兄弟なんかじゃなければよかった――。

ブルーム・ブラザーズ 1

bloom brothers

ブルーム・ブラザーズ 1
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神8
  • 萌×211
  • 萌5
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
9
得点
100
評価数
25
平均
4 / 5
神率
32%
著者
志村貴子 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE comics
発売日
価格
¥680(税抜)  
ISBN
9784396785079

あらすじ

12年振りに同居することになった廉と陸の兄弟。
高3の廉が大学に入るまでの期間限定"家族ごっこ"が始まると、
中学生の弟・陸が言った。
「兄ちゃんと一緒に寝てみたい」。
父を知らない弟が、父性を求めている…?
そう解釈して陸を受け入れた廉だが、
弟の熱視線に気付かないわけはなく――…。

実る恋も、報われぬ恋も、甘く胸を焦がして消えない。
様々な兄と弟の狭間で恋が燃える最上質BLオムニバス、第1巻!

表題作ブルーム・ブラザーズ 1

久世正臣,教師
奥貫健人,整体院勤務

同時収録作品case.1 同じ人を好きな兄弟

(仮)奥貫健人,整体院勤務
(仮)久世晴臣,大学生

同時収録作品case.2,3 弟が兄を好きな兄弟

(仮)橋本廉,高校生→大学生
(仮)岡部陸,中学生→高校生

同時収録作品case.4 仲良しな兄弟

同時収録作品case.5 弟に背中を押された兄と友人

(仮)橋本廉,大学生・同じ寮に住む友人
(仮)畑野,大学生・同じ寮に住む友人

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数9

さまざまな兄弟のカタチ

志村先生の兄弟BLといえば「起きて最初にすることは」だと思うのですが、こちらは義兄弟の気持ちの揺れ動きを見事に描いたダメ恋ストーリー。
本作は片想いはあれど兄弟で恋愛をする話ではなく、兄弟やその周囲の人々を描いた連作短編集です。

日常の中にある非日常を描かせたら、志村先生の右に出る者はいないと思います。
可愛い絵柄からは想像出来ないほど赤裸々に綴られる物語は、憤りさえ感じさせるものもあります。
特に第一話のインパクトが凄かった!

【CASE1.】
婚約者を連れて実家を訪れた兄。
〝兄ちゃん、昔男とつきあってなかった?〟
趣旨替えしたのか?と疑問に思う、弟目線のお話です。
兄の身勝手さ、ショタを感じさせる性癖が気持ち悪い!

男の恋人がいても兄と結婚したいと泣く婚約者の思いを受けて、兄の元恋人に会いに行く弟・晴臣。
兄に捨てられた元恋人・健人の悔しさと兄のクズさを、短いページの中で痛いほど伝えてきて苦しくなります。
晴臣が一途で優しい子だったのが唯一の救いでした。

しれっと結婚した兄に一矢報いる晴臣。
ホント、元彼と弟が未だに繋がってるなんて、兄にとってはザマァだわ!
ラストまで読むとタイトルが出てきて、同じ人を好きな兄弟の話だったのだと分かる。
こういう演出が本当に上手いよ!!

【CASE2.長い間会っていなかった兄弟】
母、兄、弟の一人語り形式で心情が語られるのが新しく、舞台やドラマを見ているような気持ちになります。
あらすじに書いてあるのは、この兄弟のことです。

離婚した父母それぞれに育てられた兄弟。
父が亡くなり、一年限定の「家族ごっこ」をする事になるのですが、一緒に寝たがる弟・陸に対し父性を求めてると納得する兄。

二人の思いが初めから噛み合わなくて、兄弟でも突然一緒に暮らすとなると他人みたいな感覚なんだなと思いました。
だからこそ恋心や憧れを抱くのかなー
もはや、兄弟の感覚ではないのだろうと。
始まる前に終わっていた陸の恋ですが、見た目が幼すぎて小学生にしか見えませんでした……そこが残念。

