目指せ婚約破棄! のはずが…王子様に愛され、尽くされています!?

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いらない子の悪役令息はラスボスになる前に消えます

iranaiko no akuyaku reisoku ha lastboss ni naru mae ni kiemasu

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表題作いらない子の悪役令息はラスボスになる前に消えます

クラウス・アステリア、キルナの婚約者で第一王子
キルナ・フェルラント、弟のために悪役令息を目指す公爵家嫡男

あらすじ

弟が誕生すると同時に病弱だった前世を思い出した公爵令息キルナ=フェルライト。自分がBLゲームの悪役で、ゲームの最後には婚約者である第一王子に断罪されることも思い出したキルナは、弟のためあえて悪役令息として振る舞うことを決意する。ところが、天然でちょっとずれたキルナはどうにも悪役らしくないし、肝心の第一王子クライスはすっかりキルナに夢中。キルナもまたクライスに好意を持ってどんどん絆を深めていく二人だけれど、キルナの特殊な事情のせいで離れ離れになり……

作品情報

作品名
いらない子の悪役令息はラスボスになる前に消えます
著者
日色 
イラスト
九尾かや 
媒体
小説
出版社
アルファポリス
レーベル
アンダルシュノベルズb
発売日
電子発売日
ISBN
9784434329692
3.6

(5)

(0)

萌々

(3)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
18
評価数
5
平均
3.6 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

悪役令息として生きたいと思います

今回は第一王子と公爵家嫡男のお話です。

前世を思い出した受様がゲーム展開通りに
断罪される未来を歩むべく学園生活をスタートさせるまで。

大陸の西に位置する大国アステリアの人々は
光、闇等の7つの属性の魔法を使える魔力を持っています。

属性には色があり、髪や瞳の色に繁栄されますが
この国では昔から黒色が厭われるために
黒が現れる闇属性は忌み嫌われています。

受様は闇と水の二属性ながら魔力がほぼゼロに近く
貴族の嫡男としては期待外れの子でしたが
唯一の子として我儘一杯に育ちます。

ところが受様は弟が生まれた事がきっかけで
この世界が前世の受様の弟やっていたBLゲームだ
と知る事となります。

ゲームの主人公は生まれたばかりの弟で
受様は第一王子の攻様の婚約者となりますが
攻様は主人公である弟を愛し、受様は悪役令息として
23才で断罪される筋書きなのです。

前世にて弟に嫌われていた受様は今世は弟の幸せのため
自分が断罪される未来を選ぶのですが
王命で政略結婚のために婚約したはずの攻様は
なぜか受様を気に入った模様で!?

果たして受様の悪役令息ライフはうまくいくのか!?

WEB小説サイト「アルファポリス」掲載のWeb小説を
加筆、改稿の書籍化でBLゲームで攻略対象者である攻様と
悪役令息役の受様の異世界転生ファンタジーになります♪

異世界転生モノが好きなのと
カバーイラストから悪役令息なのに溺愛されてる感が
MYツボぽく手にした1冊になりますが
本作は以下続刊な未完ですのでご注意下さい。

悪役令息モノは断罪される未来を変えようとしますが
本作の受様は前世で両親の関心を独り占めして
弟に苦労をさせたからと今世では弟の幸せを望むという
鉄板とは違った前提で進む上に

受様に見えている現実と人物像が
受様の周りの人々の真意ではないという面もあり
物語は読者が思っている様な展開を見せません。

受様は魔力が低くて闇属性のために黒髪であるために
母は受様を疎み、父もまた家族を厭うかのようですが
父の行為は闇属性の受様を護ろうとした結果なのです。

BLゲームの主人公である弟の独占欲
ツンデレな受様が可愛くて仕方ない攻様の執着
BLゲームの攻略対象となる攻様の側近候補達の恋慕
受様に好意的な妖精たちの真意

両片思い状態な受様と攻様の今後は
お約束な結末となりそうではありますが

本作の半分以上がイベント前の前段階、
最後の方でやっとゲームの舞台となる学園に入学したので
これからどうなっていくのかがとても気になります。

BL的に萌成分はとても低いのですが
設定と今後の展開に期待して「萌2」とします。
続刊がでますように!!

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続巻を楽しみに待ちたいと思います

大好きなジャンルだったので購入してみましたが、今一番ハマってる設定で面白かったです。
初読みの作者さまでWEBのほうでも未読です。

なのでこの巻を読んでみての感想なのですが、大まかな人物紹介と言えるようなシリーズの序章となるような内容なのだと思いました。

こちらである程度の人物像とキャラの魅力が分かるのだと思います。私的にはキルナが自分の魅力を分かっておらず、キルナを愛する面々がどうやって彼を守ろうかと腐心する様子が面白かったです。

一方キルナはというと最終的には弟がクラウスとくっ付くように悪役令息になるつもりらしいのですが、クラウスと弟はキルナを巡ってバチバチと火花を散らしているところにクスッとしてしまうんです。

他の転生ものと違うところはキルナがBLゲームの内容をあまり知らないというところです。彼の前世の弟が好きだっただけで、ゲームはやったことがないし弟から聞いたことだけしか分かってないんです。
そして前世でも今世でも世間知らずの箱入りなので、ちょっとズレてて一生懸命なところが可愛くて魅力でした。

そんなキルナを溺愛するクラウスがハイスペなのに一途なところに凄く萌えるお話でした。

キルナのもう一つの属性がまだ使えないままなのと、まだまだ謎が多いのでなるはやで続巻を出して欲しいと思いました。

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