
デビュー作でこのクオリティ。話も絵も完成度めちゃくちゃ高い!ページ数も多く作画が綺麗なので大満足。萌2かな〜とも思うのですがもっと売れて欲しいので神を…!!
◾︎悠次(カフェバー店長)×総一(会社員 身長高)
ストーリーに大げさな展開がなく、淡々と進みます。主役2人の心が相当ざわついた時間はあったでしょうが、あまり過剰な演出がないので、ゆるやかな印象のまま終わる。それでも読み応えがあって充実感いっぱい。
皆さんレビューで言及してますが、クールイケメンで攻めより高身長な総一の一人称"僕"、私は萌えた側でした。なんだこの人可愛いな。職場での雰囲気も見る限り、好かれる人間なんだろうなぁ。
好かれそうなのは悠次も同じで、どちらも根が真面目で優しそう。周囲の面々も同じで、穏やかBLの雰囲気に拍車がかかる。
同時収録作は森杖に怖さを感じてしまったのでダメでした。が、表題作だけで200ページ以上あるのでマイナス点には全くならない。むしろ何故ここに収録してしまったのか…