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エノ先生挿絵だったので購入。攻めがめちゃタイプだったので萌2よりの萌にしました。私同様、甘やかすように頬や頭に「ちゅ♡」する方が大好きだ!という方、めっちゃおススメしたいです。本編260Pほど+番外編3編合計60Pほど+あとがき。髪書籍限定という番外編が爆笑もので、私はめちゃ好き。ただいつまでも覚えているかと聞かれると?だったので、萌にしました。読み終えた後の今だったら、気分は萌2なんだけどなあ。
引っ越し先のアパートに転居できないことになり、慌てて別の住むところを探している晴。大学で住み込みのハウスキーパー募集を知り、面接に出かけたものの、出かけた家にいたイケメンからは「さっさと服を脱ぎなさい」と言われて・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
成瀬教授、川本准教授(受けの通う大学の先生方)、高城(攻めの知人)、受けの大学友人少々ぐらいかな。
++好きだったところ
冒頭、レイプじゃん(# ゚Д゚)ってところから始まってしまうのですが、晴ちゃん、許しちゃうんですよねえ・・・あまりのイケメンで「おけ!」と思ったのか、あまりのイケメンが雨に濡れたワンコのようにしょげかえっていたからか。まあ許さないと話が進まないので、よしとして。
大好きだったのが、「ちゅ♡」。べろちゅーより断然ライトな「ちゅ♡」が好きなんです。頭の上、斜め上あたりに「ちゅ♡」するのが一番好きかな。萌えるんですよねえ。頭撫でたりもするしなあ。ああスキンシップ、溺愛、最高。変態要素は無く、しっかりお仕事しているイケメンスパダリ路線な34歳です。
受けは、母と弟がいる実家から離れて一人暮らししていた20歳うぶうぶ可愛い大学生(個人的印象はうさぎ)。最初にやられちゃった後、わーわー泣くところが可愛くて(いや本人には一大事なんですが)きゅん♡建築学科に在籍し、流されずにお勉強を堅実に頑張っている様子だし、奥手なんだけど少しずつ自分の気持ちに気付いていく様子が好きです。
攻めはめちゃ好き、受けはまあ好き、お話も建築学のことを少し読めて楽しくって、良かったです!紙書籍限定でついている番外編が、爆笑でして、コメディ番外編読みたい方はぜひぜひ紙書籍で。サブキャラ高城視点での攻め観察記みたいな番外編なんですが、めっちゃめっちゃ面白かったです。
今回は法学部准教授と工学部2年生のお話です。
アルバイトを探す受様が誤解から攻様に押し倒されて
攻様宅の住込バイトとなり、恋人となるまでの本編に
攻様視点後日談など番外編3話を収録。
受様の母は仕事好きで能力もあり
家を出て私大に進んだ受様にも進学を控えた弟にも
経済的な苦労をさせることなく育ててくれますが
母が管理職に昇進した事で収入面で厳しくなり
受様は安アパートに移ってバイトをしようと考えます。
ところが引越し先のアパートがシロアリ被害で建替となり
別の引越し先を探しても見つからずにいたところに
住み込み可なハウスキーパーのアルバイトを発見した受様は
一気に悩みを解決すべく早速面接にむかいます。
アルバイト先は
ジョージ王朝スタイルの柔らかな印象の古い洋館で
建築学を学ぶ受様の心が浮き立ちます。
そこで雇い主として現れたのが完璧に整った
涼やかな容貌の攻様で受様は
攻様の美しさに心臓がバクバクしだします。
攻様は受様を見て満足そうな笑みを浮かべ
戸惑う受様をベッドのある寝室に導いた上に
「さっさと服を脱ぎなさい」と宣います。
受様は何か変だと思いつつも健康診断か
身体検査かもとてきぱきと脱いでいくのですが
受様が上半身裸になると攻様は微笑を浮かべ
受様にとっては首をかしげたくなるような質問を続けた後
顎を掬われて唇を重ねられてしまうのですよ (ӦvӦ。)
とかも初心な受様は攻様のテクにメロメロになり
あれよあれよという間に美味しく頂かれてしまいます♡
実は受様のバイト先は攻様宅の向いの家で
攻様が待っていたのは攻様の友人を介して紹介される予定の
抱かれたいという青年だったのです。
思い込みの激しい攻様と初心な受様の出会いは最悪でしたが
受様を気に入った攻様は攻様宅でのハウスキーパーの
アルバイトを提案してきて!?
