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女性きゅあきゅあさん

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今年度180位

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今巻も面白い!

もうこちらの5巻にはBL的要素がほぼありませんが、本当にストーリーとして面白い。
楽しく読ませていただきました。
唸らせてもらいました。

普通の高校生とかリーマンもののお話で、BL要素がこれだけ希薄だと「??」となりますが、こちらのお話はそういう部分を超越している気がします。

もちろんアルトとエルヴァの恋愛シーンには、ほっこりしたりニマニマしたりしますよ。
でも、ストーリー展開が重厚過ぎて、そっちにのめり込んでしまって。
構成も下地もよく練られていて、毎回「ほぅ…」となってしまう。
これはどういうこと?あれはここに繋がっているんだ!とか。
今まで読んだことのないスケール感で、大好きな作品です。

今巻の暴力的表現も、私としてはストーリー上やむを得ないものであったと納得して読みました。
取って付けたよう、ではなく、薄々感じていたけれど明らかでなかった部分が晒された、と受け取りました。

そうした表現や、LOVEが薄ーいところに、不快感を覚えたり、焦れたりされる方々も一定数いらっしゃるでしょうね。
でもごめんなさい、私は楽しかった。
ずっと楽しいと思っています。
こんなダークファンタジーBL、今まで読んだことない!といつもワクワクしながら、この先も待っています。

最後まで好きになれなかった

受けの隼人に最初から共感できず、好感を持てないまま読了。
生い立ち、境遇には同情するし、あの性格もやむ無し、とは思いますが。

その分、遠野の鷹揚さが際立ちました。
いい男だよー、遠野。
面倒くさい隼人に根気よく付き合い、まるっと包み込むその懐の深さたるや。
遠野の存在があってこその評価です。

ストーリーの核となる横スクロールのロープレの設定は、とても楽しかったです。
バグとか、きゃー懐かしいー。
魔王と対決するあたりはアッサリしていて肩透かしでしたが、まぁそこを広げる必要はありませんからね。

お話はワクワクしたのに、読後感がイマイチ、というとても不思議な作品でした。

小説もコミックもやっぱり好きだ。

原作が大好きで、何度読み返してもボロ泣きします。
大好きな作品なだけにむしろコミカライズには全く興味がなく、戸惑っていただけだったのですが。
何故か。
何故かわからないのですが、購入していました。
そして、読み終わって、小説同様やはり泣いてしまいました。

凪良先生の世界観を壊すことなく。
大切に大切に描いてくださっていて、いちファンとしてありがたかった。
絵は今どきのタッチではないため、好き嫌い分かれると思いますが、静謐で繊細なストーリーに合っていると感じました。

蓮の孤独が、加賀谷の真っ直ぐな愛情に包まれてほどけていく過程が、たまらなく切なく、キレイな作品です。
加賀谷にも、蓮にも幸せになってほしいと祈りながら読んでしまいました。
ストーリー知っているのに。

でも内容を知っていても、場面の背景や表情の変化などの脳内補完ができて、それはそれでとても楽しかった。
字ではない、絵の魅力ですね。
読んで良かった。
今まで小説作品のコミカライズには「興味なし」でしたが、少し考えを改めます。

売り切れ必至ですよ。お早めに。

試し読みで気になって、レビューの内容に「ふむふむ」と更に気になって。
最近ちょっとBL離れしていた脳みそに気合を入れて、某アニ○イトにこちらの本、買いに行きました。
…無い。
…え?無い??
売り切れってことーー?!

まぁ、無事に2軒めの本屋で発見(残り2冊だった!アブね~)したわけですけども。
読み終わった今、売り切れも納得の「神」ですよ。
買えて良かったぁ〜と心から安堵しました。

もうね、年上&歳の差攻め好きは、全人類読むべきです。
たまらーん!と悶絶しながら読むべきです。

攻めの加賀美がゲスいヤツで、結構終盤までイラッとしますが、実はもっとクズでゲスいと勝手に想像していました。
なので読んでみればソフトなクズゲス(当社比)からの、カワイイ年下彼氏溺愛…という素晴らしい構成で、ぐっと心を掴まれました。

