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異世界転生したけど、七合目モブだったので普通に生きる。 1

isekai tensei shitakedo nanagoume mobu datta node futsu ni ikiru

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表題作異世界転生したけど、七合目モブだったので普通に生きる。 1

アルフレッド・ラグワーズ,伯爵家長男17歳,転生者
ギルバート・ランネイル,侯爵家長男15歳,乙女ゲームの攻略対象者

その他の収録作品

  • 短編「Christmas dream」

あらすじ

「自称」モブ転生者×美形宰相子息。偏った友情が恋に変化する甘ラブBL!

乙女ゲームの世界に伯爵家長男として転生した王立学院三年のアルフレッドは全部が中の上という恵まれた環境に満足していた。
このまま平穏なモブ人生を歩むはずが、ある日ゲームの攻略対象者で年下の美形宰相子息ギルバートと出会ってしまう。
学院の秘密の隠れ家で二人で過ごすうち、氷の貴公子と名高いギルバートを無自覚に溺愛していくアルフレッドに、女性たちは次々と新たな扉を開き、知らぬ間にゲームのフラグは折れまくる。
暴走する転生ヒロインをよそにマイペースで異世界を生きる自称「七合目モブ」の激甘主人公攻めBL!

作品情報

作品名
異世界転生したけど、七合目モブだったので普通に生きる。 1
著者
白玉 
イラスト
北沢きょう 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
レーベル
Ruby collection
発売日
電子発売日
ISBN
9784041135501
4.6

(39)

(31)

萌々

(4)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
9
得点
180
評価数
39
平均
4.6 / 5
神率
79.5%

レビュー投稿数9

付き合う前から2人の距離感がバグりまくり

【ずっと、ずっと一緒にいたいんです。アル。そばにいて下さい。ずっといて下さい(ギルバート)】

エロス度☆

おやおや、乙女ゲームの世界に転生したアルフレッドがヒロインのフラグをへし折りまくって無自覚にギルバートルートを爆進していくのが面白いですね。

本人はイケメンでスパダリなのに七合目モブと自称したり、平穏に生きていくことを望んでいるのもツボります。

特に、第三者視点から見るとアルフレッドがギルバートを無自覚に溺愛している様がよく分かり、お嬢様方を新たな世界に沼らせていくのが罪深い。

可愛い後輩に対する気持ちが変化していくアルフレッドや彼の前でだけ見せるギルバートの激カワなギャップが素晴らしい。

0

4巻が発売されると知り

凄く面白かったです。最新刊がもうすぐ発売されると知り既刊本を電子書籍で購入しました。

良い意味で裏切られました。タイトル詐欺じゃあないですか!この主人公のアルフレッドですが、全然モブじゃあなかったです。モブだと思ってるのは本人だけで、第三者目線のお話もあるので彼がどんなに魅力的なのかが分かるんです。この辺りが物凄くお上手でニマニマしながら読ませていただきました。www

そして何と言っても無自覚人タラシでとても罪深いんですよ。ギルバート以外にもかなりの被害者がいる事でしょう。www

乙女ゲームはギルバートの学年で進んでいるので、確かにアルフレッドたち最上級生はモブなんですよ。この辺りが凄く上手くてヒロイン達に深く関わらないようにしつつ、巻き込まれたギルバートを助ける為にアルフレッドが活躍するんです。活躍すると言っても腕が立つ訳でもなく、伯爵家長男として策略をめぐらせるところにスカッとするんですよ。
特に終盤の流れは秀逸でした。

それとお相手のギルバートがまだ15歳なのとお互いに嫡男同士ということもあり、恋愛面がゆっくりと進むのがこそばゆくて凄く良かったです。

アルフレッドは転生者ですが前世は何者であったのかは覚えていません。
ただ同時収録作の「Christmas dream」のギルバート視点の夢のお話にヒントらしきものがありました。

1

なろう系のイメージを覆された本

今までのなろう系(ウエブ連載版)のイメージは、
・設定が甘い
・描写が甘い
・文章が甘い でした。
ここで言う「甘い」とは「あまあまでかわいい~」では無くて、「詰めが甘い」の方の甘いです。でもキャラクターが魅力的だったり、関係性に萌えたりしながら、甘い部分は脳内補完して「良い面を汲み取るように」して読むものなのだと。書籍化するなら校正修正が入るのだから問題無いんだろうしと。

