胡蝶夢～妓生館の一夜～

「この俺が男に恋心を抱くなんて…」
時は数百年前の朝鮮時代。官僚採用試験にトップで合格したペク・ドギョムは、王朝官僚の父親の下で、エリート街道を邁進していた。
そんな堅物のドギョムを、遊び人の旧友が妓生館＜胡蝶夢＞に誘う。踊りと音楽、そして風流を楽しむ妓生館でドギョムは一人の美少年と出会った。ソランと名乗るこの少年は、妓生館で一番の踊り子であり、多くの上流階級の紳士が彼に魅了されていた。
その晩からソランの目、唇、そして官能的な笑顔の虜になったドギョムは、昼に夜に妓生館へ通いつめ、次第にソランとの距離も近づいていく。そしてある日ついに一線を越えてしまう…