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学ランの中までさわって欲しい その先

gakuran no naka made sawatte hoshii sonosaki

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表題作学ランの中までさわって欲しい その先

澤根 圭太、専門学校生→料理人
新見 仁司、大学生→教師

その他の収録作品

  • 番外編(描きおろし)

あらすじ

伝説のBL、帰還!物語はその先へ…

見慣れた校舎に
男だらけの教室
詰襟の制服は、窮屈なのに心地よくて…――

男子校の生徒会で知り合い、恋人同士になった新見と澤根。
男子高校生だった2人は高校を卒業後、それぞれ別の進路を選ぶけど、なかなか会えないまま夏休みを迎えて…――!?
2人の卒業後の大学・専門学校生編、そして同棲をはじめた社会人編をエロ描写もたっぷりと艶めかしく描きます!
マイクロ版にはない、コミックス版限定の描き下ろしマンガも収録!!

【編集担当からのおすすめ情報】
大ヒットBL、約2年半ぶりの新刊です!既読のかたは「その先」を、未読のかたは『学ランの中までさわって欲しい』1・2巻もあわせて、3冊セットでぜひお買い求めください!!

作品情報

作品名
学ランの中までさわって欲しい その先
著者
登田好美 
媒体
漫画(コミック)
出版社
小学館
レーベル
Flower comics α【非BL】
シリーズ
学ランの中までさわって欲しい
発売日
電子発売日
ISBN
9784098717804
4.4

(73)

(44)

萌々

(18)

(10)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
10
得点
322
評価数
73
平均
4.4 / 5
神率
60.3%

レビュー投稿数10

すごく読みたくて堪らなかった

澤根と新見の高校卒業後のストーリーが読めるなんて。と夢のような嬉しいニュースに小躍りしました♪( ´▽`)
大好きな作品だったので、何度も読み返したことを思い出しました。それくらい心酔した作品です。


新見は大学進学、澤根は専門学校へと進路を進め、距離はあるけど気持ちが繋がっている2人の姿を見て安堵と歓喜の気持ちで満たされました。

作品全体が醸し出す妙な色気は健在。
しっとりと落ち着いた雰囲気に何故だか気品を感じてしまい、読んでるこちらも腰を据えてじっくりとこの2人の世界を堪能することができました。

新見視点がほとんどで、不安な気持ちやモヤモヤする思いを抱えるシーンもあるんですが、澤根がサラッと浄化してくれるので拗れたりすれ違ったりすることはありません。
澤根の新見ラブが突き抜けているので安心して下さいね(笑)

澤根は高校時代も高校生らしからぬ落ち着きや包容力を纏ったスパダリオーラビシビシでしたが、それが全く変わらず。むしろパワーアップしていました。新見が大好きで堪らないって気持ちがすごく伝わるので、新見にも読者にも安心感を与えてくれます。
澤根の言動にどんだけニヤニヤさせられたことが分かりません。無表情なのに言動は甘いの最高!

新見は澤根が女性に心変わりする日がくるんじゃないかと不安になったりするんですが…
ちょっとこっち(読者側)きて見てみ。
そんなんこと全くないでしょう?
と激しく言いたいです(笑)


2人の結婚へのビジョンが少しだけ見えてきた今巻。問題が全くないわけではありません。
だけど、1人じゃなく2人で乗り越えようと話し合うところに、絆の強さと信頼の証を垣間見ることができました。

1人で無理なことも2人なら出来るかも。
1人だと不安なことも2人なら励まし支え合っていくことが出来るかも。

そんな希望があるだけで、明るく前向きに進むことができますよね。

新見の母親へカミングアウトが良い方に繋がることを祈りながら読み終えました。この結果は描いて下さる予定があるのか気になります。
ぜひぜひ続刊をお願いしたいです!

