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姫野くんはときめきたい

himeno kun ha tokimekitai

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表題作姫野くんはときめきたい

王子陽大、少女漫画好きな王子様高校2年生
姫野唯、変人高校2年生/少年漫画家

その他の収録作品

  • 描き下ろし:3year later(8P)
  • カバー下漫画

あらすじ

「恋愛なんてバカみたいなのに……この気持ちはなんだ???」

クラスの変人・姫野唯(ひめのゆい)は「崖っぷち少年漫画家」という一面が
クラスの王子様・王子陽大(おうじひなた)にバレてしまった…!

一方、王子にも「少女漫画オタク」というヒミツがあり、
恋愛をバカにする姫野と衝突してしまう。

しかし、編集から「少女漫画の執筆」を勧められた姫野は
意を決して王子に叫んだ。

「俺に 少女漫画を教えてくれ!」

その日から正反対な2人の
<ときめきレッスン>が密やかに始まってーー…?

クラスの王子様×崖っぷちツンデレ漫画家
正反対な2人の放課後ヒミツのときめきレッスン!

作品情報

作品名
姫野くんはときめきたい
著者
ハルモト紺 
媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE comics
発売日
電子発売日
ISBN
9784396785802

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38

4.6

(35)

(26)

萌々

(7)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
9
得点
162
評価数
35
平均
4.6 / 5
神率
74.3%

レビュー投稿数9

ピュアしかない

王道ピュアが沁みわたる・・・・・・・・・・・・

直近で読んだハルモト紺先生の作品が
『偏愛ドラマティック・モンスター』という
変態とギャグとラブを詰め込んだ作品だっただけに
前作とのギャップがすさまじかった…!!!!

本作は高校生にして漫画家である姫野と
校内の王子様・王子(名前そのまんま)の
ドがつく程の青春ピュアラブとなっております。

漫画バカであるがゆえに周囲からもちょっぴり浮きがちな姫野ですが、
一度心を許すと超素直で、いつも想像の斜め上を行くキャラクターが
面白くて可愛くて見かけの地味さによらず魅力的でした♪

外面王子キャラの王子(くどい)もその整った見た目とは裏腹に
少女漫画が好きだったり、ヘタレみがあったりと
読めば読む程に愛着がわいてきてしまうのでした♪

ストーリーは王道だけれど丁寧な恋模様が胸に沁みわたり、
最後の最後までがっつり読み応えありの1冊でした♪

0

キュンが詰まっている。王子君が求めていた人とは?

前作がとても面白かったので今作も読むのが楽しみでした。
崖っぷち漫画家の姫野君と、皆から王子様みたい!って言われながら育ってきた王子君。
姫野君は担当編集者から少女漫画を書いてみないか?と言われているけど、少女漫画なんてバカみたいだ!と言ってしまいます。それを聞いた少女漫画が大好きな王子君は姫野君に怒りをぶつけます。姫野君も良い人の仮面を被った王子君を嫌っています。

姫野君は最初からオタクな性格が全開して読んでいて分かりやすかったのですが、王子君は後から後から、どんどん姫野君を知ることで変わって行くのが読んでいて楽しかった。
姫野君にときめいてしまった王子君には元から色々な事情があったんですよね。王子って名前もルックスも、そして、尊敬していたお父さんの死に際の言いつけを守りたい。自分が家族を守らなきゃって。
姫野君は、そんな良い人の仮面を被った王子を見破っていたので、姫野君の前では王子様じゃない姿で居られ安心感。かっこ悪い所を見せられて、それでも頑張っている王子君はかっこ悪くないって肯定してくれた姫野君。
特にお気に入りなのは、球技大会のシーンです。王子君がシュートを決めれば勝ち確というシーンで、皆が王子君に期待している所を、姫野君は一体どんな言葉をかけたでしょう?ここは何度読んでも泣いてしまいます。試合後に王子君の気持ちが溢れてしまったのも分かります。
その後、姫野君が少女漫画の主人公もかっこいい!って少女漫画の魅力に目覚めるエピソードも素敵なお話でした。
そうして、漫画家としてキラキラしている姫野君を見る王子君。王子君が少女漫画が好きだった理由に気づいた場面はうわぁーとなりました。背負っていた物の重さから、自分にもいつか全て受け入れてくれる王子様がきてくれないかな?というお姫様ヒロインへの憧れがあったんですね。

無事に恋人になったふたり。無防備に王子君を見つめてしまう姫野君。どんどん顔と言葉で煽ってしまう顔がとってもかわいく描かれています。そして、姫野君に遠慮がなくなった(余裕がなくなった)王子君のちょっと怖めの顔も凄くカッコよくて、読んでいて飽きません。何度も読み返してしまいます。
付箋を付けながら読んだら付箋だらけになってました。それくらい良い!と思える場面があちこちに散りばめられていました。

1

みんなにも読んでもらいたい!かわいさ!

とにかくかわいいんですよ!姫野くん!

「嘘つきβコンプレックス」を読んでハルモト紺先生を好きになり、「偏愛ドラマティック・モンスター」を読んでこれより大好きな作品には出会わないだろうと思って買った今作。
いやー、よかった!軽く一番大好きを超えちゃいましたよ!
ハルモト先生の描く作品は、どれも斬新でそれぞれテーマやテイストが違うのでどの作品もNo.1って感じますが、今作もめちゃくちゃよかったです。

まず表紙がかわいい!ハルモト紺先生の描く瞳のアップが凄く好きなので、姫野くんの強くいたいと思いながら恥ずかしくてときめいて赤面している顔と美しい瞳がたまらないです!これだけで買う価値あります!

