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表題作夜に堕ちる執事の純情

万里小路貴彰
執事 後藤馨

あらすじ

美貌の執事・馨が仕える万里小路家当主の貴彰はプレイボーイで強引な男。
クールな馨は完璧に仕事をこなしつつも、セクハラを仕掛けてくる当主に振り回されていた。
そんな折、貴彰の父が会社の役員の座を退くことになり、貴彰が後任候補に挙がる。
だがその座を狙う人物が貴彰を陥れようと動き始め、馨は脅しをかけられてしまう。
妹を人質に取られてしまった馨は、身体を使って貴彰を誘惑し、男同士のスキャンダルを仕立て上げるよう強要されるが…。

作品情報

作品名
夜に堕ちる執事の純情
著者
バーバラ片桐 
イラスト
高座朗 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
発売日
ISBN
9784344810228
3

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
6
評価数
2
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

スパダリなご主人様と有能執事

電子版挿絵なし、あとがきあり。イケメンで女遊びもそこそこな大金持ちのご主人様にお仕えする、真面目で有能な執事さんのお話。
執事受けが妹を人質にとられ、攻めのライバルから、主人を裏切るように脅されるという不穏な展開にハラハラ。が、攻めも受けもどちらも有能。お互いを信頼しているので、そこでごたついたりはなく。
結構あっさり問題が片付いてしまったのに、若干の物足りなさを感じた。結局のところ双方、子供の頃から一途に両片想いだったっていうね(その割に、攻めは女遊びしてたらしいのはややモヤ)。
そんな二人だから、気持ちを伝え合っちゃえばもうなんの障害もないもんね…と思いきや、後半の書き下ろしでは、隠し子発覚!?というひと騒動が起こってしまいます。

オチはだいたい想像がついてしまうのだが、赤ちゃんを純粋に可愛いがる男同士のカップルっていうのは切な萌え!
子供を産んであげられないとしょんぼりする受けに、「生まれない子供の分までお前を愛していく」なんて、ベタではあるが、これこそがBLの醍醐味だと思う。
くっついた後も、公私の区別をきっちりつける真面目な執事さんだったが、攻めを失うかもと思いこんで取り乱す様は、色っぽくて萌えでした。
しかし、執事モノはストイックな制服が乱れるのが良きなので、挿絵がなかったのが大変惜しい。挿絵アリなら萌え度がもっと上がってたかも。

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