【CASE3.弟が兄のことを好きな兄弟】
CASE2.の兄弟の3年後です。
大学進学を機に家を出た兄が、親友の畑野と共に陸の誕生日会にやってくる話。 
タイトルから、まだ陸が兄を好きだということが伝わります。

畑野に恋している兄と、まだ兄を思っている陸。
切なくて悲しいけど、陸のなんだか悔しい気持ち分かるの。
好きな人(兄)は振り向いてくれないのに、兄に想われてる畑野は兄の気持ちも知らず無防備過ぎるほど無防備で……だから安寧を壊したくなったのかな。
勝手に兄の気持ちを畑野に伝えるのは良くないけど、その気持ちもなんか理解できちゃって苦しいよ……

【CASE4.仲良しな兄弟】
小さいけど心が男前な兄と、男前なのにオネエな弟。
二人はゲイでイケメン好きな凸凹兄弟です。

これは同じ男を好きになった兄弟の恋の話であり、兄を思いやる弟の話でもあります。
もしかして、弟は仕事だけでなくて恋も兄を追いかけているのかも……
でも、恋の矢印が兄に向かうことはないんだろうな。
きっと、弟はずっと兄の親衛隊なんだと思わせる、胸が温かくなる仲良し兄弟のお話でした。

【CASE5.弟に背中を押された兄と友人】
4の続きです。
陸に背中を押されて、兄・廉と畑野の恋が動き出します。
恋に落ちる瞬間を見事に切り取っていて、廉の優しくて健気な性格が浮き彫りになるところが良い。
畑野、無自覚に煽るね(笑)


描き下ろしは、恋のキューピットになっちゃった陸に新しい恋の予感が……!?
志村先生もインタビューで陸のその後も描きたいと仰っていたので、後日譚的なものがあると期待したいです。


兄弟って大抵何でも一緒に出来るけど、恋愛だけはできないんだよね(普通は)
だから兄弟で恋愛する話がないのかなと思いました。
そこが志村流のリアルなのかも。
さて、2巻ではどんな兄弟のお話が読めるのか、今から楽しみです!

3

濡れ場なし、でありながら、恋愛要素はガッツリ

作家買い。
志村さん初となるon BLUE作品。on BLUEは個人的にハズレがないレーベルで、かつ志村さん作品ということで発売を心待ちにしていました。

志村さんの新刊のテーマはタイトルからもわかるようにズバリ「兄弟」。
うんうん、志村さんと言えば兄弟もの、っていうイメージは強いよね、と思いつつ手に取りました。

ということでレビューを。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。





case1~5までの5話ありますが、CPとしては3つ。

case.1は結婚する兄の元カレに会いに行く弟のお話。
case.2と3はお兄ちゃんに恋した弟くんのお話。
case.4は男の好みが似ている兄弟のお話(この二人の間での恋愛要素はないのでCPとしてはカウントしていません)。
case.5はcase.2と3に登場したお兄ちゃんの恋のお話。

血の繋がりのあるガチ兄弟、を軸に、彼らが紡ぐ恋のお話が描かれています。ガチ兄弟ではありますが兄弟間の恋のお話、というよりは、兄弟を軸に進む恋のお話、といった方が正解かもです。

さらに全部のお話において共通しているのは、

濡れ場なし。

という点。
ということで、

BLには濡れ場は必須でしょ!という腐姐さまにはお勧めしづらい1冊です。
けれど、「ガチ兄弟は地雷」という腐姐さまには手に取りやすい作品。
反対に言うと、「兄弟もの」っていう割には兄弟の絡みはないんかーい!という方には肩透かしをくう作品。

