特典付
兄弟をテーマにした短編集の続き。登場人物紹介のページがあり、全員1巻に出てきた皆さんばかりで、どうやら1巻の続きが読めるらしいと期待。連作短編集だったのか。
CASE 6:CASE1の続き。兄と別れた健人が勤める整体院でバイトを始めた晴臣。思いあまってとうとう告白し付き合うことになるというお話。厄介だー、これは厄介すぎる。健人はまだ晴臣の兄のことを少し引きずっているので、これからどうなっていくのか心配。二人ともいい子でかわいくて好き。
CASE 7:CASE2の続きでCASE2の後からCASE3までの間のお話。兄に振られた弟の次の恋は同級生でした。ということは、CASE3で陸が兄と再会したときにはもう違う人を好きになっていた、ということか。
CASE 8:CASE5の続き。寮生活の兄と友達、なんと付き合うことに。
CASE 9:CASE4の続き。恋多き兄弟の騒々しい恋バナ。1巻でもそうでしたがこの便利屋兄弟の話は本の中の清涼剤というか幕間みたいな役割があるような気がします。
CASE 10:CASE6の続き。晴臣の兄・正臣視点のお話。正臣の小学生時代に当時の担任教師にキスされたエピソードが強烈過ぎました。そして晴臣と健人がつきあっていることを何故か正臣が知っていた(なぜだ)。正臣はくず男だと思っていたけれど、今回は教師としての一線を守ったのでほっとしました。で、CASE4・9の便利屋さんが久世家の御近所だと知りました。
エピローグ:これまでの4CPのその後をクロスオーバー風に描いたエピローグ。これにて大団円。みんな幸せになってください。便利屋さんの兄だけシングルですね。私の推しは晴臣×健人なのでCASE10以降も仲良くやっていることがわかってとても嬉しいです。(2巻の表紙もこの二人。可愛い)
すっっごいよかったです。きっと何回も読みます!
三組の兄弟とそれにまつわる人たちのストーリー展開。オムニバス大好きなのです!
下巻で上巻の回収がまるっとあるので上下巻で是非に。
上巻は兄弟が表紙、下巻は恋人同士が表紙、素敵です。
試し読みで苦しいお話かと思ってふんわり避けていましたが、大好物ものでした。もっと早く読めばよかった‥。
どの兄弟も義兄弟ではなくガチ兄弟、三組三様の兄弟たち。
安心してください(心配してたの私だけ?)
みんなそれぞれの幸せなカタチになっていきます。
正臣兄さんは拗らせてるけれども、奥さんと子供を大事にしていくだろうという未来が見えました。
読了後多幸感でいっぱい。まさにBloom=花咲く兄弟たちに笑顔ほころびます。
登場人物たちがクロスオーバーするシーンも映画を観てるようでとても雰囲気があります。
どのお話も萌えるのですが
雄一&佑也兄弟!
「好みが同じで男を取り合う」ということは⋯。
佑也くんタチだったので「え!?お兄ちゃんとネコをとりあってたの?」(゚∀゚)ってなりました。
クズ男はネコ..?
イヤイヤ..まあ..そこは臨機応変に。ニマァ…
この兄弟が一番微笑ましかったなあ。カイ君好き。
映画のエンドロールみたいな続編希望します♡
◆case6
1巻ですぐ終わってしまったカプでしたが、続きがとても気になっていたので読めて嬉しかったです。兄を最低だと評している晴臣も、その正臣に捨てられた健人も、正臣を口汚く罵るようなことはしないんですよね。2人とも正臣のことを心から好きだった期間があって、なんだか憎みきれないところのある存在なんでしょうね。その時その時に自分に正直に生きている人間って、ずるいなと思っても嫌いになれないことありますよね。ただ、そうして2人が正臣のことを頭の隅に置きながらも、今までとは違う新鮮な恋愛を楽しんでいる、そういう光景が微笑ましく、ずっと続いて欲しいなと思いました。
◆case7, 8
1巻で兄に失恋した陸はどうなっちゃうんだろうと思っていましたが、また好きな人ができて良かったです。好きになったらなるべく早く告白せずにはいられないという人、創作でも現実でも少ないので、彼自身や告白された本田を羨ましいとも思ったり。玉砕覚悟の告白でしたが、本田は畑野と同じく普通に向き合ってくれましたね。現実世界でも、こうして異性からの告白と変わらない温度で向き合う人が増えていくといいな。初々しくちょっとぎこちない陸と本田、徐々に恋人らしくなっていっても、これまで通り友達みたいでも応援したくなります。兄カップルの方も、畑野の可愛さがどんどん見えてきて萌えました。
◆case9
1巻では他の短編ほどハマらなかった兄弟でしたが、2巻では萌えセンサーにしっかり引っかかってくれました。佑也の短髪姿が良かったのもあるかな。美容師でチャラそうな見た目のカイくんがとっても素直で、佑也に可愛がられているのに萌えました。お兄ちゃんの方はダメ男とヨリを戻してしまいますが、本人が幸せなら周りがとやかく言うことでもないのかもしれませんね。
1巻を読んでから時間が経っていたのですが一通り覚えていたので2巻を読みました。
そのあとまた少し時間を置いて1巻、2巻と続けて一気に読んだら更に良さに気付けました。
ほんとにどこかにいそうな兄弟たちのお話し。
不自然なところが無くスっと入り込めます。
少しクロスオーバーしている世界観も良い。
健人くんが好きなので久世兄くそお…弟くんに幸せにしてもらいな~と思っていたのに兄の過去を知ると憎めなくなりました。
すべてが綺麗にはいかない、人間味あふれるお話しで志村先生にしか描けない。
その世界を覗くことができて嬉しかったです。
そして陸くんの新しい恋!全力で応援し隊!!
