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表題作秒読みセックスフレンド

狭山宗司 掃除屋さん/株式会社部長代理
長内大和 掛け持ち 元人気子役 

あらすじ

【昔の推しの誘惑にも流されない、誠実な男に溺愛されて――?】 昔は人気番組で活躍した元人気子役の大和は、今は動画配信で食いつなぐ、しがない日々を送っていた。貞操観念もゆるく、男女問わずセフレを切らさずにいる大和は、動画のネタになればと、完全紹介制の掃除屋にハウスクリーニングを依頼することに。そしてやって来たのは、顔も身体もタイプど真ん中のクールな男・宗司だった。初回訪問からさっそく「セフレになりたい」と誘いをかける大和だったが、実は彼が子役時代の自分のファンだったことが判明。しかも、セックスは恋人同士になってからというお堅い倫理観を持った男だった。めげずに身体を求め続ける大和だったが……?

作品情報

作品名
秒読みセックスフレンド
著者
いさき李果 
媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス・リンクスコレクション
発売日
電子発売日
ISBN
9784344851887
3.8

(14)

(4)

萌々

(5)

(4)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
53
評価数
14
平均
3.8 / 5
神率
28.6%

レビュー投稿数1

翻弄して、翻弄される

宗司×大和


貞操観念ない誘惑の大和が
真面目な宗司を翻弄する!?
いいえ・・・宗司に翻弄されるんだーー!
宗司は勝ちオーラ満点のイケメンで、
大和はグイグイと彼に引き込まれちゃうーー!


元人気子役のヤマトの大和は、
今は動画配信などでいろいろ仕事を掛け持ちし、
男女問わずセフレを切らさずに生きている。

ある日、
大和が掃除屋にハウスクリーニングを依頼したら、
「そうじ屋」という名前の宗司が現れた。
そこで、大和が宗司に強い興味を示し、
さっそく「セフレになりたい」と誘いをかけるーー!

でも、宗司は真面目で誠実な男で、
大和の誘惑にも翻弄されず、
かえって大和を翻弄しちゃう。
大和が本当の自分と向き合うまで、
2人の距離が近づいていく。
という展開。

大和は、
子役の頃から他人から期待されたりはずされたりしていた。
周りから負の感情を向けられるようになった。
他人からの期待に疲れ果てて、
自分に期待することをやめてしまった。
仕事や恋愛にも、適当な態度で取り組んでいて、
つまらない日々を送っている。
でも、その生活は虚しくて、
本当の自分でいたかった。
周りの人たちに自分らしく接してほしいと思っている。

宗司は、
機械みたいに冷静そうだけど、
実は基本的に愛がある。
実は、子役時代の大和にずっとファンで、
ずっとヤマトを本当の大和として見てきた。
昔から大和の寂しさや悩みも見透かしている。
大和が子役を引退するまで彼を見守り続けてきたし、
大和が現実逃避しているときには、
冷静な対応で彼の心を開こうとする。
その隠れた愛情には、
男気やかっこよさがあって、
それが萌えの必殺技だ!

大和が「刹那的」に見えることは、
実は宗司にとって、
今の大和はとても愛しい存在だ。
その純愛を貫いた宗司の姿に、
心が揺さぶられました。

大和にとって、
宗司は自分と向き合う勇気をくれる大切な存在。
宗司と一緒なら、本当の自分でいられると思っている。
が、セフレ関係が気持ちよすぎて・・・

でも、
宗司が「付き合わないなら セックスもなしです」と宣言してくる。

大和が宗司を誘う
→翻弄しつつも翻弄されてしまったり
→宗司の真剣な交際宣言を拒否したり
→宗司のこと気になる
→嫉妬
→気に流され崩れる。
このゴールデンルートが、
宗司的には計算済みだったのかもしれない。

ぎょうぎょうしいけど、
素直になっていく大和の様子に嬉しいよね!
宗司を好きだと自覚してからも、
始終変わらず宗司から浮いてる態度や、
情念の枠をオーバーしている様子が悶えちゃうポイトン!

宗司が「そうじ屋」という名前にした理由について、
涼しい顔をして「名前はそうじなので」と述べると、
思わず笑っちゃいました。

宗司が仕事中にはプライベートな話はしないというのも、
一旦「ご利用ありがとうございました」と外に出た後、
すぐにピンポーンして、
プライベートとして大和と一緒にいる姿にも、
彼の沈着で平気な様子にも
感心しちゃいました。
彼の仕事に私情を挟まないところも、
魅力を引き立てている。

2人の濃厚な絡みを見ていると、
エロエロとアツアツが同量ずつ混ざったような感じで、
キュンキュ味がする。
大和は恋愛のセックスを知って、
とろとろで照れ照れして、すごくかわいい!
宗司は無表情に見えて愛情はたっぷりあるから、
とにかく真骨頂!

2人が真っ直ぐゴールに向かえない様子に、
ドキドキしながらも、くすりと笑える作品でした。

2

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