かと思われます。

なのですが。

まー、めっちゃ萌えた…。

「恋をする」という想いの、純愛さも、腹黒さも、狡さも、ギュギュ―っとこの1冊に詰まってます。

ざっくりと内容を書きますと。

case.1
主人公は大学生の晴臣。
晴臣の兄・正臣の結婚が決まり、婚約者が家に訪れる。が、晴臣はかつての正臣の恋人が男だったことを知っている。

趣旨替えしたのか?と疑問に思う晴臣だが、正臣の婚約者は、正臣に男の恋人がいることを知っていた。正臣と別れたくないその婚約者に頼まれ、晴臣は正臣の恋人の健人に会いに行くが…。

男の恋人がいながら、その恋人をあっさり捨てた兄、を介し始まる健人と晴臣の恋。

に見えるのです。
実際、正臣の外道っぷりは健人を通して見えてくる。

でも。
正臣も、健人を愛していたのだと、最後に描かれているcase.1のタイトルから読み取れる。

切ない…。

ゲイであることの葛藤。
世間体。
それを捨てることのできなかった正臣の苦しみが、めっちゃ切なかった。

健人は晴臣に幸せにしてもらえよ!

case.2~3
親の離婚で離れ離れになった兄弟のお話。
弟・陸が、兄の廉に恋をしているお話で、今作品のあらすじに書かれているのはこの2人のお話です。

父に引き取られた兄。
母に引き取られた弟。
両親の離婚により離れ離れに暮らしていた兄弟が、父の死により再び一緒に暮らすことになった。

弟の熱い視線を日々感じる廉だが、廉には好きな人がいて…。

case.5は、この廉と、廉の片想いの相手である友人の畑野のお話。

ということで、今作品のメインになるのはこの3人のお話なのかな。
個人的には陸がドツボにハマるキャラだったので廉と幸せになってほしかったのですが、このグルグル感っていうのかなあ…。一筋縄ではいかない志村さんらしいストーリー展開に激しく萌えました。

case.4は、兄弟そろってゲイ。仲良く便利屋を営む兄弟のお話。
で、男の好みも一緒ときた。
が、非常にコミカルなお話でした。ほのぼの、という形容詞がぴったり。

「兄弟」という枠がある中で、ここまでバラエティー豊かに様々なお話が描けるってすごいなあ、としみじみ。さらに言うと短編でもあるので割と短いお話ではあるのですが、その短さを感じさせない内容の濃さも素晴らしい。

タイトルに「1」とついているので、続編もあるってことですよね。

続きが今から楽しみです。

2

兄と弟と、その周辺

独特のテンポと間の演出にセンスが光る作品集。
志村先生は魔法使いなのかな。漫画が上手すぎる。
どれも心惹かれる素敵な作品でした。
ごくありふれた平凡な日常の中に、綺麗なものも、汚いものも、切なさやときめき溢れるものまで、非常に巧みに描かれています。
瞳で語るというか、登場人物達の感情の揺らぎがちょっとした表情や間で表現出来ているのが凄いです。

今作は「血の繋がりのある兄弟同士」の恋愛物話ではなく、兄弟とその周辺の人物を絡めたお話となっています。
「兄弟」をテーマに、ここまで異なる内容かつ魅力あふれる作品が描けるなんて。
ベッドシーンはほぼありません。
しかしながら、今作はそこが良いのです。
短編という形なのも読後の余韻が楽しめて良いなと思いました。
それぞれの内容については他レビュアー様が詳しく書かれているので、中でも好きだったお話を。

・CASE 1「同じ人を 好きな兄弟」
読後の余韻に浸れるお話No.1。
兄の秘密を知る弟と、兄の秘密を知ってしまった兄の婚約者の女性と、兄が婚約している事を知らなかった兄の元恋人の男性と、全員に嘘をついている兄。
これはね、うっかり騙されてしまいます。
志村先生マジックが凄かった。
弟の晴臣と婚約者の会話、そして元恋人の建人と晴臣の会話の途中までを読むと、兄の正臣があまりにも…な人物に見えるのですよね。
ですが、この後の張られていた伏線を見事に、不自然さもなく自然と回収する展開に驚き。
このお話が32Pしかないって本当ですか?
ラストにタイトルを持って来るセンスが素晴らしい。
世間体に抗えなかった兄が葛藤の末に出した結論、弟の「うそだ 見間違いだ」がどちらに対してのものだったのか、健気なようで業の深い兄嫁。
じわじわ来る、なんとも言い難い後味のある作品でした。
1番綺麗なのは健人なのかも。

