光が死んだ夏 1

hikari ga shinda natsu

光が死んだ夏 1
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神89
  • 萌×214
  • 萌6
  • 中立1
  • しゅみじゃない2

291

レビュー数
27
得点
520
評価数
112
平均
4.7 / 5
神率
79.5%
著者
モクモクれん 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA
レーベル
カドカワコミックス・エース
発売日
電子発売日
ISBN
9784041122730

あらすじ

光はもうおらんのや…それやったら――。

ある集落で暮らす少年、よしきと光。同い年の2人はずっと一緒に育ってきた。
しかしある日、よしきが光だと思っていたものは別のナニカにすり替わっていたことに確信を持ってしまう。
それでも、一緒にいたい。
友人の姿をしたナニカとの、いつも通りの日々が始まる。
時を同じくして、集落では様々な事件が起こっていき――。
新進気鋭の作家・モクモクれんが描く、未知のナニカへ堕ちていく物語、開幕。

巻末には在りし日の2人を描いた、描き下ろし短編も収録。

表題作光が死んだ夏 1

(仮)忌堂光,高校生
(仮)辻中佳紀,高校生で光の幼馴染

その他の収録作品

  • 特別篇
  • あとがき

レビュー投稿数27

BL作品、というよりは

不穏なタイトルと、それに相反するような鮮やかなブルーの背景とはじけるような笑顔を浮かべる「彼」に惹かれるようにしてお買い上げ。

んー。
タイトルですが、ちょっと弁明させてください。
「BLじゃないじゃん!」という意味ではありません。オカルトとか、ホラーとか、そういうジャンルに分類されるんじゃないかな?と思ってですね。可愛いお話とか、萌えてんこ盛りとか、そういうお話を求める方。あるいはホラー系が苦手な方には不向きなお話かと思ってですね、こういうタイトルをつけたわけですけれども。

個人的にはとっても面白い、と言うと語弊があるかな?刺さる作品でしたが、好みが分かれる作品かもしれません。







小さい村に住む高校生のよしきには幼馴染で親友の光がいる。
が、光に、違和感を感じるようになったよしきは、思い切って光に自身の違和感を告げることにするが―。

あらすじにも書いてあるのでここでも書いてしまいますが、以下激しいネタバレがあります。苦手な方はここでストップされてください。








光はある日山に行き、その後1週間行方不明だった。
そして帰ってきた時、光の中には「何か」が入り込んでいて―。

入れ替わりもの、ってBLではさほど珍しい展開ではありませんが、光の中に入っている「もの」。これがホラー要素なのでちょっぴり怖い描写があります。

モクモクれんさん、今作品がデビュー作なんですかね?それともBL以外のジャンルでは描かれていた作家さまでしょうか?とにかくお上手です。ストーリー展開も、その魅せ方も。ちょっとした仕草とか表情、言葉の端々。詳細を描き込んでいるわけではないのに、彼らの奥にあるものがきちんと読み取れる。素晴らしいです。

彼らが住まう村は小さくて、閉鎖的で、人のうわさ話があっという間に広がってしまう、そんな閉鎖的な地であること。
光とよしきが昔からニコイチの仲良しさんであったこと。
そして、よしきが光に淡い恋心を秘めていること―。

光はよしきにとって唯一無二の存在。
だからこそ中身が変わっても自分の傍にいてくれるだけで良いと思う。
だからこそ、中身が光ではないのに入れ物だけの「光」を受け入れていいのかと悩む。

よしきが光が「光ではない」ことに気づいたのは光のことが好きでいつも傍にいたから。癖やしぐさ、そういったもので光が光ではないことに気づいた。けれど、光の中身に気づく人が、他に登場してきます。それぞれ事情も状況も違う彼らが見えている、知っていることは一体何なのか、それも気になる。

そして光も。
彼は「経験」あるいは「知識」としていろいろ知っていますが、彼が今現在確かに感じているのは、「よしきのことが好き」という執着心、だけに見える。本物の光が、彼自身気づいていなかっただろうよしきへの執着心。このジレジレな2人の想いが可愛いのに切ない。この二人のお互いを想う感情ゆえに今作品はBLに区分されているのかな。

甘いお話ではありません。
よしきと光、二人の淡い恋心も透けては見えますが、でも性的な接触は一切ありません。
濡れ場が無ければBLではないと思う方にはお勧めしづらい作品です。甘々で優しいお話を読みたいときにも不向き。

が、グイグイ引っ張られる不思議な魅力を孕む作品です。
怖い描写を前面に出した作品ではありませんが、擬音の描き方とか「何か」を魅せる描き方とか、じわじわと怖さが染み渡ってくる。