本作はfujissoy小説大賞・秋の審査員特別賞受賞作で
誤解から始まる准教授と大学生の恋物語になります♪
攻様は弁護士で受様の大学の法学部准教授なため
誤解とは言え受様を強姦した事実を認め
受様に訴えられたら全面降する気満々でしたが
受様的には強姦ではあるものの
攻様に気持ちよくさせてもらった的な気持ちも大きくて
誤解だったのだからと攻様を許し
攻様宅のハウスキーパーを引き受けるのです。
お互いに誤解があるものの
お互いに一目惚れな感じの始まりなので(笑)
どうやって恋になっていくのか楽しめます。
受様が大学生、攻様が准教授という事で
受様のゼミ選考に絡めて学内の有名教授の逸話、
学生間で囁かれる風聞、隠匿された不祥事など
教育現場にありがちと思われる事象の中に
あってはならない事件が巧みに隠されていて
面白く読ませて頂きました。
初読み作家さんでした。
まず、新書サイズで320Pを超える分厚さに驚きました。
概ねタイトル通りのお話となっています。
良かった点と気になる点が混ざり合って評価に悩み、萌と迷ってこちらの評価になりました。少々辛口かもしれません。
大学で建築学を学ぶ晴の姿は、彼は本当に自分の原点となった建築物が好きでたまらないのだなと感じられるものでしたし、ハウスキーパーものではありますが、大学生としての学生生活もしっかりと描かれていた点は良かった。
桐谷の溺愛っぷりも随所に盛り込まれていて、彼が溺愛攻めだというのも間違いではないです。晴にのめり込んでいて終始すごく甘いです。
ですが、そもそもの始まりから引っかかる部分があったのが話に入り込めなかった理由のひとつかもしれません。
住み込みハウスキーパーの面接のために出向いたはずが、別の人物と勘違いをした桐谷に強姦されてしまう。
晴が家を間違えたことを考慮したとしても、そんなことあるのか?な設定なのですが、序盤も序盤なのでそのまま読み進めると、初めてだった受けを散々抱いてからやっと勘違いに気付き、自分を訴えてくれと言う攻めを何故か許してしまうお人好しな受け。
な、な、なんで…?そして、そんなことがあったのにもかかわらず、ハウスキーパーとして雇ってくれと言う受けのことも私には理解が出来ませんでした。
作中に登場する建築に関する描写は、一体どんな建物なのだろうと想像したくなるような素敵なものだったんですよ。
晴の大学の友人達との関係も良好で、みんなでこっそり桐谷の講義を聞きに行くエピソードなんかもかわいらしいです。
ただ、何度も晴がかわいいと称されるんですね。受けが周囲からかわいがられる設定がお好きなら気にならないかなと思いますが、私は少し気になってしまった。
お人好しの青年という印象が拭えなかったものですから。
憧れの大学教授から異様なほどに迫られたり、作中で何度も泣いたりと、晴のキャラクターをどう見たらいいのかが分からなかったのが惜しいです。
桐谷との同居生活も始まりに疑問はあれど甘い雰囲気ですし、このまま良い方向に行ってくれるのかなと期待をするも…すぐに泣く晴、桐谷の言葉足らずさに背中をドンと押したくなる焦ったさを感じました。
始まりさえもう少し違ったアプローチだったのならと惜しい気持ちが大きいです。甘さはすごく良かったので…
1番好きだったのは、攻め視点で描かれたショートストーリー・桐谷恂一郎の受難。こちらはとても面白かったです。