好きな人に隠さず気持ちを伝えることが出来るのって素敵。
2020年6月に刊行された『ブルーム・ブラザーズ』の2巻目にして完結編。
続きものなので前作未読の方はそちらから読まれることをお勧めします。
志村作品はなんて言うんですかね。
キラキラな恋のお話ではなくって、ほっこりだけするお話でもなくって。
読み手によっては時々しんどくなる。それは人の上っ面だけを描いていないからかな。ドロドロで、汚い部分も奥底に秘めた欲望も、きちんと描いているから。すごく可愛らしい絵柄で、なのにさらりとこのドロドロを描けるその手腕に脱帽。2巻目ということで前作に登場していた兄弟たちのその後を描いたストーリーです。
「case.6 case.1のその後」
1巻のcase.1に登場していた晴臣×健人のお話。
健人の元カレ・正臣は晴臣の兄。しかも女性と結婚し健人を捨てたという過去がある。
一方の晴臣はずっと健人のことが好きで―。
という二人。
晴臣の兄ちゃんがクソでしてね。まあ、とんでもないクソでしてね。
晴臣と付き合うことで健人の傷が少しでも癒されればいいなあと思うわけですが、晴臣からしたらやっぱり複雑な胸中ですよね。
そして、この二人のお話の味わい深いところは、「正臣」という人物の存在がなかったことにはされていないところ。健人と晴臣を深く傷つけた外道な人物なわけですが、でも、正臣がいなければ二人が恋人になることもなかったわけで。彼らにとっては一度は深く愛した恋人であり、大切な兄なわけで。こういうストーリー展開が秀逸だなあとしみじみ思ったりしました。
「case.7 家では兄である友人」
1巻のcase.2に登場した陸のお話。
同級生の本田くんを意識するようになって―。
1巻ではちょっと不憫だった陸が幸せになってよかった。本田くんは陸の同級生なわけですが、このストーリーでもきちんと「兄弟」という設定が生きているところが素晴らしかった。
「case.8 兄の恋」
こちらは陸のお兄ちゃんの廉のお話。
畑野くんと無事おつきあいを始めることになったけれど、男同士のセックスはなかなか難しくって…。
えー。
非常に可愛いです。暴発してしまう廉が、声が出ちゃう畑野くんが、可愛いのなんのって。今作品はエロ度はあまり高くないですが、この二人のお話はエロ可愛いお話で萌えしかない。
「case.9 仲良しな兄弟(その後)」
1巻の「case.4 仲良しな兄弟」のその後のお話。
兄ちゃんの元カレがクズで。でも、そのクズを介しても兄弟は仲が良い。兄ちゃんが良い男なのに男を見る目が無いのが可愛いなあ…。
兄ちゃんにも、弟くんにも春がやってきてよかった!
「case.10 同じ人を好きだった兄弟」
case.6の晴臣の兄ちゃん・正臣のお話。
んー。
正臣はね、めっちゃクズなんですけれども。
昔っから、そして今も変わらずクズ、という。でも彼は人をひきつけてやまない何かを持ってるんだろうな。
弟と元カレの2人を見て、何かを感じた、のだったら嬉しいな。
終盤に12Pの描き下ろしがありますが、こちらは非常にコミカル。ほのぼので優しいお話でした。
兄弟って不思議な絆だよね。
自分の意志で繋いだ絆ではないし、切ろうと思っても切ることはできない存在。
色々なカタチの兄弟がいるのだろうけれど、いろいろな角度から、様々なタイプの兄弟たちを描いた今作品。甘いだけでも切ないだけでもないストーリー展開が秀逸でした。
あとがきで志村先生が「彼らのその後を描くかも」と書いてくださっていて嬉しかった。正座して、お待ちしております。