何と言っても南斗が本当にカワイイ。
顔が良くて素直で純粋な大学生、天然記念物レベルです。
表情がくるくる変わるのも凄く魅力的なんです。
最初はチョロいコだな、とは思ったけど(笑)。
これだけカワイイ年下彼氏なら、最終的に南斗に心奪われた加賀美が、心配になり過保護になるのもしょうがないですよ。

意外なほどえっちなシーンが多めでしたね。
ソレを削ってもう少し心情を描いても良かったのに…と個人的に思いました。
ただ、もう、絵が本当にキレイで読みやすくて。
お気に入りの作家さんとして、次作も絶対に買います。

受けいれられない

火崎先生の作品は定期的に摂取しています。
クセはありますが、気負わずに読めるところがお気に入りです。
火崎先生が書かれる攻めって、わりとワイルド攻めが多くて好きなのですが、今作品の攻めさんはそういう感じではなく、ちょっと受けいれられないタイプでした。

まぁ、この作品の初版が2009年なので、その時代にはまだ「有り」だったのかもしれませんが。
攻めの麻生は、高校時代、恋人の飛鳥井という存在がありながらも(遊びで)女性と関係を持っていたんです。
コレ、本当に許せない。
「遊びで」発言も許せない。
しかも、飛鳥井にバレて詰め寄られたら、開き直る、って最悪な流れを披露する馬鹿者ですよ。
更に更に「それもこれも、お前が〜…」とまるで飛鳥井のほうが悪いかのような暴言の数々。

飛鳥井が許しても私が許さないー!!


とはいえ、高校時代の飛鳥井はこういった浮気を許さず、二人は別れます。
うん、そんな男とは別れて当然です。
お互い社長となり、会社経営やら融資のすったもんだを経て復縁するんですけどね。
麻生は(ワタシ的には)信用ならん下半身ゆるゆる男確定なので、飛鳥井のことが心配で心配で。

でも、麻生のことを想って切なくなっちゃう飛鳥井の姿は結構好ましくて(笑)、麻生に対して大いなる不満を抱きつつも定期的に読み返す作品なんです。

完璧。

自分にとって、好きな要素がぎゅっと詰まった作品でした。
すごい。
好き成分しかない。

「祟り」や「祓い」が出てくる和風ファンタジーであること。
攻め受けの関係が、主従関係であること。
年が離れていること。
攻めが受けに対して「さま」呼びなところ。
攻めが受けに対してわかりやすく、激しく執着していて悶えポイントなんだよなー。
なのに受けは気づかず、切ない片想いだと思っているところ。
お互いを護るために、命や身体を犠牲にしようとするところ。
あと、もふもふ。
大きなわんこが、もふもふなところ。←重要なので。

いやぁ…こんなにてんこ盛りされちゃうと、もうずっと鼻息荒く、フガフガ読んじゃったじゃないですか。
攻めの未知留のケナゲさにズキューンと(古)きてしまい、切なくなってしまうのですが、受けの矜もとても良いコなので。
ハッピーエンドを信じていながらも、ハラハラと楽しませていただきました。
癒やしをいただきました。

読みやすいファンタジー

攻めのコンラートは甘々溺愛なドラゴン。
受け碧人に対して「可愛い、可愛い」「愛してる」「一生離さない」など、愛の言葉を垂れ流し状態です。
うん、とても良い。

そんなコンラートに愛される碧人は男前。
自分の置かれた状況を柔軟に受け入れて、役立とうと奮闘する受けなんです。
うん、好き。

ということで、好感度の高いキャラと読みやすい文章で、大変楽しく読ませていただきました。
異世界転移ファンタジーですが、取っ付きやすいですし、登場する子ドラゴンたち、めっちゃ可愛いくて、癒やされます。

ちょっとだけ「ん?」な部分は、冒頭部。
碧人が異世界に行く前のこちらの世界の話ですけど。
碧人が勤める獣医クリニックのイケメン医師や、患畜の飼い主のシーンが、モヤっとしました。
碧人の人となりや能力を描写するにあたり、そのシチュエーションじゃなくてはいけなかったのか、と。

でも、そんな些細なモヤッを吹き飛ばすほど、挿絵が素晴らしいんです。
世界観に合っていて、想像力がよりかき立てられました。
子ドラゴン『セト』が何度も「コンラートさまは顔がいい」と言うのも納得できる美麗さです。

