廓の中に咲いた 儚く、淡い、夢うつつの恋。

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作花街男娼恋結び 1

大倉晴人、名門・大倉家の長男、21歳
香雪(本名:真澄)、「華見屋」の男娼、19歳

同時収録作品花街男娼恋結び 1

大倉和人、名門・大倉家の次男、晴人の弟、18歳
香雪(本名:真澄)、「華見屋」の男娼、19歳

その他の収録作品

  • 描き下ろし 休憩時間
  • カバー下漫画

あらすじ

江戸の世に隆盛を極めた“吉原”。
その片隅にある華見屋は吉原でも指折りの「男性が男性を癒やす」人気茶屋。
そこで働く者の想いは様々で、香雪もまた家族のために男に買われる日々を過ごしていた。
ある日、名門・大倉家の長男・晴人の席に香雪がつくことに。
思いがけない上客に胸躍らせていたが…席につくやいなや晴人から向けられたのは冷ややかな視線と辛辣な言葉の数々で――…?

作品情報

作品名
花街男娼恋結び 1
著者
もちた 
媒体
漫画(コミック)
出版社
オーバーラップ
レーベル
クリエコミックス【非BL】
発売日
電子発売日
ISBN
9784824004857
3.7

(4)

(1)

萌々

(1)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
15
評価数
4
平均
3.7 / 5
神率
25%

レビュー投稿数2

No Title

攻めがグイグイいくのが最高すぎる…受けが本当に美人なんですけど、かなり思い過去(現在進行形)を持っているのもかなりすきでした。
攻めの弟にも惚れられて…当て馬キャラも可愛く癒されます…ほんとにすきです…

0

思ったよりじっくり進む

1巻とあるので、どんくらいの進みなのかなと読んでましたけど、これは……思ったよりゆっくり。BLの芽吹きを感じたところで次巻へと続きます。
土台作りが丁寧と言えばそうなんですが、BL的な萌えは終盤に至るまではほとんどなくて、男娼の香雪と太客の晴人のコミカルな絡みがメインです。

良いトコでいきなり終わっちまったよ〜!!な終わり方にションボリ。そして、この物語の舞台(登場人物たちの背景)がほとんど明らかになっておらず、匂わせで1巻が終わっているのがすごく気になります。
香雪の両親のことや遊郭で働くきっかけもぼんやりで、晴人の家の後継問題と裏家業みたいなことも謎だらけ。晴人の方は出会ったときに香雪のことを知っていたような反応を見せていたのも引っ掛かります。

…とまあ、こんな感じでミステリアスな部分が多い1巻ですが、物語のテイストは意外とコミカル調です。
2人が出会ったとき、晴人は香雪を蔑むような発言をしたことで香雪にブチ切られましたが、逆にそのことが晴人に響き香雪の太客になりました。いいとこのボンボンの晴人にえらく気に入られた香雪は毎日通ってくる晴人に戸惑いながらも、晴人との距離が少しずつ近づいていきます。

この距離の詰め方も、茶屋のメンバーのやりとり含め、ファミリーのような和気あいあい感が意外とホッコリ。遊郭ってギスってるイメージなのに、みんないい人たちばかりで個性的で面白いです。
晴人の弟の和人も途中登場しますが、こちらもホッコリ要員。晴人と香雪をめぐってワチャついてます。
1巻は人物相関に重点が置かれていたかなって感じなので、ストーリーとしてはスローだったのかも知れません。足場固めはしっかりしてますので、2巻でいよいよ話が進んでいくと思われます。


BL展開はもちろん楽しみですが、彼らの背景に見え隠れしているものが大きそうなので、そこにも注目したいところです。
ようやくBLのスタート地点に立ったところで
1巻が終わりなので、このあとの展開が見ものです。

1

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP