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噛んだあとから番になるには

kanda ato kara tsugai ni naru ni ha

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表題作噛んだあとから番になるには

灰尾樹
オオカミのα,大学生2年生,20歳
黒瀬琥珀
黒豹とウサギのハーフのΩ,大学生1年生,18歳

その他の収録作品

  • 描き下ろし 後日談
  • カバー下 キャラ設定

あらすじ

“恋”より先に身体が番ってしまった二人。だけど、もしも運命の番が解消できるなら――?


【運命じゃなくても好きだって証明したい】
すべての人類に動物の遺伝子とα、β、Ωの第二の性別が備わった世界。
周囲に黒豹のαだと思われている黒瀬には、実はウサギのΩという秘密がある。
“発情期もまだの半端者”と卑屈に独りを貫く黒瀬だったが、純血のオオカミαとして有名な灰尾とのお見合いで事態は一変。
灰尾の前で初めての発情期が訪れ、思いがけず番になってしまう。

医療の発達により『番の解消』が可能になった社会だからこそ身体だけでなく心から惹かれ合いたいと望む灰尾。
一途な想いに心を開き始める黒瀬だが――…

作品情報

作品名
噛んだあとから番になるには
著者
倉田イツ子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
オーバーラップ
レーベル
リキューレコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784824005755
4.1

(51)

(24)

萌々

(15)

(9)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
6
得点
210
評価数
51
平均
4.1 / 5
神率
47.1%

レビュー投稿数6

モフモフキュンキュン

事故のように番になってしまった黒瀬と灰尾。でもこれは“運命”なんかじゃなく、自分の意思で「好き」だと証明したい――そんなまっすぐな愛の物語。 ウサギΩなのに黒豹αに見える黒瀬の、こじらせ卑屈キャラぶりには最初かなり手を焼きました(笑)。Ωらしくない容姿を気にして、素直になれず、拗らせに拗らせた面倒くさいタイプ…。 一方で灰尾は真っ直ぐで誠実で、文句のつけどころのない理想のオオカミα。体だけじゃなく、ちゃんと心から惹かれ合いたいと願い、黒瀬に真摯に向き合う姿がとても印象的でした。 そんな灰尾の存在が“当たり前”になった頃、「番の解消」という選択肢が現れる展開には思わずハラハラ。ようやく黒瀬が自分の気持ちに気づき、殻を破って行動する姿にはグッときました!重くなりすぎず、でもしっかり心に残る“オメガバース”作品。 運命に甘えず、意志と愛でつながる関係っていいな…と改めて思わせてくれる一作でした!

0

卑屈になり過ぎないで…

倉田イツ子先生の作品は初めてなので、拝読させて頂くのが楽しみでした。

個人的、各項目5段階で
卑屈 4
ツンデレ 2
エロ 2
モフモフ 1
な感じだと思います。

灰尾くん×黒瀬くんのカプです。

動物の遺伝子とアルファ、ベータ、オメガの第二の性別が備わっている世界。家族が黒豹のアルファばかりの所為で、自身も黒豹だと勘違いされている黒瀬くん。しかし本当はウサギのオメガで、未だ発情期も来ていないことに卑屈になっていて…。

今作は、ケモミミや尻尾が生えたり、完全な動物にもなれますが、獣人とかではなく、肉食種、草食種、と分類され更にはバース性もある世界観です。

オメガである黒瀬くんは、母親からの勧めでお見合いをすることになり、その相手である灰尾くんの前で初めての発情期が来てしまいます。そして身体を繋げ、番にもなってしまいます。更には番を解消しようにも、灰尾くんがオオカミである為、命の危険があって…。

先に身体だけ繋げてしまったり、番になってしまったが、これから好きになってもらうように努力する、という展開は他の作品でもたまに見かけるので、それはいいのですが、根本的に2人は運命の番である可能性が高かったり、灰尾くんがオオサカなので番解消は難しいと言われているのに、黒瀬くんの意地っ張りさや卑屈さにはちょっと萌えなかったですね。