6

生涯最高なパートナー

澤根×新見

高校から付き合っている澤根と新見の高校を卒業した後のお話。

前半は、
お互いに支え合う、将来を真剣に考える大学・専門学校生編。

大学生の新見と専門学校生の澤根が離れ離れでお互いに一人暮らしをしている。
環境が大きく変わった途端に順調に行くのか。

環境が大きく変化する上に、
遠距離というの問題も起き、金銭的な壁もある。
心が抱く感情も大きく変化していくはず。

会いたい、さわりたい、寂しい気持ちがとってもリアルに感じられます。
なかなか会えないこそ、
4ヶ月ぶりに会えるときの喜びが大きい。
2人が会えるときのその幸せな気持ちで胸がいっぱいになります。

なおかつ、
男子校出身の彼らにとって、周りに女性というものは皆無だった。
男女比が1対1である社会に、
男女関係が普通に感じるようになる新見が、澤根が女性といるのを見って不安となる。
生活や周りの人間関係が変わる場合、自分が澤根の伴侶として合う相手なのかと悩んでいく、
でも澤根の隣にいるのは自分でありたい、
澤根といるためにしっかりと立てる力を身に付けたいという強く生きていく心が素晴らしい。

に対して
「どこにいても
俺の好きな人は新見だよ」
気持ちが薄れてしまわない澤根。

さらに

「・・・──環境が変わって
少しと弱気になってたのは確かだけど
不安になるのは自分自身の問題で・・・」と
澤根が言う。
環境の変化を背にかつがない、
不安の根底には自信のなさ、
不安を排除し自分は変わらなくて平気という自信を育む。
いわゆる人は自分自身の考え方が大事ということです。
環境に流されず正しい判断ができる澤根は精神年齢の高い人だと思います。

2人はうまく乗り越えて、

後半は、
お互いを尊重しあえる、未来像が共通している社会人編。

中学校の教師となった新見と調理師となった澤根。
澤根が新見の赴任地へ転職し、2人が同棲をはじめる。
2人の未来に夢が膨らみパートナーを視野に入れていく。

問題は親にカミングアウトすること。
新見の親に真実を告げることに。
親として、セクシュアリティは変わるものだから、必ず理想的な反応してくれるとは言えない。
だから
理解してもらえるまで、5回でも、10回でも、何回でも ふたりで
話をしに行くと
澤根が決意する。
諦めずに2人で生きていく所に胸に迫ってきます。

共に戦うような生涯の最高なパートナーに出会い、
絆がより深く、お互いへの愛もより膨大していくでしょう。

2人の価値観が通じ合って、
幾多の困難を乗り越えて、
周囲の目を気にして生きている彼らに胸を打たれました。

環境の変化につて心の変化、遠距離恋愛、男子校出身のノイローゼ、結婚(パートナーシップ制度)、カミングアウトなどに
深く静かにじわじわと感慨深さが感じられる作品でした。

4

まさか続きが読めるとは‥!

学ラン‥がすごくよかったけれども、結構現実問題みたいなところがすっきりしてなかったので、まさかまさか続きが読めるなんて幸せです。

高校を卒業して、それぞれ進学して、そして社会人。贅沢な時間の流れをこの一巻の中に収めているのはありがたすぎます。
学生時代の遠距離があっという間ですが、きっとこの二人なら互いに想いあって、夢に向かって一緒に進んでいったんだろうなぁと、おもえます。

親へのカムアウトが中々受け入れてもらえない‥これ読んでてほんとぎゅっと辛くなってしまいます。
ハピエンありきのものばかり読んでる傾向があるので、こういった家族の理解が得られないって、現実味があります。

二人ならきっと大丈夫って思うんですけど、表情のわからない親御さんの笑顔もみたいなぁ、って思いました。
無表情だけどちゃんと愛がある攻めって最高です。

4

自信を持っておすすめしたいシリーズ♡

『学ランの中までさわって欲しい2』の続編です。
小学館の週刊デジタル少女まんが誌の「ベツフラ」に連載されていた作品。

専門学校生→料理人 澤根 圭太と大学生→公務員 新見 仁司のお話。

Twitterで続編が決定したと知ってから、ずっと発売日を楽しみにしていた3巻。
期待と不安でいっぱいの今作は……とっても素晴らしい作品に仕上がっていました‼

この春、3年間通った高校を卒業した2人。
新見くんは教育学部のある大学、澤根くんは調理師専門学校へと進学しました。
しかし、物理的に距離がある上に、実習やバイトで忙しい澤根くんに対して「会いたい」と言えない新見くん。
とうとう大学に入ってから初めての夏休みを迎えてしまいました。
そんな時、前生徒会長だった先輩の後押しもあり、やっと澤根くんに会いに行く決心をします。
――おれもすごく会いたい さわりたい 今の澤根に
ところが、当日 待ち合わせ場所に向かった新見くんは女子といる澤根くんを見てしまい…。