光とよしきの恋の行方も気になりますが、それ以上に、これからどうストーリーが動いていくのかめちゃめちゃ気になる。萌え、という点では評価しづらいのですが、一つの作品として読んだときにこんなにも惹きつけられる作品もそうそうない。ということで、作品の面白さという点で、神評価しか付けられませんでした。

今作品、pixivや他サイトで読めるんですね。ずっと追いかけていた方ですと既読になると思うのですが、終盤に「特別篇」として描きおろしも収録されていますのでぜひとも手に取っていただきたいなと思います。

次巻が待ち遠しいです。

15

こっっっわいけど萌えるし面白い!!

もう何年も前にpixivで見てからめっっっっっちゃ好きな作品で、単行本化されるのを知って歓喜の悲鳴でした(泣)(泣)(泣)
BL作品の中でもかなりホラー色強め。コマの中に描かれている擬音語の文字のタッチも独特で、それが余計に怖さを掻き立てています。
BLとしてだけでなく、ホラー漫画としてもかなり上質な作品で、そっち系が好きな人はめちゃめちゃ楽しめると思います!!!
逆に苦手な方は、夜寝る前とかは読まないほうがいいです(笑)私もメンタルが安定している昼間に読みました。

5

これはただのBL作品ではない

試し読みをして、即購入しました。
タイトル通り、これはただのBL作品ではありません。
他の方が既に書かれているように「オカルト」「ホラー」に分類される漫画ですので、苦手な方がご注意ください。

ただし、私が「神」評価をつけているのを見てお分かりいただけるように好きな人にはがっちりはまります。

ここでネタバレするより、試し読みを読んでいただきたいです。
先に書いたように怖いものが苦手な方はやめておいた方がいいと思いますが「人外」BLがお好きな方ははまるかもしれません。
エロ描写はないのに、あるシーンでぞくぞくとした気持ちが味わえます。
怖いというより、内側から無理やり暴かれるような感覚です。
おすすめです。

4

これがデビュー!?

本当の本当にこれがデビューなの?
さすが新進気鋭の紹介文は伊達じゃない。

山陰地方の田舎で暮らす普通の少年(ヨシキ)と親友(光)に擬態したナニカのお話です。
1週間行方不明の末、無事帰ってきた光の違いに誰も気付かないのに、ヨシキだけが気付く。

ナニカは光の記憶を持ち、外見も全て模倣している。「光はもう居ない。それなら偽物でも…」
本当に好きだった人は死んでいる。
中学生1人で背負うのは重い。
自分だったらどうするかな?ってふと考えてしまう。
悲哀の後に何が来るかな?

限りなく本物に近いけれど、本物ではない。
矛盾が2人の歪みを大きくする。

その様が虫の効果音だったり、モノクロだったり、魚眼レンズの構図で更なる恐怖を煽る。
2人だけの世界から、閉鎖された田舎での世界観に拡がる。
スーパーのオバチャンの会話がリアルすぎ。

非日常なのに、余りにも自然過ぎて
ズブズブと引き込まれる。

ひたすら不穏漂う展開。

純愛にもホラーにも、どうとでも転がれるラスト。


個人的には寄生獣+座敷女+ほんのりBLみたいなイメージです。ただ怖いだけではなく繊細な心理描写にも注目です。

ヤングエース、pixivで1話と数話読めますので読んでから判断されても良いと思いますが、読んだら止まらない事請け合い(笑)

こちら1巻で6話まで全て掲載です。ヤングエースで地団駄踏んだ方は是非。7話から2巻に進みます。

4

想像以上

1話をTwitterでバズっていて見かけた時はなんかすごいなぁ…ぐらいしか思っていませんでした
でも1巻を読んでみて想像以上に引き込まれます

二人の関係性は決して甘い関係とは言えずこれからどうなってしまうのかとても気になります
またBL!!と言えるのか言えないのか…1巻では判断が出来ないと思いました
個人的にチェンソーマンの絵柄に似ていて画力や効果音の書き方が特長的で面白いと思います
ホラーが苦手な自分でも読めました!
悩んでる方はぜひ1巻読んでみてください
描き下ろしはかわいい話で安心しました…

4

読め‼️

とにかく読め‼️‼️‼️
こういう作品大好きです‼️‼️

「おれのこと好きか?」
「え、なに、めっちゃ好き」
って所の光の顔の影に注目して欲しいんだけど、
半分影で半分光なところ、セリフも黒で影っぽいところから、ナニカじゃなくて光が言ってると思うんですよ‼️違いますか??反論は認めます、(^_^;)