自身の見た目がオメガらしくないや面倒な男と自覚しているからか、卑屈な言動になってて、徐々に灰尾くんに惹かれているくせに、素直になれていないのがもどかしかったですね。
灰尾くんを好きだと自覚した時には、灰尾くんから番の解消をしようと言い出されてて、そりょそうなるよ…って思ってしまいましたね。もう少し早く素直になろうよ。

勿論最後は、2人は結ばれて番の解消もしないのでご安心を。ちょっと卑屈でツンデレな黒瀬くんに対して、灰尾くんの一途さと包容力が素敵なので、読んでみては如何ですか。

1

ひねくれΩの心の変化がGOOD

【灰尾が俺の運命の番で良かった(黒瀬)】

エロス度★★★★★

おやおや、アクシデントで番となってしまった2人。
狼のαとウサギのΩ、ケモミミ・シッポ・モフモフが味わえてとても美味しかったです。

一旦はセフレという形で落ち着きますが、身体だけでなく黒瀬の心も欲しい灰尾による一途な溺愛にキュンキュンでした。
また、ツンツンな態度だった黒瀬が灰尾の真っ直ぐな想いに心を開いていき、デレたり素直になる可愛さも素晴らしいです。

黒瀬も灰尾に惹かれていきますが、ちょっとした誤解ですれ違う切なさがあったりする展開がたまらなく、黒瀬の方から灰尾に歩み寄るのが尊い。

2

見た事ある設定・展開で、印象に残らない…

今回、ウサギ獣人では珍しく〝立ち耳ウサギさん〟と言う訳で、購入待った無しでした!

……が、何と言うか「どこかで見た設定」「どこかで見た展開」「どこかで見たキャラクター」で、正直印象に残らない作品でしたね…(ごめんなさい)

運命の番で予期せぬ発情→事故で番に!?しかし、一夫一妻制のオオカミ獣人は番の解消が難しくて…!?
正に、タイトル通り『噛んだ後から、番(両思い)になるには』と言うお話

うーん……
恐らく、今回の受け様・黒瀬くんの性格がウジウジしていて好みじゃ無かったんですよね……

見た目はα・本当はΩの設定は新鮮でしたが、それ故に「自分はΩらしい中性的な見た目じゃないし、可愛く無いし…」とウジウジ悩み続けていて灰尾くんに惹かれていくのに、素直になれない卑屈な部分が何だか女々しい。

また、灰尾くんも初めから黒瀬くんに惹かれていて、なんだか〝運命の番〟だから好きになった感が拭えず、ラブ展開も余り好みじゃ無く……

何だか、見た事ある設定でドキドキ感も余りなく、申し訳ないですが印象に残らない作品でした。

ただ、獣姿の2人はめちゃくちゃ可愛くて、オオカミとウサギのモフモフ感に癒されました!
ウサギ好きとしては、リアルなウサギイラストが可愛くて良かったです。

▶︎シーモア/白抜き

3

前作より好き

前作の「アンバーバニラの花嫁」では元アスリートで逞しい身体付きの受け、今作ではΩらしく無い長身で格好良い黒瀬が受けでした。
可愛らしい受けも好きですが、男らしい受けも好きなので好みと合ってました。

そしてこちらの作品はオメガバですが、オメガとして誰も酷い目に遭っていない明るめの作品でした。ただ、Ωらしく無い容姿に黒瀬がコンプレックスを抱いているので、彼が凄く面倒くさい性格なんですよ。この黒瀬の性格が最初はあまり好きになれませんでした。

一方で灰尾の方は懐っこくて真っ直ぐで文句のつけようの無い好人物でした。事故のような感じで番になってしまった後でも、真摯に向き合って身体だけじゃなくて気持ち的にも繋がる努力をします。黒瀬の主張にも根気よく付き合う度量の広い人物でした。

そして、灰尾の側に居るのが当たり前になって、ようやく黒瀬が自分の気持ちに気が付いた時に医師から『番の解消』の方法が見つかったと連絡があるんです。

この流れにハラハラドキドキさせていただきました。www
ここに来てやっと黒瀬を見直す事が出来ました。卑屈な自分を反省してやっと行動を起こすんです。

描き下ろしの後日談でも婚約の事でもだもだしてたので、彼等のその後の学生生活のお話が読みたいと思いました。

2

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