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表題作未熟なサイダー

鵜飼 晃,高校2年生,元野球部のエース
榎並 祐,高校2年生,低身長がコンプレックス

その他の収録作品

  • 描き下ろし

あらすじ

高校2年
俺たちはかけがえのない恋をした

一匹狼で人と距離を取ろうとする鵜飼晃。
元気で明るくてちょっと世話焼き気質な榎並祐。
高校2年、ふたりは同じクラスで席が前後。
新学期初日に、身長の関係で席を交換してもらった榎並は鵜飼に興味を持ち毎日話しかけるようになるが…。
少しずつ距離を縮めていたある日、鵜飼の踏み込まれたくない部分に触れ怒らせてしまう。
仲直りをしようとするも、話の流れでなぜか抜き合いっこに発展。
しかし、それは鵜飼が自分と離れるためのあえての行動だとわかり
「嫌じゃないし、むしろ気持ちよかった!」と思わず宣言してしまい――!?

少しずつ大人に近づくDKふたりの眩しくて愛おしいアオハルラブ。

作品情報

作品名
未熟なサイダー
著者
井ノ宮みや 
媒体
漫画(コミック)
出版社
笠倉出版社
レーベル
カルトコミックスequal collection
発売日
電子発売日
ISBN
9784773062601
4.2

(26)

(14)

萌々

(9)

(0)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
3
得点
108
評価数
26
平均
4.2 / 5
神率
53.8%

レビュー投稿数3

試し読みに惹かれて

試し読みで祐が自販機で当たった飲み物を晃にあげるシーンに惹かれて読み始めました。

一匹狼の晃を世話好きな祐が構って徐々に恋心が芽生えていく爽やかな青春BLかと思ったのですが、早々に抜き合う展開になったので驚きました。
キスも素股もした後でようやく晃が裕を好きだと自覚しますが、好きだと自覚しないまま素股までする手の早さは好みではなかったです。

祐から晃を避け始めたのに晃が何も話してくれないと怒る祐の身勝手さが気になりましたが、晃が祐に告白したときはキュンとしました。
社会人になっても一緒にいる二人は微笑ましかったです。

シーモアは白抜き修正でした。
初夜はあっさりめでした。

0

キラキラ眩しい

進級して同じクラスになり、出席番号順に並んだ席で前後だった鵜飼と榎並。
身長の大きい鵜飼が前の席だと黒板が見えなかったため、席の交換をしてもらったことから話すようになったけれどすんなり友達にはなれず…
誰とも馴れ合わない鵜飼と仲良くなりたくて、榎並が一方的に追いかけるようなところから始まるお話でした。

肩の故障をキッカケに野球を辞め、それ以来周りと距離を置くようになっていた鵜飼。そんな彼に自分からグイグイ近付いていく榎並でしたが、野球や怪我のことに触れてしまってギクシャク。
そんな榎並を試すようなカタチでキスをして、抜き合いをして…というところから、ぐっと距離が近付いていくふたり。
いきなりこんな展開になると思わなくてすごくびっくりしましたが(笑)
その意外さとこれからどうなっていくんだろう?という期待にものすごくドキドキしました。

肩を壊してからの鵜飼は自分を心配してくれる仲間の声も届かないほどどん底に沈んでいて、深い絶望を感じていたけれど。
榎並と一緒にいることで考え方や野球との向き合い方が変わり、前向きになっていく様子が伝わってきたのが嬉しかったし、そういう日々のなかでお互いに惹かれ合っていったのも素敵だなと思いました。

鵜飼が野球を辞めた日に榎並が当たりサイダーをあげたこと。それすらも運命的に思えるようなキラキラ眩しいふたりにたくさんキュンとさせてもらいました。
未来の彼らまで見ることができて、最後まで幸せな気持ちで読むことができたお話でした。

1

爽やかサイダー旋風巻き起こる

さ、爽やかや〜〜〜!!!!
DKの眩しさ、焦ったい甘酸っぱさ、THE☆青春を全身に浴びました。

本作の主人公・榎並くん17歳・高校2年生男子。
163cmの低身長に悩みつつ、持ち前の明るさで友人に恵まれる極々普通の男の子。
そんな彼がクラス替えで出会ったのは、高身長189cmの元野球部エース・鵜飼くん。
鵜飼くんの後ろの席で黒板が見えず、席交換のお願いをキッカケに2人は会話をするように……

この出会い、何だか青春の始まりを感じて滾りますね!

しかし、鵜飼くんは全くツレません。
榎並くんが明るく話し掛けても「話しかけてくんな」「ついてくんな」と超絶塩対応。
正直に「お前と仲良くなりたい、晃の為に何かしたいと思うだけ…」と話す榎並くんに鵜飼くんは「してって言ったら何でも聞いてくれんの…?」と突然キスしてきて…!!!?

はい、この展開超好きです。いや、何でノンケなのにいきなりベロチューなんだよ⁉︎と突っ込みつつ、ドキドキして好きなんですよねー…

怪我のせいで大好きな野球が出来なくなった鵜飼くん。
心の傷を隠すため、人と関わる事を避ける一匹狼だった鵜飼くんですが、榎並くんの飾らない明るさに心の傷が癒されていき……
榎並くんの支えで、また野球と向き合えるようになった鵜飼くんの成長にグッときました。

キスしたり触れ合っているのに、ギリギリの距離感を保つ〝友情以上恋人未満〟な2人がめちゃくちゃ焦ったい!!!
焦ったいんですが、個人的には3話が告白だと思っていたので「何でそこですれ違うんだ〜!!!」と、悶えました笑

先生のインタビューにある通り、鮮やかなまま思い出に残る2人の物語にじんわり満たされて、かけがえの無い青春の1ページを垣間見たような幸せな気持ちになる一冊でした。

▶︎紙書籍/刻み海苔修正 ※描き下ろし…8P

2

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