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転生しても嫌われ王子だったので関係修復頑張ります。上

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表題作転生しても嫌われ王子だったので関係修復頑張ります。上

セオドア
黒騎士,半分だけ獣人の血をひく国の英雄
アシェル
第三王子で獣人嫌いの我儘王子

あらすじ

事故に巻き込まれ、冴えない会社員から異世界の美貌の王子・アシェルとして目覚めた主人公。予期せぬ転生を喜ぶが、以前のアシェルは獣人を虐げる残虐な王子で、兄弟王子からは嫌われ、国の英雄である黒騎士・セオドアからは憎しみの眼差しを向けられていた。それでも周囲との関係修復に取り組み、好転したかに見えたが――。一方、別人へと変貌したアシェルに、セオドアはどうしようもない愛しさを感じていた。半分だけ血を引いた獣人の本能が、アシェルを唯一無二の番だと訴え…?

作品情報

作品名
転生しても嫌われ王子だったので関係修復頑張ります。上
著者
宇栄原紅音 
イラスト
御子柴リョウ 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
レーベル
Ruby collection
発売日
電子発売日
ISBN
9784041124932
4.2

(53)

(29)

萌々

(14)

(5)

中立

(4)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
7
得点
220
評価数
53
平均
4.2 / 5
神率
54.7%

レビュー投稿数7

No Title

Very good

0

アシュルに襲い掛かる苦難が想像以上

小説では特に不憫受けが好きで、タイトルからそれを感じ取ったので購入してみました。

一応異世界転生もので前世でもなぜかいじめられっこ、嫌われ者としての扱いばかり受けていた主人公、交通事故に遭い目が覚めたら、天使のようなビジュアルの王子に転生していて人生勝ち組かと思いきや、どうやらこの王子も嫌われ者で、、、というストーリーです。

不憫受けというと基本的に本当はいい人なのになぜか嫌われるしさげすまれるしいじめられるし、という設定が多いイメージなのですが、この作品はアシュルが嫌われても仕方がないような性格や仕打ちを周りにまき散らしていたので、可哀想という気持ちにもなりきれずどうにも救いがない、、と思って読みながら少ししんどくなりました。(最後には無事全面的な味方になれるのでご安心を!)

また転生してから彼に降りかかる主に身体的暴力が想像以上に激しくて、仮にも主人公をここまで遠慮なく痛めつけてしまうのか!と個人的には驚きました。
上巻でアシュルの人格成型の過去や敵がいなくなり、番とも比較的うまくいったようにみえるので下巻でどう展開していくのか楽しみです!

1

罪を背負って頑張る主人公!

主人公が辛くて苦しむの苦手なのに、こちらの作品は読めました!

すごかったですね。また転生ものかあ…と思ったら、転生したらみんなから憎まれてる絶世の美少年王子で。ゲームでもないから予備知識なし。でもアシェルの言動の記憶があり。

前世も辛くて転生しても辛くて。変わりたい何かしたいともがくところも良かった。ですが空回りしかけたり余計に悪い方に進んでしまったの?な絶望感もあり。

悪役王子に転生しただけでもハードモードなのに、何やら不穏な動きもあり…。なぜアシェルは暴君だったのか?獣人を嫌ってたのか?

セオドアの葛藤も良かったですね!
憎い愛しいと引き裂かれそうで。大嫌いなのに抗えない愛しさ、本能だから引きずられてはいけない!

どシリアスですね。とっても読み応えがありました。やっぱり主人公が絶世の美少年だと読むのも楽しいですね。

このまま君だけを連れ去りたい攻め、良いですね!!

ところで王と前王妃と現王妃って結局→はどういうことなのかな?

次巻はどうなるのか楽しみです。

1

ピュアなお姫様受け、かな?