人生は選択の連続で、その一つひとつが未来に繋がっていく。
1年制の専門学校と4年制の大学…2人は全く異なる進路に進み、遠く離れて暮らしている。
なかなか会えないことで不安と切なさを抱えながらも揺るぎない愛情を確かめ合う彼らの――「その先」に待っているものとは?
ここからは、ぜひネタバレなしでご覧ください。
外見はもちろん、内面も少しずつ大人になっていく2人に胸がいっぱいになりました(泣)

全体を通して見どころ満載ですが、とくにHシーンがおすすめです♡
前作までの学ランのエロも大変良かったですが、今作はなんと全裸や浴衣、部屋着とバリエーションが豊富なんですよ。
風呂場にソファなど…学校の中や実家とは違う生活感があるシチュエーションも新鮮でした。
そして、効果的な擬音も艶めかしい喘ぎ声もほぼないのに、これだけ扇情的なセックスを描けるのが素晴らしい!
とにかく、事後に抱き合いながら寝るシーンも含めて萌えまくりです♡

描き下ろし『番外編』
最終話のHの続きのお話。
明日も仕事だけれど、蓮根がかわいくて拒めない…。

登田好美先生の美麗な絵柄と繊細な心理描写はそのままに、これまでの流れ汲んだストーリー構成に感服した今作。
進学から社会人までを綺麗に纏めているのですが、もっと深く読みたかったので上下巻にして欲しかったな~。
それでも、読後はこのシリーズに出会えて本当に良かったと思えました。
終始、可愛い新見くんの成長とクールな蓮見くんの溺愛っぷりにキュンキュンしっぱなしでしたが、先輩の「ハレの日」も拝見できて感無量です(笑)

最後は、家族の問題に向き合おうとする新見くんに蓮根くんが伝えました。
「――5回でも10回でも 何回でも ふたりで」
つらさなんて蓮根と分けたくない、と考えていた高校時代…新見くんは気が付きます。
ずっと蓮根くんのそばにいるために、これからは「ふたり」で乗り越えるのだと。

より強い絆で結ばれた彼らの未来にエールを送りたい。
この先に何があっても、2人なら絶対に大丈夫‼

何度も読み返したい「伝説のBL」のシリーズ。
自信を持っておすすめします♡

3

素敵な二人

↓ネタバレ含みます!

大好きな作品の続編!続編の連載が始まった時から単行本として纏まるのを首を長くして待っていました。


その先とある通り学ランを脱いだ後の話、つまり卒業後の物語です。学生時代の遠距離恋愛と就職後の同棲生活が描かれています。

見た目や表情はクールなのに結構グイグイきてしっかりと言葉にする澤根が良かったです…!察する力や思いやりが凄くて欲しい言葉をくれて行動でも示してくれる澤根が完璧すぎる…。新見のことが本当に好きなんだなぁと伝わってきます。澤根の笑顔の破壊力はヤバい…。
新見は学生時など時折不安を覚えてしまいますが、弱気になりつつも澤根と一緒に居続けたいと考えています。巻数を追うごとに、そして歳をとるごとに成長していくのを感じられました。

二人とも相手を思う気持ちや愛情が凄いです。この二人を見ていると気持ちをしっかりと言葉にして伝えることって大事だなぁと思えます。これから先何かあってもこの二人なら大丈夫だと確信できる二人でした!

パートナーシップ制度を考えたり、盛り上がってそのまま最後までせずにエッチの前に準備をしたりといった点などでリアリティがあり、実際にこの世界で彼らが生きているんじゃないかと思わせてくれました。


二人の末長く続く未来を確信できるじんわりと温かい読後感で良かったです!相手を思いやり大事なことを言葉にできる穏やかな二人の関係性が最高でした。無印も何回も読み返していますが今巻も何度も読み返したいと思います!

2

この作品が収納されている本棚

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