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表題作王子と乞食 Ⅱ

カイ、新興シャービーズ社の若き社長
ユキ、バスカヴィルの愛人、スパイ

同時収録作品王子と乞食 Ⅱ

バスカヴィル 古豪バスカヴィル社の社長
ユキ、バスカヴィルの愛人

あらすじ

「初めて愛してもらった。その記憶だけで、もう一生生きていける」

19世紀ロンドンで開催される万国博覧会。
各社の社運をかけて発表される新製品、
その設計図をユキはカイの元から盗み出し
愛人バスカヴィルに手渡していた。
バスカヴィルに派遣された産業スパイという
身分でありながら、カイへの気持ちを
抑えきれないユキは罪悪感にかられて―…?

作品情報

作品名
王子と乞食 Ⅱ
著者
河井英槻 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスDX
発売日
電子発売日
ISBN
9784799729007
4.7

(18)

(16)

萌々

(0)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
86
評価数
18
平均
4.7 / 5
神率
88.9%

レビュー投稿数1

重+痛+切+悲+苦+甘の三角関係

カイ×ユキ
バスカヴィル×ユキ

万国博覧会、各社が新製品を発表する大舞台で、
カイとバスカヴィルの頂上決戦が迫力満点。

身近な登場人物たち、
バスカヴィルの奥さんシャービーズ社の工場長、バスカヴィル社の開発主任、
それぞれがユキ、カイ、バスカヴィルの3人の
魅力と悪さと複雑さ、内面と外面を探り出すのが絶妙で、
彼らの感情の渦に飲み込まれてしまう。

ユキが、
バスカヴィルの妻への悔しさ、
カイへの秘めた気持ちの狭間での罪悪感、
バスカヴィルへの裏切りと信頼の葛藤に
苛まれている姿が、心から離れない。

ユキの愛に追われた決断、
カイの愛から生まれる焦燥感、
バスカヴィルの愛(?)に駆られた陰謀、
これからの3人の運命がどうなるのか、もう不安で待ちきれない。

4

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