三ヶ月以内に、ある男を誘惑して結婚にこぎつけてほしい――

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表題作メイド花嫁を召し上がれ

三ノ宮遙尚,34歳,製薬会社社長
折原真陽,21歳,劇団員

同時収録作品執事・柳昌幸の独白

三ノ宮遙尚
折原真陽

あらすじ

三ヶ月以内に、ある男を誘惑して結婚にこぎつけてほしい
ーーそれが、小劇団で女装して舞台に立つ折原真陽にもちかけられた奇妙な依頼だった。
やむを得ぬ事情からそれを引き受け、真陽はターゲットである大手製薬会社の御曹司・三ノ宮遙尚の屋敷にメイドとして住み込むことに。イケメンだが無愛想で仕事人間の遙尚に、彼を欺す罪悪感からまずはまともな食事を摂ってもらおうと奮闘する真陽。
一筋縄ではいかない遙尚とのバトルを繰り返すうちに、二人の心は徐々に通い始めるけれど……。

ちょっと辛口&スイートな恋のスペシャリテはいかが?

作品情報

作品名
メイド花嫁を召し上がれ
著者
真船るのあ 
イラスト
テクノサマタ 
媒体
小説
出版社
笠倉出版社
レーベル
クロスノベルス
発売日
ISBN
9784773088540
4.4

(15)

(8)

萌々

(5)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
66
評価数
15
平均
4.4 / 5
神率
53.3%

レビュー投稿数2

超王道だけど 受けの性格が大好きで面白かった~

花嫁ものはそんなに得意ではないですが、表紙の受けの表情と
攻めの穏やかそうな印象に一目ぼれしてget。
こんなに表紙から受けた印象通りのお話って、久しぶりな気が。
ひねり一切なし 超王道ストーリーですが、癒されたーので萌2.

受け:施設育ち。明るいポジティブ人間でいい子~。今はアパート暮らし。
攻め:ちょっと人間嫌い気味。経営者としては優秀。
   両親の愛情をあまり受けずに成長。
執事:攻めさん家の執事。60代後半。攻めさんを息子のように面倒見てる。
佑:攻めさんのいとこ。受けを攻めさん家に連れてくる。
後、受けの劇団仲間と攻めさんの飼い犬が出てくるぐらい。

女と言って騙しているのが嫌で、攻めさんをおとしたくはないんだけど
バイト料は欲しいため、ちゃんとメイドしよう!
ということで、まあ受けさんが頑張る頑張る。エライなあ。

嫌われちゃえば、いいんだ!ということで、
攻めさんに言いたい放題、言うところがまた面白い。
「遙尚さんってイケメンだけど、性格悪いですよね」てな具合。
二人の掛け合いを読んでるととても楽しく、ああ、一緒にいることに
幸せ感じるよね、これは と納得。
ひねりは一切なく、重みや深みというよりは
さらっと幸せ~を感じられて、読後感がとてもよかったです。

エッチシーンは最後の最後まで出てきません。
さらっと幸せ感を求めてるときに良いのでは と思います。

5

爽快!二人とも良い!

二人(執事も)のキャラがとってもいい!!

真陽が努力家で前向きで明るくて真面目で…と上げたらきりがないくらい良い子なんですよ。
女装でメイドとして屋敷に住み込み遥尚に結婚を申し込ませたら100万円という依頼を渋々事情があり受けてしまいますが…。

とりつく島もない遥尚にめげずに。なんとかちゃんとした食事をとって欲しい、あたたかいご飯を楽しく食べてほしい、その一心で毎日バランスのとれた食事を作り続け。

どんなに拒絶され怒られ睨まれてもめげず。
エースの散歩も夜食もはてはピクニックまでとうとう達成して。

真陽の明るさがいいですね!罪悪感も女々しくなくて。
そして遥尚も良いキャラです。傲慢不遜で怒りん坊で。でも明るくてめげない真陽にだんだん心を開いて。そしたらもう真陽を心配するわ迎えに行くわで溺愛攻めか?
遥尚が最初から全然嫌なヤツだと思えなくて。真陽視点で読むからかな?

最後の執事の柳さんのお話もとっても良かったです。執事の立場をわきまえてもどかしかったけど、とうとう坊っちゃんが運命の伴侶にめぐまれましたね。
柳さんでは言えないことを真陽がズバズバ言って遥尚を怒らせ心を開かせ。

爽快なお話でした!

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