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数年ぶりに何回目かの読み直しです。
萌2にしてたなんて〜。神です!
密室で極限状態で七日間も囚われて。
すごかったですね。
密室での心理描写や2人の距離感の変化。
緻密な計算な密室。
毎回ハラハラドキドキで夢中になります。
どうなっちゃうの?大丈夫なの?そもそも亮二はなぜそこまで要のことを?と。
再読ですので、亮二はどんなつもりでこのとき?と逆に演技派だなあと引きます。
要の全てを暴いて捻じ曲げて。そこまでして要が欲しいの?
再会エッチが亮二の態度が変わってて言葉責めが、不安を煽りますよね。これからの関係性をどうするつもりなのか?
そして最後の部屋。これで要に恐怖をダメ押しして、これからずっと要をコントロールしていくつもりなのでしょうか?
とってもシリアスなお話でした。
萌えるよりはお話の完成度に神で!
また数年後に読み直すと思います。
しかし好きな人が裸で密室に二人きりだと、そんなに抱きたいものなのかな?
この作品個人的に評価もレビューも難しい…(°▽°)
タイトルのままのお話です。
男2人が七日間監禁されるお話。
真っ白い部屋、ドアはあっても出口は見当たらず、十分とは言えない食料。
受けである要目線でお話は進むのですが、個人的に、この要という男性を受け入れるのに時間がかかった…。
ヒステリックを起こすわ、八つ当たりをするわ、気弱で頼りないクセに融通のきかない頑固な一面もあるわ。
まぁ、気持ちは分からんでも無いと思う部分はもちろんあるのです。訳もわからず監禁された上に、嫌いな同僚である亮二と2人、手錠で繋がれているのですから。
それを考慮しても、どうも好きになれない…と、読むのが少し辛くなるほど。
でも、誰が、なぜ、この2人を監禁したかが気になる!!
その謎が解けるまでは…の一心でお話を読み続けました。
救いだったのは攻めの亮二が何かと謎はあるものの魅力的だった事。
中盤あたりから、頑なだった要もだいぶほぐれてきて読みやすく(受け入れやすく)なってきて、終盤では、なんだ、可愛い子じゃん♪と思えるほどに(=^▽^)
この先どうなるのか…とハラハラドキドキはあるものの、終盤にさしかかるまでは、特筆する萌えは感じず、萌えの評価かな。
しかーーし!!
ラスト10ページ弱。
鳥肌とまらず(;゚Д゚)!OMG!
いや、こりゃ凄い。
楽しい時間を過ごさせて頂きました。
神評価でも良いほどの面白い作品ではありましたが、萌えという基準では萌え2評価で♪
緊迫したエロティックサスペンス。
面白い!一気読みでした。
ミステリーやサスペンスものを探していてお勧めいただいた作品です。
元々好きなテーマ+BLなんて、本当に贅沢すぎて幸せ…!
目覚めたら全裸で見知らぬ部屋のベッドにいた要。
しかも嫌いな男と手錠で繋がれていて…。
監禁された密室での7日間を描いた本作。
誰が何故、2人を監禁したのか。
脱出への試み。ゲイを憎む要(受け)の持つトラウマ。要を抱こうとする亮二(攻め)との攻防。
近づいていく2人の距離…。
回想以外はほぼ2人きりの密室劇ですが、いろいろな要素が絡み合いながらスリリングに駆け抜けていくので、最後までハラハラドキドキでした。
元々登場人物が少ないため、考えられる結末や黒幕に関しては、選択肢が限られてくるのですが、うまくダークな部分に繋げられた結末だったと思います。
ただ、ラストは少々アッサリしていたかな…?
これは完全に好みの問題だと思うのですが、私はザックリとした真相だけでなく、黒幕から見た舞台の裏側、舞台の準備や進行、言動の真意など、ミステリーで言うならば「謎解き」に当たる部分を、もっともっと読みたかった。
「歪んだ愛と濃厚なエロ」
「要と亮二の関係性の変化」
主題はこちらだと思うので、謎はそのままに、不穏な空気だけ残すようなラストも面白いとは思うのですが…。
スリリングなよい密室劇だったので、監禁の方については整合のとれた結末も見たい!と欲張りたくなりました。
受けの要のことは最初あまり好きではなかったんです。
真面目だけどまったく遊びのない性格で、やたらとツンケンしてキーキー怒鳴るし、かなり神経質なタイプに感じたので。
なので、亮二は何故彼にそんなに執着するのだろう?と、疑問にも思いました。
でも徐々に変わりゆく関係の中で見えてきた素直になった要の姿は、とても可愛らしかった。
真面目で地味だけど美人な要は、棘さえ取れれば「凛とした清楚で美しく可愛らしい男(ひと)」なのでしょう。
要に対する「セックスの経験が少ない」という記述にはビックリしてしまった。
あ、経験あるんだ!と。
どんな風に女性を抱くのか想像もつかない。
彼は完全に「抱かれるほう」だよ。
この先、どんな風に亮二に絡めとられていくんだろう。
そんな想像もまた楽しい。
要(受)が主人公で、終盤までは要の視点のみで進んでいきます。
目を覚めると、勤め先のカフェのバイトである亮二と二人で白い部屋に閉じ込められている。
亮二は要に「男が好きだろ」と決めつけられ、誘われて跳ねのけたことがあります。
その亮二と真っ裸で閉じ込められたことに動揺しますが…という話です。
諸事情からゲイを嫌悪している要が、亮二に惹かれていく過程がお見事です。
そして抱かれてから徐々に感じていく違和感…その背筋がゾッとする雰囲気も素晴らしいです。
ラストの「ここは安全な場所だ」というのがなんとも言えません。うわぁ…。
他の方もレビューされていますが、全てが解決したわけではありません。
しかし、その謎は謎のままでという残り具合が、私にはちょうど良かったです。
首謀者の会話がなかったら、どこがどこまでどうだったのか?(完全ネタバレなしだと表現が難しい…)鈍い私にはちょっと分からなかった気がします。
監禁というスリリングな状態で恋に落ちていく模様がお好きな方にお勧めです。
ずっと読みたかった作品でした。
ある朝目が覚めたら、嫌いだと感じて避けていた男と二人で監禁されていた…!
なんの説明もなく、読者もこの恐怖感に取り込まれる。そして、たった二人の「サイコホラーサバイバル映画」のような七日間を共に過ごすことになります。
二人っきり、全裸で、片手を手錠で繋がれて。要(かなめ)はゲイを憎んで拒んでいたが、こんな状況の中でじわじわと崩れていく。絶対的アイデンティティだったはずのゲイ否定も、この極限状態で流され、突き崩され、塗り替えられて、亮二の優しいが執拗な行為に溺れる…
七日間が経って、二人はまた唐突に解放される。何事もなかったかのような日常、でもあの監禁によって何もかもが変わってしまったように感じる要。亮二とも恋人のように甘い空気…
この監禁劇は一体誰が仕組んだのか?表面的には読者の想像通り、とも言えます。ですが、結局「彼」は何者なのか。父親とは誰の父親なのか。天秤の秤とは。
何も分からず放り出されます。BLとしてはかなり異色かと感じますね。読み終わって「え。で結局何なの?」という疑問が晴れず、そんな消化不良感をどう取るかでこの一冊の評価も左右されそうです。
私は決して嫌いではありませんでした。また、「洗脳」をBLで描く、というアプローチは成功していると思いました。