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さめないうちに召し上がれ

samenai uchini meshiagare

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表題作さめないうちに召し上がれ

北川 亮介,建設会社営業部→喫茶店「かふぁ」店長,31歳
水島 智晴,建設会社建築工務部,31歳

あらすじ

建設会社に勤める工務部の水島と営業部の北川は、
立場も性格も違うけど仲の良い同期。
転勤で離れ離れになっても連絡を取り合うほどだったけど、
ある日水島を訪ねてきた北川は離婚報告をし、
さらに会社まで辞めると言い出した!
以降電話も繋がらず音信不通になった北川を心配していた水島だったが、
一年後に突然「喫茶店はじめました」と連絡がきて…!?

作品情報

作品名
さめないうちに召し上がれ
著者
山田ユギ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス 麗人セレクション
発売日
電子発売日
ISBN
9784801976009
4.4

(86)

(51)

萌々

(22)

(11)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
13
得点
378
評価数
86
平均
4.4 / 5
神率
59.3%

レビュー投稿数13

大人の拗らせ片思い

いや〜、よかったです。萌えどころは裏切らないですね!タイトルのセンスも大好きです。

リーマン!スーツ!メガネ!(他にもあるけど)あと、元妻?…すてき…。作者様が描く、大人同士がチラ見せする切ない片思いにキュンキュン悶えました。このキュンはBLにしか適用できない男同士限定です笑。キャラの年齢層は問いません!

同じ建設会社に入社した同期が、仕事を通して1番の親友となっていく関係性ってすごくいいよなぁ。まずそこにググッと掴まれます。北川の方はバツイチになったばかりだけれど、元妻とは変わらず仲が良さそうなのはワケアリ…?

水島と北川は配属部署は異なるものの、お互いの仕事ぶりを通して自身の励みとしている間柄。北川が転勤になって勤務先が離れていても、水島と一緒に飲むためにわざわざ遠方から会いにやってくるような親しい仲だったのに…。突然、北川は退職してしまいます。

北川がいるから夢に向かって頑張ってこられた水島にとっては大ショックもいいところ。彼が会社を辞めてからは一年ほど音信不通で、やっと連絡が取れたと思ったら、なぜか喫茶店の雇われマスターになっていた…

喫茶店の近所にあるお花屋さんで店員をしている楓、水島が目下現場監督担当で部下となった弓削がストーリーに加わって、次第に水島側の本心が見えてくるプロセスにキュンキュンです。切ないんだけれど、ブフッと笑わせてくれながら進むその遊びの部分もホッとさせてくれて、やっぱり余裕を感じさせてくれますよね〜。

ユギ先生のカッコよくて男気溢れる攻めと色っぽい受けが大好きなので、今作も大満足でした。受けは天然ちゃんですが無自覚な誘い系かな?ギャップが色っぺぇですよー。キャラの表情、特に流し目が相変わらず素晴らしいので刮目してください!でも受けの私服がかわいいけどクソダサいのはご愛嬌笑。トップスの柄…笑

にゃんこ好きさんも和めるような、最後は幸せ感満載のラブストーリーでした。楓のショートストーリーにもほっこりです♡

11

ページを開けばすぐにユギさんワールドへ

山田ユギさんの描く男性は受けも攻めも色っぽい。セクシーなシーンじゃなくてもキャラに独特の色気があるのです。商業BL漫画にハマり始めた初期に好きになった作家さんなので特別の思いがあります。絵柄もストーリーもちょっと笑かす小ネタも皆最高。皆好き。

今作も片想いを長くこじらせた素敵なお話で切なくほろ苦かったです。そして最後の大ハッピーエンド。数年先の幸せも描いてくれるのがユギさん流。アラカンどころかアラ古希をすぎてもラブラブな作品も描いておられます。

今回1番テンション上がったのはあの角刈りのゲイバーママが登場した時。彼も元気そうで良かった。愛すべきユギ作品の名バイプレーヤーですから。仕事が大好きないい大人なのに恋愛面では不器用すぎて素直になれない受けとそんな受けを根気よく暖かく見守り続ける攻め。お二方共素敵でした。

10

大人の大人すぎない恋愛

同じ会社の同期で親友の北川と水島。
北川が水島に退職する事と離婚の報告をしにやってきます。
引き留めたけれど、北川は退職。そのまま音信不通に。
1年後、突然北川から「喫茶店はじめました」とメールが来ます。
久しぶりに会った北川は、喫茶店の雇われ店長に。
なぜか慈愛?に満ちた表情で見つめてくる北川に少し驚きながらも今まで通り仲良く交流していく二人。

今までのように仲の良い親友として交流しているのですが、水島の職場の弓削(明るいガテン系)や、北川の元妻の弟の楓(美形な毒舌ゲイ)が登場して二人の恋愛が進み出します。
長年の友人関係から恋人になるお話で
丁寧に自然に、気持ちや関係の変化を描かれていました。

北川の、余裕のある色気溢れるイケメン最高すぎます。
優しくて仕事もできて、モテるし。
でもそういう何でも持ってそうに見える人って、他人にはわからない虚しさみたいなものがあるような感じで。
そんな北川にとって水島って、自分にないものを持っていて、一緒にいて虚しさを感じない相手だったのかな、と思いました。
水島って雄みはあまりないけど、実はすごく男らしいカッコいい人でした。
そんな水島を好きになった北川って見る目ありすぎだと思います。

水島の北川に対する気持ちはずっと蓋をされていて、その気持ちを察して水島を気遣いながら恋を進めようとする北川。
大人同士の恋。素敵。でも大人すぎないキュンや萌えがあり最高でした。最高すぎて連続で何回も読み返してしまいました。これからもきっと読み返してしまうと思う、すごく素敵なお話でした。

9

片思い~~~

長年の片思いに悶々としている姿は可愛くて切なくて、叶った時の満たされ感がとても良い!!
好きを拗らせて拗らせ、いざ気持ちを向けられても信じられなくない。
そんな拗らせっぷりがいとしい!!
「片思いのプロ!!」って啖呵切るとこツボすぎです!
結ばれるまでも、拗らせからのモダモダがすごくて(楽しい、可愛い)
その水島のモダモダに負けない攻めっぷりがとても良い~
同僚として長く信頼しあってるからこその掛け合いが楽しくて
恋心には…キュンでした!!!!

2

No Title

なんか…しみじみ良かったね…。結婚式の時に号泣してるなんて好きしかないのよ…。でもずっと親友だったからって認めようとしない水島の健気なことよな〜。ずーっと前から心の支えだったんだよな北川の…。コーヒーと猫と2人の風景があたたかくてとってもよかった。楓くんツンデレだけどいい子よね。

0

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