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表題作御曹司は恋に啼く

幡多清継 平民・子爵家の書生
三ノ宮希実尋 子爵家の後継者

同時収録作品実業家は嫉妬する

三ノ宮周防 希実尋の異母兄
操 希実尋にそっくりな少年

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

時は明治。
名門・三ノ宮子爵家に生まれた希実尋は、だがその身分を忌み嫌っていた。
華族と平民の壁が、幼い頃から仕えてくれている清継を自分から隔てていると知っていたからだ。
想いを打ち明けられぬまま、思いがけず清継と一夜の契りを結んだ16才の希実尋。
だが運命は無情にも二人を引き裂いた…そして三年、家の没落ですべて失った希実尋は、実業家に成り上がった清継と再会する。
かつてとは180度立場を違えた二人は!?宿業が流転する下克上ロマンス。

作品情報

作品名
御曹司は恋に啼く
著者
真船るのあ 
イラスト
藤崎寛之丞 
媒体
小説
出版社
白泉社
レーベル
花丸文庫
発売日
ISBN
9784592875161
1.5

(2)

(0)

萌々

(0)

(0)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
1
得点
1
評価数
2
平均
1.5 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

平~坦~。

『紳士は愛に溺れる』のスピンオフになります。
時代もので主従・下克上ですね。

『紳士~』の周防(攻)の異母弟・希実尋(受)と、やっぱり前作にも登場していた希実尋の家の書生・清継(攻)のCP。

子爵家の後継者(周防は母親が外国人で両親の結婚が認められなかったのため、子爵家の籍に入っていない)である希実尋と、子爵家の使用人の息子で書生の清嗣。

子どものころからの主従関係ですが、初めてのHのあと清嗣は姿を消してしまいます。

3年後、子爵家が没落し、希実尋は借金の肩代わりをしてくれた(以前から言い寄って来ていた)上級生に囲われることに。
そこへ、高利貸しとして成功した清継が現れて、さらに借金の肩代わりをして希実尋を助けてくれます。
希実尋は借金のカタに自分(の身体)を好きにしろ・下働きもすると言い、清嗣の元へ。

う~ん、前作『紳士~』はとにかく操(受)のキャラクターがどうしてもダメだったんですが(ものすごく苦手なタイプだった)、こちらはキャラクターは別にイヤなところはないんです。だからと言って魅力も感じませんでしたが。

ストーリーとしては『主従・下克上もの』としては王道の範囲ではないでしょうか。

もともと私は『主従』も『下克上』もまったく興味ないどころか苦手なので、あまりこの系統は読んでいないんですが、その私でさえ簡単に予想できるようなありがち過ぎる(と感じる)展開のままにラストまで~という感じでした。

しかも、主従から没落を経て立場逆転(下克上)を1冊の中で追っているので、単にエピソードを並べただけというのか浅くてうわべだけって感じでしたね。

確かに前作に比べればいくらかマシでしたが、まったく面白いと思えませんでした。
ただ『主従・下克上』がお好みならまた違うのかもしれません。

もうひとつ、前作と同じくイラストが気持ち悪い。これならイラストない方がよっぽどよかった。
花丸文庫にはないハズ(仕様)のカラー口絵があったんですが、口絵があってガッカリする日が来るとは。

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