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表題作罪人は蜜に濡れて

武内将勝
「武内組」組長 腹違いの弟が事故死する
天城耀
警視 武内・弟の事故に対して責任を感じる

あらすじ

警視庁キャリアで白皙の美貌の天城耀は、武内組組長・将勝に拉致監禁される。
事件の捜査中事故死した少年が武内の腹違いの弟だったのだ。
憎しみの炎を燃やす武内を前に、責任を痛感する天城は身体を差し出す事での贖罪を葛藤の未受け入れた。
繰り返される陵辱に天城は艶声を零し始める。
その麗姿に囚われた武内は、償いではなく、心から求めて欲しいと望む自分に絶望する。
敵同士の二人は情が生まれることを恐れたのだ。
天城もまた情を振り払う為、武内を逆上させるが…。

作品情報

作品名
罪人は蜜に濡れて
著者
橘かおる 
イラスト
しおべり由生 
媒体
小説
出版社
ワンツーマガジン社
レーベル
アルルノベルス
発売日
ISBN
9784862960153
4

(7)

(3)

萌々

(2)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
27
評価数
7
平均
4 / 5
神率
42.9%

レビュー投稿数1

“凌辱”や“贖罪”とはいえ雰囲気はそれほど重くありませんでした

武内将勝(「武内組」組長 腹違いの弟が事故死し天城に怒りをぶつける)×天城耀(警視 武内・弟の事故に対して責任を感じている)

ある事件の捜査中、事件現場からバイクで逃げ出す少年の追跡を命じた天城ですが、パトカーに追われ逃げることに必死だった少年は、信号無視をして飛び出しトラックにはねられ死亡してしまいます。追跡の命令をしたことに責任を感じている天城でしたが、帰宅途中で強引に拉致され「武内組」組長・武内の元に連れ出されます。実は死亡した少年は武内の腹違いの弟で、怒りの収まらない武内は天城を凌辱し、天城は贖罪の想いでそれを受け入れます。

あらすじだけを読むと“凌辱”“贖罪”とかなり重い雰囲気の話を想像されるかもしれませんが、意外にも重い・痛いレベルは高くなくむしろ読みやすかったです。義弟が事故死した原因を作った男に対する怒りから、最初はプロの男2人に凌辱させその様子を撮影し警察に送ってやるというプランを立てていた武内ですが、天城の魅力に抗えず(撮影は中止して)結局は自分自身が凌辱してしまうという最初の時点でもう結果が見えているというか…。

その後も一応凌辱⇔贖罪という名目での行為が続きますが、天城の体調や仕事の都合を気にする武内の様子だったり、ちょっと無神経で天然!?(よく言えば柔軟)な天城のキャラだったりのせいで、それなりの行為はありつつも深刻な雰囲気は続かず、むしろ不器用な二人の様子にニヤニヤとしてしまう位でした。

ラストでヤクザの組長と警視の恋愛の行方はどうなるの!?と思っていたところ、天城がやってくれました!!まったく最後の最後でこんなぶっ飛んだ口説き文句ってあり!?という位、ある意味男前なセリフで武内に迫る天城がとても良かったです(笑)。ちょっと変わっている(天然)なぁと思ってはいましたが、最初の頃とだいぶキャラ変わっているだろう!!と思わず突っ込みたくなりつつ、まぁそんな事はどうでもいいかと思ってしまう位のハッピーエンドでした。(私はただただ楽しかったので納得の結末でしたが、最初の関係から何でここまでの甘々になっちゃうの!?と疑問に感じる方もいるかもしれませんね)

3

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