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ほのぼのした雰囲気が伝わってくるような表紙に惹かれ購入。
外でお弁当をかこむ光景を見ているとなんだか幸せな気持ちになれるので好きなのですが、大樹とヨシノリの楽しそうな表情もそれを引き立てていて素敵だな、と。
内容も人との繋がりのあたたかさが描かれていて、ほっこりできました。
執筆に没頭すると寝るのも食べるのも面倒くさくなってしまうヨシノリを放っておけなくて、大樹がお弁当を届けるようになったところからふたりの関係は始まっていって。
距離が近付いていくうちに恋心へと変わっていく、その展開自体は王道っぽい感じでしたが。
ふたりともとても優しい人なので、お話全体までが柔らかくなっているようなところにとても癒やされました。
ただ、ヨシノリと元カノとのエピソードが弱めだったかな?という気が。
過去のペンネームを捨ててしまう理由にするくらいの大恋愛だったならまだしもそういう部分は描かれていないし、結局「クグノヨシノリ」名義で小説を書くのを諦めてしまったのもちょっぴり納得いかなくてモヤッとしてしまいました。
ふたりの雰囲気もお話も全体的にふわっと優しい感じで、ライトに読める作品でした。