金髪碧眼の天使みたいな外見の王子様になっちゃった。しかも王子様は性格に難ありで悪魔みたいな王子様でした。というスタートで。

オメガバを活かしていて、攻めのセオドアが「嫌いな王子が俺の番いだって!?認めん!」みたいになるんですね。そこが美味しいかなと。

受けの王子様はAmazonのレビューにもあったんですけど女の子だなーってなる子で。

はわわ系というか、うるうる系というか…「ごめん、なさい…っ」とか言って涙をたたえて俯いちゃう感じ。

性格がガラリと変わった健気で可愛い金髪碧眼の王子様、テンプレ(王道)ですね。
周りのキャラもみんなして「外見が天使のよう。内面も変わってマジ天使!可愛いなー王子様最高!」って矢印を向けてきます。自己投影してる読者さんはきっと気持ちよくなる、そんな描写がいっぱいです。

そんな中で攻めのセオドアが「嫌いな王子が俺の番いだって!?認めん!」とスパイスを効かせてくれたので、砂漠の中のオアシスみたいに美味しさを感じさせてくれた、と思うわけです。

2

変えられない過去を背負って

今回は半獣の黒騎士と転生した日本人のお話です。 

転生した受様が様々な人の思惑に踊らされながらも
現世での自分を変えていくまで。

受様は学生時代からいじめの標的で
コミュ障で積極性にかけるまま社会人となります。

今日も身に覚えのない不始末を押し付けられ
言い訳もできず退社するのですが
暴走車に轢かれてしまい・・・

目覚めると天蓋付きのベットで
金髪、青い瞳のキラキラな天使な容姿になっていて
呆然としてしまいます。

母の王妃や部下の開放を願う騎士が現れた事で
受様は自分が死んで王子に生まれ変わり
その王子が落馬して怪我をしたために
誰かが罰を受けている状況らしいと知ります。

受様は騎士の訴え通り彼の部下の開放を許しますが
その行動は従来の王子のモノではなく
王妃に訝しまれますが

受様は母に愛される愛らしい王子なら
皆に愛されて幸せだろうと喜ぶのですが
この転生は全く優しくなかったのです。

現王は愛した男を妃としますが、
彼は第一王子の産褥で死亡、
大国から正妃と嫁いだ受様の母が第三王子を
側妃の側妃は第二、第四王子を産みます。

そんな複雑な王家事情で
母に庇護されて育った受様は王族だからと
茶を零しただけの侍女に鞭打ったり

禁止されている獣人差別を公然と口にし
獣人を嫌悪する我儘で残忍な王子だったのです。

受様は過去の自分の言動を激しく悔やみますが
謝罪を口にしても信じてもらえまません。

果たして嫌われ王子に転生した受様の未来とは!?

WEB小説サイト「ムーンライトノベルズ」にて
連載されたWeb小説に加筆修正しての書籍化で

暴君王子に転生した受様と
受様が運命の番である半獣の攻様の
異世界転生ファンタジーになります♪

コミュ障で何でも押し付けられていたような受様が
暴君な第三王子に転生したというか
前世の記憶を思い出したところから物語が始まります。

現代日本人としての常識的な会社員だった意識で
今まで王子人生での行いを悔い
前世の記憶に基づいて考える『正しい』事、
『できる』事をするのですが
周りの人々には『信じられない』言動に映るのですよ。

今回の攻様であり受様の専属騎士を命じられた
黒騎士である攻様もその1人でしたが

受様と接する事で徐々に考えを改めていったら
受様が自分の番である事を感じ取ってしまって
当惑してしまうのです。

攻様は人間と獣人のハーフである事を秘密にしており
獣人特有の"運命の番"は現れないと思っていたのに
相手が散々獣人を忌み嫌っていた受様なので
自分の感覚を即信じられないって事らしいです。

そんな受様事情と攻様事情か見えながら
彼らの恋愛事情が中心に進むのかと思いきや

受様を王にしようとする正妃、
王が愛した先の妃の産んだ第一王子、
受様を嫌う側妃の産んだ2人の王子、
受様にちょっかいをだす攻様の同僚の騎士、
受様に唯一意見する教育係の侯爵、
受様の命を狙う獣賊、

等々様々な人々の思惑に翻弄されていき、
ラスボスの暗い野望にハラハラでしたが
見事などんでん返しでの幕引きで
とても楽しく読めました。

ただ受様の変遷、攻様の番への対応、に絡めての
ラスボスの動向の伏線がちょっと微妙で
最後が鶴の一声な力技ぽく感じて残念でした。

下巻は受様を巡るさや当て合戦なのでしょうか!?

9

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