イラスト入り
いやー、面白かったです。
受けの真路が、バーで知り合ってエッチしたゆきずりの男が、実は隣人だった、というところから話は始まります。
受けと攻めで視点が切り替わっていき、二人のすれ違う心理の妙をたっぷり味わうことができました。
切ない部分にキュンとなりつつも、これもラストでの甘々ラブラブへのスパイスだろうなと思えるから、安心して読める。
幸せな気分でページを閉じることができる、そんな一冊です。
10年以上前の作品とは思えない感じで、新鮮に読破。
やはりこういう事件ものというか、刑事物というかは、英田さんいいなと。
チラチラとサスペンスを挟みつつ、しっかりBL!
というか、もちろんBLの方が主体なんですが、
うまい具合にサブキャラが散りばめられていて、
誰が犯人⁈と、最後まで皆怪しい!(笑)
久門の相棒の相羽さんも気になる存在!
欲を言うなら、真路がもう少し男の子っぽく描かれていたら好みだったかな。
可愛いんだけど、それだけじゃない……って所がもう少し欲しかった。
そして最後までこの名前が読め(頭に入ってこ)なかった……orz
なんにしても、久門がとにかく真路にメロメロなのがいいv
愛しくて可愛くて仕方ないというのが滲み出ていて、
読みながら、ついこちらも頬が緩んじゃうv
後半はラブラブいちゃいちゃで、萌も充実v
サスペンスと萌の絶妙なバランスで、「萌×2」評価!
面白くて一気に読んじゃいました。
攻めが受けを振り向かせようと頑張るのが新鮮でした。攻めの努力や苦悩(?)が攻め視点で読めるのがこんなに萌えるとは思いませんでした。
攻めの九門さんにとってもキュンキュンして買って良かったです。
(表紙がちょっとアレですが…)
そして、ラストに語られた事件のその後があることで、話に締まりが出てさすが英田作品だと思いました。
蛇足ですが、35歳でオッサン扱いかーと遠い目…。
英田さんにしてはライトな感じで、登場人物もバツイチエロオヤジ攻とゲイの意地っ張りかわい子ちゃん受で互いの感情も分かりやすいのでサクサク読めちゃいます。
好きなのに口喧嘩になっちゃう2人はなんか微笑ましくてバカップル予備軍って感じ。
ストーカーや犯罪がらみの話なんですが、全体の雰囲気のせいかそれ程に怖いとかじわじわくるとかは無し。
あとがきに書かれている様に犯人を予想して読むといいかも、それを意識して書かれてる部分もあるので。といっても本格的な推理物って訳ではないです、あくまでスパイス的に。
九門がまだ若いのに既におもいっきりエロオヤジなのがなんか可愛い。
こういう軽めの英田さん作品も結構好きです。
大好きな英田先生と桜城先生のコラボとみたら買わずにはいられません。
英田先生にしては、軽めのお話だったのでさらりと読めました。いつもと違った系統のお話でしたが、オヤジ攻め×意地っ張りなんだけど健気で可愛い受が大好きなので、凄く楽しんで読ませて頂きました。
桜城先生のイラストも萌UPでした。エロセクシー系の大人なオヤジと色っぽい受け様の絵になっていて良かったです。
年の差、エロオヤジ攻め×ツンデレ系の受けが大好きな方にはオススメです。