おまけ付きRenta!限定版
この話は偽りの~ほどかわいそうじゃなくて、安心して読めます。
ただ後ろからの噛み痕が獣って件があまり好きじゃなかった。
獣だろうと何だろうと、愛は本人たちにしかわからない。外野がとやかく言わないで!と思ってしまったので星一つ下げました。
偽り~のときならもっとガンガン行かれたのではないだろうかと思った次第です。
まず、メガネが地雷な方にお伝えしたいことがあるのですが、受けは途中からメガネじゃなくなります…!
私の唯一の地雷がメガネなのですが、表紙のメガネを見落として買ってしまいました。買ってから「ああ、またやってしまった」と思いましたが、とある理由により、メガネはかけなくなります(物語がだいたい3割進んだあたりなので、7割はメガネなしで楽しめます)。
なのでメガネ地雷の方で、この作品を読みたいのにメガネが気になって読めなかった方は、読んで大丈夫だと思います!
中身の方ですが、内容もとても面白かったです!
受けはアルファとして生きてきたのに、突然オメガになってしまいます。受けの言動から戸惑いが痛いほど伝わってきて辛くなりました。最後キレて物語がいい流れになったのはよかったです!
攻めは、基本優しいですが、優しいだけでなく執着がすごくて、そういう攻めが好きなので最高でした。優しい時と、執着を剥き出しにする時のギャップ良すぎました。
前作の、「偽りの愛を孕む」のスピンオフです。ちょくちょく出ていたお医者さんが攻めになっております。
前作が、不憫に不憫を重ねがけしたような内容なので(私は好きですが)…今回のみでも大丈夫です。でも、今回で気になった方は前作も読んでみてほしいです。
今回は、受けがα→Ωになるという…あらすじで重そうですが明るくはないです。
攻めが想像よりもかなりの執着攻め…。(最後に止めでバレたエピソードもヤバい…)
そして、お互いを思いあっているのにすれ違いもヤバい…。
すれ違えるとこは全てすれ違います。
すれ違いの果てにキレる受けがかっこいい!!
最後の受けの襲い受けがめちゃくちゃ良かったです!
二人のお子さんが見たいので続きも読みたいです。
紙本購入
修正は白短冊です。(描き込みがエロいので修正は短冊がオススメ)
「偽りの愛を孕む」のスピンオフです。
「偽りの愛を孕む」好きだったけど、重さというか独特の空気感があったなぁ…。
だからこそ、安易に手を出せない気持ちがあったのですが、「偽りの愛を孕む」の不憫さや重さがなく読みやすかったです。
むしろ、「偽りの愛を孕む」より好きです!読んで良かった!あと、スピンオフ元を読まなくてもこのお話だけでも充分理解できました。
元々αの悠生は、二次性徴でΩになってしまいます。
このお話は、Ωはシェルターに入るかすぐに番を作らないといけないという社会の世界です。
すぐにお見合い候補の資料が送られてきて、悠生は半ば自暴自棄に結納金を一番多く払う恭悟の話を受ける事に。
すぐに恭悟と暮らし始める悠生。最初は不安があったけれど、とても紳士で思いやりのある恭悟。
そんな2人が共に暮らしながら愛を育んでいくお話でした。
オメガバースでα→Ωに…という設定。
ある程度の重さを覚悟して読みはじめたのですが、嫌な重さを感じなかったというか。
Ωはシェルターに入るとか、封建的な世界観のようで恭悟さんと悠生が先進的な考えなのとか、悠生のクラスメイト達もマトモな倫理観があって、見ていて全然嫌じゃない。とても良かった。
弱くないし、かといって図太いわけでなく芯のある強さがあって、悠生なんだかとても好きです。
恭悟さんに一生懸命尽くそうとする悠生が、爆発してしまうところがあるのですが、私的にそこが一番好きでした。
ちゃんと本音を出せる関係性になれたというのも素敵だし、強い悠生が最高でした。
恭悟さんも医者で美貌のルックスで、一見ザ・αな感じなのですが、紳士だし俺様感がなくて良い!
その上、片思いを拗らせかけてるとても可愛いα!推せる…!
不憫さを感じさせない、爽やかな希望を感じるオメガバースでした。
オメガバースが地雷ではないのであれば、是非読んで欲しいな、と思うぐらい良かったです。
更にスピンオフがあるのなら、彼らのその後と奇跡の造形の子供を見たいです。