・CASE 2「長い間会っていなかった兄弟」
・CASE 3「弟が兄のことを好きな兄弟」
・CASE 5「弟に背中を押された兄と友人」
こちらは視点違いの連作。
この作品にも女性の欲が見え隠れする。
母親の無意識の「良かれと思って」が怖い。
両親の離婚によって幼い頃から別居状態だった兄弟が、父親の死をきっかけに12年振りに同居する事になったお話。
弟の陸とは血の繋がりはあっても、長年一緒には暮らしていなかったからか、どこか「親戚の家の子」くらいの距離感な気さえしている兄の廉。
ただでさえ母と弟の存在に慣れずにいるというのに、知らぬ間に陸から寄せられていた「兄弟以上」の好意に戸惑う。
CASE2の最後の2コマが憎い演出。

続くCASE3はそれから3年後。
これまた母親がぐっさりと無意識に刺して来る。
きっと側から見れば楽しい誕生会なんですよね。
視点を変えるだけでこんなにも違って見えるのかと。
まだ淡い想いを抱いている兄と、兄の友人かつ兄が片思いをしている畑野が祝いに来るという、喜んでいいのやら地獄のような…なんて複雑な誕生日…
酔って眠りながら兄の目の前で無防備な姿を晒す畑野を見て、世話を焼く兄の姿に切なくなる陸。
兄は彼を見て自慰をするのだろうか?と想像し、その兄の姿を想像しながら自慰をして泣いてしまう。
吐き出したものと一緒に想いも断ち切ったのかな。
頑張れ兄ちゃんと、やや乱暴なようで優しく送り出す陸がなんとも切ない…
報われない恋を知っている者だからこその行動だったのだと思うのです。
ペーパーにその後の陸について描かれているので、気になった方はそちらもぜひ。

CASE5は、親友の弟の口から親友が自身に寄せる思いもよらぬ好意を知らされた畑野視点。
この、恋愛感情を向けられた時のぐるぐる感が凄く甘酸っぱい。
親友だと思っていた相手がずっと自分の事が好きだったと知って、どうしようもなく落ち着かないし、相手をついつい目で追ってしまうし、今まで見えていたことが全く違うものに見えて来る。
恋するときめきにあふれたこのお話が1番好きでした。
廉目線で見た畑野くんの表情のひとつひとつに物凄い色気を感じてしまう。
決して想いを押し付けようとはしない健気な廉の姿に、思わずきゅんと恋に落ちていく。
うーん、畑野くんも廉も好きだなあ。
顔を真っ赤にしながら照れる2人の続きがもっと読みたいですし、背中を押した陸が報われるような恋を育んで欲しい気持ちでいっぱい。

タイトルに「1」が付いている事がとても嬉しい作品集でした。
次はどんな兄弟が登場するのか?
今回登場した兄弟達のその後は?
2作目を楽しみにしたいと思います。

0

兄弟の数だけ愛情の形


兄弟間というだけでなく、兄弟のまわりをとり巻く愛情。
申し訳ないけど、帯の煽り文句は私の読後とはズレます。
「 再上質BL」には賛成だけど「恋が燃える」…燃えてるか?という感じ。

ハッピーエンドに向かう話はあれど、明確なカップル誕生~的なハッピーエンドはありません。
背徳感や波乱の展開なんかなくて、淡々と日常と片想いがじんわりにじむような線で重ねられます。
それが現実味を帯びていて悲しいわけじゃないけど、なんかさみしくて、あったかくて胸にクる。
5編のオムニバス。

**********

■CASE1
兄の婚約者から兄の恋人(男)の話を打ち明けられ会いに行く弟。
サブタイトル最後のページにポン、とクレジットされていて、ぐぁぁぁ!好きィィィィィ!!ってなる。