しかしそれらをガツンと払拭されました。
実は続きが待ちきれなくてムーンライトノベルズの方、今読める分全部読んじゃったんですが(まだ連載続いてる)、
設定に関して、作者さんは「貴族マニア」或いは「貴族オタク」なのではないですか?とにかく貴族に対する知識がハンパない。挨拶、立ち居振る舞い、建前と本音、言い回し、義務と教養、階級の違い、慣習、矜持、まだまだあると思うが追いつかない。
また人物だけではなく衣装や建物、街に乗り物に食事に生活に…ありとあらゆる方向で隙が無いです。ですので描写の甘さも必然的に無くなる。
その上でゲームファンタジーとしての「いきすぎ」た誇張やコメディ部分を上手く乗せています。
文章は書籍化にあたって修正必要ないんじゃないかなと思うレベルで書かれてますし、修正したのはご本人が変更したいと思った場所のみではないでしょうか。

さらに、この膨大な貴族に対する熱量をそのまま硬い文章にするとものすごく読みにくくなるだろうという懸念も、めちゃくちゃ緩く砕けた主人公の独白で進める形にする事で「読みやすさ」もクリアしています。
(貴族としての口上部分みたいなのが全編続いたら読み続けられないと思う)

今後(発売されるなら)多分3巻後半か4巻あたり?で設定そのものに対して切り込んでくる展開もあって、意表を突かれてさらに唸りました。
この作者絶対超頭いい。

希望としては家系図は載ってるんですけど、後はサウジリア王国の地図も載せて欲しいのと、王立学院やラグワーズ邸とランネイル邸の間取り図や見取り図も載せてもらえたら嬉しい。きっと絶対設定しっかり作りこんであるでしょ?w

1

これが読みたかった。。

私が読みたかったBLがここにありました。

無自覚溺愛の威力たるや...

受けの子もなんとも健気で愛おしい...

そして第三者視点から伝えてくれるモブお嬢様たち。

登場人物のキャラ性も素晴らしければ、

作者様の言い回しがまさに言葉の匠。

一途好き、溺愛好き、甘い2人が好きな民にはたまらない作品。

私の拙い言葉では表せないほど素敵な世界がここにあります。

読んでくれ同志諸君。

1

モブとは

きょう先生なのでマストバイ。面白く読ませていただいたのですが、「? これで終わり?」と思い、改めて見てみると、ちっこく「1」との記載がありました。ええ、続きものでした。1巻では攻め受け未確定ですのよ。ベッドにも行っておられませんのよ。読み終えて「あら、新しい潮流かしら」と思ってしまいましたわ。無自覚人たらし攻め(と勝手に予想。どこがモブやねん)の攻め視点話がお好きな方でしたら良いのではと思います。ムーンライトさん由来の本編380P弱+閑話16Pほど。次はいつ出るんだろう?

5歳で転生したことを思い出したアルフレッド。伯爵家の長男でなんでもかんでも中の上ってポジションだと自覚していたため、平坦で平和な人生を・・と思っていたのに、2歳下の宰相の息子(ピチピチ、キラキライケメン)に妙に懐かれてしまい・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
アレキサンドラ(公爵家次女、ナイス!)など腐女子的モブ視点を提供する方々少々。
以下は男爵令嬢の攻略対象と思われる方々、
第一王子、ルクレイプ公爵子息、グランバート伯爵子息。
その兄や関係者もろもろってところでしょうか。あれこれ割合出てきます。web由来、エピソード重ね重ねなので致し方なし。

++攻め受けについて

受け(推定)は外面クール無表情美少年なんだけど、内面はむちゃぶりされるとぷんすか怒る感情豊かな方。攻めと二人きりになれる隠れ家では、心底リラックスできている様子で可愛いです。だから攻めが掌中に守って可愛がりたくなるんだろうなー。

攻め(推定)は自分は七合目、モブになりたいと思っている異世界転生者。ピンクの髪の女子を見つけるや否や「ヒロイン!やば!断じて関わるまい!」と回避し続ける策士。七合目の人生がいいかららしく、最初は宰相の息子である美少年受けも回避した方がよいのでは?と考えていた模様。そこを受けが押し切って懐いてって感じで始まってます。

二人が隠れ家で過ごすまったり癒し空間や、デートプランニングで二人して町に出かけ、あっちこっちの腐女子が声にならない悲鳴をあげている様子が楽しく、ウキウキさくっと読み終わりました。さーこれどう続くんだろう?まあベッド行ってないし、どっちが攻め受けか分からんし、実は受けと勝手に思っている美少年がすくすく身長伸びてめでたく攻めになるのでは等と思ったり、楽しみではあるのですが。なんにせよ長い。まったり長い。web由来小説の宿命ですかねえ・・。

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