物語はみんなに優しく紳士な攻めの王子くんと、クラスメイトから煙たがれているボッチの受けの姫野くん。ふたりにはそれぞれ秘密がありました。実は少女漫画が大好きな王子くんと漫画家で少女漫画を描かないかと提案されている姫野くん。

王子くんに少女漫画のことを教えてもらうために好きな作品のシーンをふたりで再現して、姫野くんはときめきや恋を研究しようとします。でもなかなか人に話せないことや知られたくないことがあるので、放課後の1時間だけでは研究が進みません。
それでもだんだんと自分をさらけ出し、素直に謝っていくうちに互いのことを知っていきます。互いによく知らないからいい印象がなかったのに、自分にしか見せない相手のことが愛おしくてたまらなくなっていきます。また、ふたりとも隠していた素敵な表情や感情が豊かになってどんどん魅力的になっていきます。

そして、ふたりは告白して両想いになりますが、姫野くんは簡単に堕ちてくれません。
続きはぜひお読みください!!絶対に好きになるはずです!!


ハルモト先生の描くコマ割りでコマの間の白い境目がなくなるページがあります。そのページは強烈な印象を与えてきます。漫画ならではの演出がとても上手で惹きつけられます。何度も言っていますが、特に瞳が表情豊かでとても物語っています。

カバー裏にふたりのセリフやモノローグが書かれています。本を読み終わった後にその言葉を読むと、またときめきが戻ってきます!
ちなみにわたしが一番好きなセリフは「真っすぐ好きって伝えるのって勇気いるんだな」

1

家族を大事にする子と素直に“ごめん”を言える子、大好きです!

2人のお名前、見ましたか???
王子と姫野、名前からかわいいですが?

王子君はもうそのまんま!!
王子そのもの!!
例え少女漫画が好きだって分かったからってイメージ崩れるなんて無い位に根っからの王子様
王様じゃないのです、確実に王子様!!
なんかいい子過ぎてそれだけできゅんってしちゃう
家族に優しい子は何かもぉそれだけで好きだし応援したくなっちゃいます

対して姫野君
表紙から受けた印象と全く違ってたwww
すごい今となっては嬉しい位の「思ってたのと違う…!」という第一印象
このギャップから始まって、最後に表紙を見るともぉこの表紙の姫野君がかわいくって仕方ない!!!

2人の放課後の研究会
もうこの発想からかわいい!!最高!
2人だけの時間を過ごす事で近付く距離感
とっても丁寧に高校生活を軸に描いて下さっていますのでじっくり2人を追って行けます

一瞬ヒヤっとする場面もあるのですが、レビュータイトルにも書いた通り、私的な大好き基準を満たしてくれる子達しか出て来ないのでこの辺もおすすめしたい所です

先生、姫野君が描き上げた作中漫画を番外編とかで出して下さらないかな???すごく読みたいな~
そして読んでニンマリしたいなぁ~と願ってます

0

まりあげはもときめいた!

イケメン王子×変人姫野

もとい、人には親切に、困っている人は助けてという亡き父の教え(実はとても努力家)を守っている少女マンガオタク×少年漫画家(だけど、崖っぷちで少女マンガの執筆を提案されている)の2人が主役CPです!


同じクラス同士だが、正反対すぎるDKが、ある日お互いの秘密を知ってしまい、反発しつつも素で付き合うようになったら、いつの間にか相手を好きになってました!! 的な、アオハルときめきBLでした。

今回もお表紙のインパクトが大で、メイトの新刊売り場で一際存在感を放ち、一番最初に視線がいったのがこちらの作品でした。


ベストオブ表紙デザイン賞(そんな賞はないです。すみません)、2024年大優勝間違いないです!!
姫野くんのドアップ、強烈すぎて大優勝すぎます!!


物語ももちろん大優勝です。


ある日、階段から落ちそうになった姫野を王子が助ける。
それから姫野の正体を知った王子に、少女マンガののことを教えてほしいと頭を下げます。

放課後の教室で、少女マンガのラブシーンを再現したりして理解を深めようとするのですが、姫野の過去の恋愛がトラウマになっていて、王子とはケンカになってしまいます。

そんな中、王子は姫野に対してどうして周囲の人たちと同じように振る舞えず、本音でばっかり言ってしまうんだろうと後悔。

素の自分は姫野の求めているものじゃない。
そう思いましたが、姫野はそんな王子は格好悪くないと言い返します。

心が軽くなった王子。
そこへ姫野への恋心が芽生え始め、、、



反発しながらも、お互い秘密を共有する関係って絶対恋に発展するのはお約束ですが、それでもお互いの心に相手が棲まうようになっていく過程は、ときめきが止まりませんでした。


最後のほうで、王子を好きなクラスメイトの女子に手を繋いでいるところを見られてしまう場面があるのですが、そこできっぱりと女子に怒れる王子はかっこよかったです。
これぞ真実の愛だし!! と興奮しました。


そして、この女の子がその後意外といい子だったりして、優しい世界観だなあと思いましたし、この子のおかげで閉じこもっていた変人姫野が、周囲も捨てたもんじゃないと、他の人たちを見ようとするきっかけにもなったんじゃないかなあと思いました。

あと、なんと言っても2人で姫野の描いたマンガ賞の発表をドキドキしながら見るところで終わってしまった、読者の想像に委ねるラストも良かったです!!

ホントはどうだったんだろう?? とちょっぴりに気になります!!


スカッとして、ときめきも忘れない。

そんなBLが読みたい方にはとてもオススメです。


ちなみに修正は、シーモアさんではうっすらトーンでした!








2

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