発端のクズ兄が出番少ないのに目立つのも見事な演出…。
兄目線サイドも読んでみたいなぁ…。
せつなくもぶっきらぼうに感情を爆発させた兄の元恋人も、弟も幸せになってほしい。

■CASE2
12年振りに一緒に暮らすことになった兄弟。
近い位置にいるのに遠い存在。
これまで知ることがなかった弟の気持ちに触れることで複雑な心境にいたるものの、手を差し伸べることはない兄。
そらそうだ。(弟もそう言っている)

この話も最後のページのモノローグが効いています。志村貴子さん神…

■CASE3
CASE2から3年後。
陸の誕生日に大学の寮から帰ってきた兄:廉は同級生の畑野を連れてきて…。
失恋といっても恋心を失ったわけではないから、陸が切なさから解放された感は一切、ない(泣)
むしろ2回目の失恋を噛みしめることになります。

久々に会えて嬉しいのに、自分の好きな兄が恋をしている相手と笑う姿を間近で見るなんてなんて悲惨な誕生日なんだろう。
お母さんの無自覚な描写がさらにその苦しさを助長します。
普通のお母さんなんですけどね(笑)

陸はとりつくろって笑うでもなく、その表情のなさが切ない。
1度だけ涙を拭う場面が音もなく静かで、これがキュンとくる。

酔っ払って無防備な畑野の世話をやく廉を見て、兄を想って、そして兄の恋心を思いやって泣く弟。
報われてほしい、その反面、自分を好きになってほしいという気持ちがほろ苦い…。

その複雑な気持ちをこらえて抑えた翌朝、陸は兄の背中を押します。
愛し方はひとつではない!と男気に涙。

■CASE4
仲の良いゲイ兄弟がクライアントの痴話喧嘩に巻き込まれる話。
恋はあくまで種で、兄弟間の愛情がメイン。
かたや小ぶりで静な兄、かたやノッポでおネエ言葉の動な弟がイケメンクライアントによって振り回される数日をコミカルで明るいテンポよく描かれたお話。

仲がよいけど、お互いに依存してるわけでなく、助け合って仕事して気を使えるイイ感じの兄弟。
弟▶「お兄ちゃんっ」な思いが心に沁みます。

■CASE5
CASE3で弟:陸によって暴露された兄:廉→畑野の恋のそれから。

畑野目線で流されからの~始まりな予感。
お互い意識しまくりで友だちの垣根が薄れているふたり。
言葉で暗示がかかるように始まる恋もある。

「好き」という言葉に感化されたような畑野に対して、「友だちのままでいい」と、押さない廉の不器用な誠実さもまた、リアルです。
廉!!陸のくれたチャンスをモノにしろよ!!と思ったり、陸にワンチャン!とも思ったり…複雑な気持ちになりました(笑)
陸可愛いんだもの…。

1

兄弟とボーイズラブ

電子書籍先行配信で買いました。

兄弟BLではなく、兄弟とボーイズラブの短編集でした。
全3組の兄弟はそれぞれ関係性が異なりますが、全員同性が恋愛対象で、その相手が兄弟だったり、別の人だったりします。
濃淡はともかく兄弟BLを期待して読むと「どうして~~~」という気持ちになってしまうので(単にわたしがそうなったというだけの話ですが)、ボーイズラブの中にいる様々な兄弟の話くらいに思って読んだ方が楽しめると思います。
登場するカップリングはどれも可愛いです。
好きになって、好きになられて、告白したり、失恋したり。
特にcase1の二人がめちゃくちゃ可愛かったので、その後の話が読みたいです。

志村貴子先生の書く片想いは、物分かりがよくて、過度にドラマチックな展開もなく、日常の中で静かに恋をして、恋をした以外は普通に時間が流れていくので、彼らのこの先も続いていくであろう日常をいくらでも見ていたくなります。
続刊も今から楽しみです。