圧倒される世界観

最初のうちは、まぁ割と良くあるパターンよね、と余裕で読んでいました。
薄幸の主人公が攫われ、人身売買マーケットで「お金持ってそう」な男に買われ、飼われ始める、みたいな。

そこに仙術やら、伝承の生き物やらが登場して、「なんちゃって中華」な世界で悪鬼退治が繰り広げられて〜…なあたりから、ワクワク感が止まらなくなりました。
なんだコレなんだコレ、と。
余裕綽々で読んでいたのに~(笑)。

攻めの力があるゆえの葛藤、受けの将来を考えての自制に悶えたり。
受けの健気な片想い(じゃないけど)にホロリとしたり。
会話部分は軽妙でクスッとしたり。
バトルシーンには、肩に力が入ってしまったり。

もうねー、良い意味で「ごった煮」なんですよ。
ちゃんとBLなのに、BL要素以外の内容も濃い!んです。
よくぞこの作品を1冊にキレイにまとめたな、と改めて先生の文章力、構成力に唸りました。

バトルのラストは、感動的でした。
そう来たか、と。
泣きました。
ご都合主義的展開ですが、私は好きです。

胃が疲れているときに

とてもあっさりと読めるので、このタイトルです。
お話は王道。
スパダリイケメン(統貴)と、その彼の甥っ子(崚太郎)の面倒を見ながら一緒に暮らしていたら、お互い恋に落ちました、という王道ストーリーです。

悪い人が出てきません。
千遥の隣人=崚太郎の母、は浅慮な人ではありますが、根っからの悪人ではない。
主人公千遥に至っては、こういう子、ウチの子に欲しい!と思うほど出来た子なんですよ。
ご飯を作ることができるというだけでなく、「食」の大切さをわかっていて、実践できるんです。
そういうの、いいですよね。

二人が恋愛感情を持つ経緯も自然で、統貴の溺愛っぷりも絶倫っぷりも(笑)きたざわ先生らしく、とても満足。
あっさりテイストなので、読み終わりも良い意味でさっぱり感を堪能できた作品でした。

ただ、途中、5歳の子をしばらく預かるって、そんなに安請け合いしていいのかな、とか。
子どもの面倒を見るって、楽しかったねだけで終わらないよね、とか。
引っ掛かりを感じてしまいました。
BLなので、そのあたりは「ふんわり設定」だとわかっていながらも、どうしても…。

この溺愛は「おかわり」できます。

初っ端から別作品の話で恐縮なのですが、私、くもは先生の『ナンバーコール……』が大好きなんです。
定期的に読み返しています。
で、こちらの作品。
その大好きな既読作でハードル上げちゃったかな、と思いましたが、それは杞憂でした。
面白かったし、楽しかったー。

『ナンバーコール……』は、攻めの愛が金額というわかりやすい数字でしたが、こちらの作品の攻めの愛も物量という、まぁわかりやすく目で測れるもの。
なんとも不器用で、切ない愛でした。

自国では軟禁状態で孤独だったエウドキアは、人狼の王ザハール・カガンに見初められ、文化や因習の異なる草原の国へと嫁ぎます。
初夜に乱暴を受けてしまい、夫への信用は一気にガタ落ち。
ソッポ向く妻にせっせと見当違いの謝罪を重ねる王が、いじらしいんです。

あまりのいじらしさに、エウドキアに対しては、そんなに依怙地にならなくても〜とは思いますが、世間知らずの無垢な子だから、そりゃあショックだったでしょう。
このエウドキアが、自分の運命にしなやかに対応できる、とてもステキなキャラでした。

最初はひ弱な女性っぽい(苦手な)キャラかと思っていました。
ところが、新しい土地での出会いや文化を柔軟に受け入れる強さが、彼にはありました。
不条理に立ち向かう強さも。
こんなに魅力的なら王だって、溺愛しちゃうよね、と。

その王の溺愛ですが…………いい(うっとり)。
すっごく…いい、です。
もうね、一貫してるんです。
最初からずーっと愛を伝えてくれています。
「愛しい」
「美しい」
「幸せにする」と。
気持ちいいぐらいブレない溺愛っぷりを、ホント読んでほしい。

この二人の微笑ましいイチャイチャなら、胸やけせずに、もっとずっと読めそうな気がします。
あーこの作品も定期的に読み返すことになりそう。幸せ。