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マフィアと恋の逃避行 ベビーシッターは挫けない

mafia to koi no touhikou babysitter ha kujikenai

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表題作マフィアと恋の逃避行 ベビーシッターは挫けない

カルロ・バルジーニ(ジーノ)、真宮が旅先で知り合った紳士27
高宮志遠、スランプ中の絵本作家25

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

絵本作家の高宮志遠はスランプ解消のためイタリアのフィレンツェを訪れる。
そこで出会ったのは志遠が描いた絵本に登場する王子様に似た幼い男の子・ジュリオと兄のジーノ。
子守に手を焼くジーノに頼まれ、ベビーシッターを務めることになった志遠は、情熱的で気さくな紳士ジーノに惹かれていく。
しかし甘い予感とは裏腹に、志遠はある違和感を覚えていた。ジーノには裏の顔がありーー!?

作品情報

作品名
マフィアと恋の逃避行 ベビーシッターは挫けない
著者
宮本れん 
イラスト
鈴倉温 
媒体
小説
出版社
コスミック出版
レーベル
セシル文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784774765198
3.4

(5)

(2)

萌々

(0)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
1
得点
16
評価数
5
平均
3.4 / 5
神率
40%

レビュー投稿数1

イタリアでの出会いが変えた未来

今回はイタリアを旅行中のイタリア系アメリカ人と
イタリアトノハーフ人の絵本作家のお話です。

スランプの受様が訪れたイタリアにて
攻様兄弟の事情に巻き込まれながらも彼らの家族になるまで。

受様は日本とイタリアのハーフで日本語、英語、イタリア語の
飛び交う家庭で育ちますが、両親は早くに亡くなり、

25になった今は両親の残したマンションで
子供向け絵本作家として暮らしていましたが
親戚付合いでメンタルをやられてスランプになり
イタリア旅行を決行します。

フィレンツェに着いてお目当ての美術館に向かう広場にて
泣き叫ぶ2歳ぐらいの男の子と困り果てた男性を見かけます。
この男性が今回の攻様になります♪

いつもは見ず知らずの人と関わらない受様ですが
男の子が受様が描いた絵本の主人公に似ていて
英語で話しかけると懐かれてしまいます。

サングラスを外して挨拶してくれた攻様は
素晴らしい美形ながらも陽気で気さくで
受様の視線は釘付けです。

男の子は攻様の異母弟で2人は祖父の故郷のイタリアを
気ままに旅しているそうで、攻様弟に懐かれた受様は
シッターをしないかと請われ

受様は困っている攻様の助けになり
この変化が新たな視点となるかもと引き受けるのですが
実は攻様はアメリカンマフィアで敵対組織に
追われていたのです。

果たして受様のイタリア旅行は無事にすむのか!?

実はアメリカマフィアのアンダーボスの攻様の
絵本作家の受様の旅先での出会いから始まる恋物語です♪

受様は敵対マフィアに逆恨みされていて
報復しようと狙う彼らの目から逃れるための
イタリア旅行だったのです。

暴力を苦手とする受様は彼らと決別しようしますが
攻様達が次の逃避行先に選んだのは日本で
受様は彼らを自宅に匿う事になるのです。

受様が攻様の事情に巻き込まれていき
攻様を慕う若手が邪魔な受様を敵対組織に売るのも
受様が危機一髪な状況を攻様が救うのも王道で鉄板なので
安心してハラハラ、ワクワクできますが
定番だけに留まらない変化球は仕掛けて欲しいです。

ただ受様は抗争や殺人を嫌いながらも
攻様がマフィアという理由で怖がることはなく
マフィアを選んだ攻様を非難する事もない性格付けで
最初は利用する気満々な攻様が変わっていくのは
面白かったです。

1

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