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ラブラブいちゃいちゃカップル。
『南の国の王子様』シリーズ２作目です。
～従虜の章～
前回登場したジーンの弟、アデル（受け）と従者のディーノ（攻め）のお話です。
２人の出会いは10年前。
アデルは姉が結婚して自分はひとりぼっちになってしまうと、城に隠れてしまう。
そこへ、その日からアデルに使える事になっていたディーノは初めてアデルに出会います。
淋しがり泣きじゃくるアデルに、ディーノは生涯アデルの側にいる事を誓う。
それは10年経った今でも変わらない。
ディーノにとってアデルは手の届かない相手。
そんな時、兄のジーンが恋人の柚葉に食べさせるつもりだった、ちょっとばかり性欲が増す薬入りの和菓子をアデルは食べてしまう。
ディーノは伽の女官を呼ぼうとするが、アデルはディーノを求め、ディーノも彼に触れてしまう。
それ以来アデルはディーノの事が頭から離れない。
２人の様子がおかしい事に気付いた、アデルのうばやでもあるディーノの大叔母はディーノをアデルの近習から除籍させる。
今まで毎日ずっと同じもの見て、笑ったり怒ったり、それだけで嬉しくて楽しかった日々。
それがどんなに大切な事だったのか分かったアデル･･･。
我侭な王子様だけど、ディーノにとっては可愛い可愛い恋人なのでした。
まだまだ子どもっぽいアデルだが、実は25才だと知り驚いた。
前回登場したジーンと柚葉も登場します。
～蛇眼の章～
別の国の王子様のお話だと思います･･･。
多分･･･。
施設で育ったティ（受け）は、宮殿の厨房で働く事になりますが、宮殿は広くて迷ってしまいます。
急いでいたティは、花を抱えていた男性とぶつかります。
ティは庭師と勘違いしてしまうが、彼は王子様のクラウ（攻め）だった。
ちょっと変わった我侭な王子様だが、彼にも複雑な事情があり、とても淋しい王子様なのです。
そんなクラウと笑顔で接してくれたのは死んだ乳母とティだけだった。
ずっとティに側にいて欲しいクラウは彼を監禁してしまう･･･。
我侭で甘えん坊の王子様だけど、ティは彼の側にいる事にしました。
ずっとそばに･･･。
あまあまカップルばかりの１冊でした。
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