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表題作につめて、こうふく

上之保大樹、大学生、中華料理屋でバイト、20歳
ググノヨシノリ(久々野美紀)、小説家(志望)

同時収録作品プリーズ・プリーズ・プリーズ

旦島悠斗、高校生→大学生
田神悠真、高校生→大学生

その他の収録作品

  • 描き下ろし

あらすじ

心もお腹も満たされる、愛しい君との口福(こうふく)な日々。


空腹で今にも倒れそうな青年に公園で出会い、
バイト先のまかない弁当を譲った大学生の大樹。
お弁当を完食し寝落ちしてしまった彼をなんとか家まで送りとどけた大樹は、
彼が「クグノヨシノリ」という名で執筆している小説家志望だと知る。
お礼として五千円を差し出された大樹が慌てて受け取れないと返すも、
ヨシノリに引く気はない様子。
そこで大樹は、金額分のお弁当をヨシノリに届けることを提案する。
何かとヨシノリの世話を焼いてしまう大樹は、彼が「未練」を抱えていることを知り……。
表題作ほか、共通の趣味と過去の接点をきっかけに距離を縮めていく、
正反対な大学生二人の恋を描いた「プリーズ・プリーズ・プリーズ」を同時収録。

作品情報

作品名
につめて、こうふく
著者
夢唄よつば 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リイド社
レーベル
SPコミックス mimosa
発売日
電子発売日
ISBN
9784845862924
4.3

(9)

(4)

萌々

(4)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
39
評価数
9
平均
4.3 / 5
神率
44.4%

レビュー投稿数1

ふわっと優しい

ほのぼのした雰囲気が伝わってくるような表紙に惹かれ購入。
外でお弁当をかこむ光景を見ているとなんだか幸せな気持ちになれるので好きなのですが、大樹とヨシノリの楽しそうな表情もそれを引き立てていて素敵だな、と。
内容も人との繋がりのあたたかさが描かれていて、ほっこりできました。

執筆に没頭すると寝るのも食べるのも面倒くさくなってしまうヨシノリを放っておけなくて、大樹がお弁当を届けるようになったところからふたりの関係は始まっていって。
距離が近付いていくうちに恋心へと変わっていく、その展開自体は王道っぽい感じでしたが。
ふたりともとても優しい人なので、お話全体までが柔らかくなっているようなところにとても癒やされました。

ただ、ヨシノリと元カノとのエピソードが弱めだったかな?という気が。
過去のペンネームを捨ててしまう理由にするくらいの大恋愛だったならまだしもそういう部分は描かれていないし、結局「クグノヨシノリ」名義で小説を書くのを諦めてしまったのもちょっぴり納得いかなくてモヤッとしてしまいました。

ふたりの雰囲気もお話も全体的にふわっと優しい感じで、ライトに読める作品でした。

0

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