0

NoTitle

表紙二人のガチBLを想像しない方がいいかもしれません、兄弟と友人にまつわる恋愛もしくはBLという感じです。右の子が左の兄に片想いしてるけど今の所プラトニックです。

最初の話の兄の屑っぷりが凄いのでこれ以降どうなるかと思ってたのですが、割と穏やかな話が続きます。デカいオネエと三白眼チビの兄弟の話は一般誌でやっても問題無いような健全な話で湿度高めのストーリーの中で清涼剤でした、次巻は多分表紙の話が多め。

0

これから?

兄弟特化エピソードです。

うむ。兄弟ってひとくくりには、なかなか出来ないですね…
兄弟の数だけ、そこにしかない関係が有るわけですし。
こちらも、そうです。

兄の元カレを好きになっていく弟。
これは、兄が振り回しているけど、結局のところは相手を大切に出来ない兄が不幸ですよね。人を大切出来なきゃ、自分を大切にしてもらえるわけがないと云うか…
兄嫁さん、将来はきっと兄を大切に出来なくなりそうな。

離ればなれで暮らしていた兄と再会して、好きになる弟。
これは、おにいちゃん、優しい。弟くんに幸は訪れる。うーたん抱き締めて寝る事やめませんエピソードが、ちょっと刺さった。
大切な事は、守ることも愛情かな。
兄が好きな親友との仲を取り持った形になりますが、ここはおにいちゃん次第ですね…

便利屋の兄弟の話は、単純に面白い…
愛情の有るライバル。不思議なもので2人とも幸せになったところは遠そうな。
2人で、生きていく感じしましたね!

まだまだ続く兄弟話。
どう展開していくのでしょうか。気になります。

0

いろんな兄弟

従来の兄弟BLとは一風変わった、兄弟のいろいろな関係性を描いたオムニバス形式の一冊。
1話目と4話目は独立したお話で、2、3、5話は繋がっています。

1話目、結婚が決まった兄の婚約者から、兄には男の恋人がいることを聞かされた弟は、その恋人に会いに行く。会話をするうちに、その男は実は…というちょっと驚きの展開。兄がひどいヤツみたいな扱いだけど、兄の心情は直接的には描かれておらず、読み手は想像するしかないので、なんとも言えない気持ちになる。

2~3話目、これが一番兄弟BLっぽい。親の離婚で別々に暮らしていた弟→兄のお話。この作家さんの絵って男女問わず、中学生くらいの子が一番可愛いと思ってるんだけど、弟くんが目がくりくりしていて、あどけなくてめっちゃカワイイ。
弟に対して男同士だから、兄弟だから、という理由ではなく「ずっと片想いしてるやつがいる」という理由で断る兄に好感。

4話目、がらりと変わって便利屋を営む兄弟のお話。ふたりともゲイで、仕事先で同じ相手を好きになっちゃう。痛さはなく、ほのぼのした雰囲気が漂う。

5話目、2、3話目の兄とその片想いの相手(高校からの友達)の関係が、弟のおかげで進展。BL的にはこの先が読みたいけど、そうなると兄弟ものというコンセプトから外れちゃう?
弟くんは切ないな…と思っていたら、巻末のおまけページで全然違う人に一目ボレ?していて、ズコーとなりました(笑)。

0

続きがもっと読みたくなる

切ないけれども悲壮感とかは全く無くて、話の進め方がとても上手いと思いました。

CASE・2、3、5が繋がっているので1番読み応えありました。弟が兄が親友をバラす経緯が良かったです。応援する事になりましたけど。

でも続きがもっと読みたいと思ったのはCASE・1でした。結婚したクズ兄貴の行く末と、捨てられた恋人と弟がどうなるのかを読みたかったです。

それとお気に入りはCASE・4の仲良しな兄弟でした。好きなタイプが同じとか地獄…弟の気持ちが痛いほど分かりました。

0

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