【電子限定おまけ付き】【イラスト付き】
きたざわ先生だしエノ先生だからマストバイ。読みやすい&にまにまできる♡と、商業本に慣らされた私には大変和めるお話。攻め受けともキャラが好きだったですが王道よね、と思うので萌2より萌にしました。雑誌掲載分110P+その続き90P+攻め視点の後日談30P弱+あとがき。大半が受けの語り口調の書きぶりなので、気になる方は一度試し読みなどでチェックしてみてください。
アパートのお隣に住むシングルマザーからお子様を夜勤の間預かってほしいと頼まれた千遥(ちはる)。預かったはいいものの、その母が帰ってこなくなってしまって、警察に相談に行きます。なんとか連絡とれたのは預かっている子の伯父にあたるイケメンさん。無事引き渡したと思ったら、攻め宅でお子様と同居することになり・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
遼太郎(表紙のお子様)、その母、受け姉2名(ナイス)ぐらいかな。後半に登場する姉二人が面白くって好き。遼太郎くんはガチいい子。
++好きだったところ
受けが気負ったところのない善人で良いのです。色々あって煮詰まってしまった遼太郎母が家出してしまった後に寄越してくるチャットや動画の内容などを見て「表情も声も明るくなったから大丈夫ですよ」などと言うんです。若いのに!エライ!追い詰められている人を追い詰めないように精一杯の気遣いをさりげなくできる、本当に善人だと思うのです。健気さんとか線が細いとかいう印象は無いけど、お子様の面倒を男子らしく見れるので感じが良かったでした。姉二人が弟をしっかり教育したその賜物!素晴らしい。色事方面はうぶうぶさん。後半、攻めさんにいいように喘がされてます。
攻めは「子供の面倒なんか出来ないよ、飯はエネルギー充填さえできれば何でもいい」という方。そんな凝った料理ではないけどシンプルな受けの料理に胃袋掴まれて、大人の余裕で受けをがっちり囲い込むという感じです。遼太郎にもだんだん慣れて、肩車なんかしてあげてるし。
ややいじめっ子属性を感じる攻めも、さっぱりした感じの受けも、キャラが好きだったし、お話はくすっと笑えて甘いところもあって、読んで嬉しかった一冊でした!