本当に光はよしきのことが好きだったんだな、、、
逆にナニカがいてよかったんじゃない?!
実際自分だったらよしきと同じで近くにいてくれるなら縋りたいと思う。

4

私のセンサーがビビッときました

ちるちるの宣伝で出てきて何だか気になったので普段はポチらないのに、試し読みして心をガッチリ掴まれました。その時3月6日、こちらの本の発売日は3月4日で2日しか経ってないのに私が普段利用する本屋は軒並み在庫なし。探しまくって在庫ある書店を見つけて取り置き依頼をし紙本でゲットしました。

知らない作家さんです。でも、めちゃくちゃ絵が上手いし内容に引き込まれます。ホラーです。なんか不気味だけど、小ネタが随所にある感じでくすぐってきます。ちるちるではBLカテゴリになってますが、非BLカテゴリではないかな?執着はしてるし、お互い意識はしてるけど。

まだまだ始まったばかりでこの先どうなっていくのか、こういう作品はラストが重要なので満足のいく終わり方して欲しいなと思いながら次巻を待ちたいと思います。

2

鬱!ホラー!エモ!

結構ちゃんとホラーですし、光がちゃんと人外です。
タイトルどおり光はもう死んでいるので、その時点でもう切ない。苦しい。
鬱々とした雰囲気です。人外だからこそできるエロティックな表現もされています。

私はこういう雰囲気めちゃくちゃ好きです。最高です。
ホラーとして怖い描写がされているのも良いです。
これからどうなっていくのでしょう。
光が死んでいるので2人が結ばれてハッピーエンドとはならないのでしょう。
つらい、エモい。

2

どこか不気味な田舎町

ボイスコミックでこの作品を知りました。
サムネだけ見た時は田舎のDKもののBLかなって思ったらそんな一言で表せるほど単純な内容じゃなかった。
ホラー、人外、ミステリーと様々な要素があります。あちこちで伏線のようなものがあるので考察するのが好きな方にはぜひおすすめしたい!

ホラーに関しても、何気ない日常のシーンでも日常音やらが文字で表されており、そこに多様なフォントも相まってどこか不気味な田舎の村という雰囲気が漂ってきます。雰囲気からホラー要素が完成されているので怖いものが苦手な方は夜に見るのは避けた方がいいです。

人外に関してはかなりネタバレになるので、詳細は避けますが、モクモクれん先生のインタビューで人外という存在の描き方にこだわったと記述があり、それから改めて読み返すとまた違った読了感があるので一度インタビューを見ることをおすすめします!

ネタバレ避けたら漠然としたレビューになってしまいましたが、ぜひ、ボイスコミックを見てほしい!光たちの方言を直接聞けるボイスコミックは田舎の村という世界観をより強く味わせてくれます。

2

ホラー? SF?

体を乗っ取った宇宙人ではなく、妖?。ホラーBL・・だと思う。 
絵が上手い。

よしきと光は幼馴染。学校の登下校はいつも一緒。
光は、祖父のシイタケ山を継ぐつもり。よしきは、大学に進学。

ある日、光が一人で山に行き、一週間失踪。
その後の微妙な異変をよしきは察知。

秋の彼岸前の蝉時雨、アイスを食べながら よしきが問いかける。
「光じゃないナニカ」をよしきが見破ると、
「言わんといて お前を殺したない」とドロドロと崩れていく光が、凄くホラー。

光が一人で山で失踪した時、光は死んでいたらしい。
 すり替わった「謎の何か」は、光の記憶も読み込んでいる。
謎の何かがドロドロと溶けながら、泣いて「おまえを殺したない 頼む 言わんといて」と抱きついてくる。

「どうせ光は もうおらんのや。偽物でもそばに居て欲しい」と、よしきも泣く。
・・複雑。 よしきは、光の死を受け入れたくない。
大好きな幼馴染が死んで居なくなるより、妖の偽装でも傍に居て欲しいもんかな?

・・彼岸を迎えて、よしきが「光の死」を受け入れた時、結末を打つのじゃないかと推測。
「忌堂光」というネームが意味深。

・・光のナカによしきが手を突っ込む場面は、イトミミズの群れに手を突っ込んだ感触を想像してゾワゾワ。

夏の名残の蝉時雨、ムンムンする草の息を感じる田舎の風景。
太陽が低くなって、日差しが弱く寂しくなった秋の彼岸が来る前に、
死んで欲しくない人の幻を一緒に見ているような感じの作品。

2

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