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表題作at Lilac Hotel

深山遼,ホテル支配人,湊の元恋人
萩野間湊,26歳,新米ホテルマン

その他の収録作品

  • after story(描き下ろし)

あらすじ

ブラック企業に就職してしまい、精も根も尽き果ててしまった湊。 心機一転!離職して、気軽なバイク一人旅をすることに…。 しかし不運は続き、雨は降るしバイクはダメになるわのツキの無さ…。 そんな湊の目に留まったのは、クラシカルな雰囲気だが、モダンな気配も感じる高級ホテル。 こんな時だからこそ贅沢を!と泊まることにするが、そのホテルで、かつて湊の心をかき乱した人物を見かけて…?!

作品情報

作品名
at Lilac Hotel
著者
井ノ宮みや 
媒体
漫画(コミック)
出版社
東京漫画社
レーベル
MARBLE COMICS
発売日
電子発売日
ISBN
9784864424592
4

(29)

(12)

萌々

(11)

(4)

中立

(0)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
4
得点
116
評価数
29
平均
4 / 5
神率
41.4%

レビュー投稿数4

8年越しの…

井ノ宮みや先生の作品初めて読ませて頂きました。
ストーリー構成、心理描写、キャラの表情等全てにおいて私の心に突き刺さる神作品でした

高校時代恋人同士だった湊(受)と遼(攻)。
遼が海外への進学をきっかけで別れることになった2人。

8年後
湊が働いてる会社はブラックで爆発した湊は会社を辞めます。
自由の身となった湊は一人旅をしてる途中災難続きでボロボロになり、たまたま見つけたホテルに泊まろうとするのですがそこで高校時代に付き合ってた遼に出会います。運命の再会です(*´˘`*)♡

湊が会社を辞めたことなど話してると、遼から好きなだけここにいていい、ここで働いたらいいと進められ遼が経営してるホテルで働くことになります。

仕事に対しての想いや高校時代のお互いの気持ちなど上手く構成されておりすごく読みやすく丁寧に表現されてます。

大人になって再会した2人の距離が少しづつ縮まってくところもキュンキュンです♡すぐ泣いちゃう湊も可愛いです
お互いあれからずっと忘れられない存在だったところも最高( ᵕ ᵕ̩̩ )
ホテルの名前の意味も書き下ろしも素晴らしくて最高の1冊に出会えてとても幸せな気持ちになりました☆.*・゚

井ノ宮みや先生にこれからも大注目したいと思います。
素敵な作品をありがとうございました!

1

それは "終わった恋"なのか、"今も続く恋"なのかーーー。

『忘れたくても忘れられなかった8年前の恋』(帯より)

高校時代にお付き合いしていたけれど、
攻めが海外に大学進学することになりすれ違って別れて。
それは "終わった恋"なのか、"今も続く恋"なのかーーー。

大人になっても出会った頃のまま、
純真で甘酸っぱさも感じるお話でした…! (;///;)


個人的に受けのキャラクターがとても好みです。
感情がそのまま表情に出る直情タイプなんですが、
喜怒哀楽がハッキリしているところが好感度◎!

冒頭は不憫に不憫が重なり、
踏んだり蹴ったりというか泣きっ面に蜂というか…;;
でも可哀想なのにキャラ立ちのせいか、ただ可愛いw

ちょっとコミカルな面をみせながらも
頑張り屋で人の為に泣いたり怒ったり出来る子で
スレてない感じがホッとさせてくれます。

攻めは立派なホテルを経営するエリート。
ゆえに普段は知的で大人な雰囲気を醸してるんですが、
受けの前だと普通に口が悪くてズケズケするギャップ!
ちょーっとだけ子供っぽくなるんですよね~!!!

受けは、大人になってもスレないまま。
攻めは、受けの前だとちょっと子供っぽくなる。

ゆえに発生するのが高校時代と変わらない甘酸っぱさ///
これがめーーーーーちゃくちゃ良かったです(∩´///`∩)
8年の時を経て高校時代の続きをしているような…ね!
お互いずっと好きなままの純真さが眩しい*。゚+

で!!!
攻めが立派になった裏には高校時代に受けと別れた過去が影響してるのですね。
「待ってて欲しい」の一言が言えなかったシーンは鼻の奥がツーンときました。

(直情型の受けはガンガン泣き顔見せてくるけど、)
(攻めの涙の魅せ方が切な萌えたんですよ(;///;))
(別れの回想シーンは何度読んでもキュンキュンする)

受けが知らないところで、
攻めは何気に人生捧げちゃってる重さが良かった…!
学生時代の言葉不足も若さゆえなので甘酸っぱくて!

タイトルにも入っている『ライラック』
こちらのキーアイテムもロマンチックで良かったです。
(攻めは現実主義っぽいのに意外と可愛いトコロあるv)

忘れられなかった恋がずっと繋がってて
お互いの想いの深さが感じられる物語でした。満足!

4

変わらぬ想い

社畜生活で心身ともに疲れ切って会社を辞め、自由な時間を楽しんでいた湊。でも会社とは関係ないところで不運が続き、意気消沈…
そんな時に8年前別れたきりだった元カレの遼とまさかの再会をして、彼が経営するホテルで働くことになるというところからはじまるお話でした。

ホテルマンとしての日々が始まったら遼との学生時代の思い出だったり、お客様との温かなやり取りだったり。
湊自身のことをよく知れるような流れとなっていたのがすごく良かったです。
一話目は怒涛の展開だったので、この先もこういう感じだったら付いていくのが大変だなーと思っていたけれど、心配は無用でした。

ふたりが別れてしまったのはお互いに言葉が足りなかっただけで、気持ちが無くなったわけではなく。8年経ってもふたりとも想いが変わっていないことが徐々にわかっていく様子にキュン。
わりと強引で無表情気味な遼ですが、湊を見つめる眼差しがすごく優しくて愛おしさがあふれちゃってるのが最高で…!
ふたりの幸せそうな姿を見て、再会できて良かったなとしみじみ思ったのでした。

これまでのすれ違いが周りを巻き込まずにふたりの問題だったとわかるのも、変に拗れたお話にならなくて良かったです。
結果的に遼の父親も敵ではなかったし、全部が丸く収まってスッキリした気持ちで読み終えられる作品でした。

1

何だかんだで純愛

裏表紙のあらすじを見て購入しました。1度は別れたけど、忘れられない恋、クラシカルなホテル、スパダリな攻、何より忘れたくても忘れられなかった8年前の恋というキャッチフレーズが良い!
切なさがひしひしと伝わってきます!

読んでみたら、湊の性格のせいもありそこまで深刻でもなかった。湊は明るくて自分のことより人のことを考えられる優しい子なので、クールで人のことを寄せ付けない感じの遼とは相性抜群です。

1度はすれ違いから別れたものの、遼には遼の考えがあって、いつ戻るかもしれない自分に湊を縛り付けたくないという気持ちは、凄くわかります。そのために捨てられたと思ってしまった湊ですが、偶然にも運命のように引き寄せられた2人
湊は遼を憎んでも良いはずなのに、遼の8年間の頑張りにちゃんと夢を叶えて人として尊敬してるしかっこいいと言えることに感動!包容力あるよ!
結局遼の父親からも認めてもらうことができ、あとは2人の同居ラブラブが見れて最高でした。

1

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