契(4)

契(4)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×21
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
12
評価数
3
平均
4 / 5
神率
33.3%
著者
 
媒体
漫画(コミック)
出版社
松文館
シリーズ
ダイヤモンドコミックス(コミック・松文館)
発売日
価格
¥600(税抜)  ¥648(税込)
ISBN
9784790119418

あらすじ

加賀の血も、先生の涙もオレは要らん!室生真実(むろうまさみ)関西最大の広域指定暴力団、室生組の跡目トップにふさわしい器になるための社会勉強、一人東京で修行中や。中学時代、組への責任やら、子供の頃からずっとそばに居った加賀への想いやら何やらで神経症になって暴れた俺を、優しく見守ってくれた菅野先生。この笑みを壊させん。絶対に誰も傷つけさせん。オレ……初恋やねん!先生を支え、守り続ける男に、そして先生の想い人をしのげる大人になるんや!ハード&バイオレンスに、切ない漢の世界を描ききる、著者の代表作『FACE』完全再編版!!

表題作契(4)

加賀 敦(ヤクザ)
甲斐(加賀の舎弟)

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レビュー投稿数1

シリアスヘビーな濃ゆい人間ドラマ

1〜4巻まとめての感想です。(1巻は別に書きました)
ヤクザものは好きじゃないので避けてたんですが、同作者の「もふもふ 〜腰ふりたてる交尾の季節〜」というのがわりとよくて、無料で読めたので読んでみました。(「もふもふ〜」はこの作品とは全く違います)

内容はほんとにシリアスでヘビーでハードな感じでした。
ラブな意味では萌えませんが、人間ドラマに引き込まれました。

Hシーンは、レイプだったり無理矢理な場面とか、ラブラブじゃないHで、お尻から出血というのが多く、それもちょっとじゃなくて、こんなに血が出て大丈夫なの?というレベルです。
いや、ほんとにあんなに血だらけになるくらいの出血って大丈夫なの?
一人は救急車を呼んでましたが他の人は・・・。病院で見てもらわないとまずいんじゃ・・・。

死んじゃう人もわりといますが、1巻最後の彫師の祐は、ほんとにショックでした。(詳しくは1巻のレビューにて)

登場人物はどんどん増えていって、皆それぞれ、暗い過去を背負ってる人が多く、人間描写がすごいなと思います。

加賀の想い人、真実(坊、ヤクザの後継ぎ)が、養護教諭のハルカを好きになり、家を訪ねていったら、ハルカが担任にレイプされているところを目撃してしまう場面で、ハルカを助けに入っていくのかと思ったら、真実はハルカのことを天使だと思っていたのが違ったと思いショックでそのまま逃げ帰ります。
この時、んん?レイプされてると思ったけど合意の上の行為だったってことなのか?、と混乱しましたが、やっぱりレイプでした。
絵的には嫌がっているように見えましたが、ハルカが感じていたからなのか、Hされてるその姿自体に幻滅したのか、はっきりわかりませんが、そこで助けるんじゃなく幻滅して逃げ帰るっていうのが、通り一遍じゃない人間描写だなという感じがしました。(真実はまだ中学生だったしね)

それと加賀が覚醒剤の後遺症で、甲斐という幻覚を作り出してしまった時、甲斐が真実のことを、加賀とハルカを引き裂き傷つけるだけ傷つけた恩人に「自分を守れ」だなんて、ありえないほど自己中で残酷なクソガキだ、と言うのですが、これはすごく端的に客観的に加賀に対しての真実を言い表してるなと思いました。
最初は甲斐が幻覚とはわかってなかったので、作者も真実のこと、そう思ってるんだ、と思いましたが、幻覚だとわかって、それはつまり加賀がそう思ってるってことなんだ、と思いました。
表立っては、加賀にとって真実は神のような絶対的存在だと思ってるけど、そういうふうに感じてる部分もちゃんとあるんだなと。

実際、ハルカを好きになってからの真実は加賀に対して結構ひどい態度とってますからね。子供の時はあんなに慕ってたのに・・・と思ってしまいます。
まあ加賀が恋愛とか性的な情を真実にもたないで、家族のような愛情をむけてたのなら、真実もあんな態度にはならなかったような気がしますが・・・。

加賀は真実の代わりに、同等とはいかないにしても、その愛情をむけようと思う相手に出会い、面倒を見たり一緒に暮らそうとしたりしようとするのですが、そうしようとするとダメになる、というのが繰り返されます。
彫師の祐(家族のような愛情、ヤク中に殺害される)、男娼(真実にそっくり、代わりであることが嫌になり去る)、ハルカ(昔脅されて顔も知らず抱いた青年で、その時脅した男に性器を切り取られ足も傷つけられスポーツの夢を絶たれる、真実の想い人とわかり加賀が離れる)。

加賀とハルカが結ばれてほしかったんですが、4巻まででは結ばれないまま、男娼に再開したところで、一部完ということで終わってしまいました。
えー続きないのー?と思って調べましたが、どうやら同人誌では続きが書かれたようですが、書かれたらしいことしかわからず、ある程度まとまってないのか、4巻が出てから10年たってますが、コミックでは続きが出ていません。残念。

ハルカは性器の形成手術(&足も)をしに海外に行って終わってしまいましたが、きっとまた出てくるだろうと思うので、ぜひ加賀と結ばれてほしいな〜。

それから、最後の方、米倉が真実に、真実の父親が加賀や真実、米倉のことも心理的に操っているということを端的に説明しますが、ここの分析もなんかすごいなーと思いました。
そして、「違法や暴力が好きでヤクザを選んだのかよ」と真実に言いますが、作品の中でそこちゃんと指摘するんだーと思いました。ヤクザものだからそこは突っ込んじゃいけないとこかなと思ってましたが、真実は暴力的な性格だったり不良だったりしたわけじゃなく、優秀ないい子だと思うので、そういう風に育った人間がヤクザの後を継ごうと思うのか、ってのは疑問に思っていたことだったので、おお〜って感じがしました。

ちなみに滝澤が出てきた時、島津と混同しました。

マンガ図書館Zにて。

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