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表題作ねじれたEDGE

鴻島斎
教育実習生
咲坂暁彦
教師(指導教官)・28歳

その他の収録作品

  • とろけそうなKNIFE
  • みだらなNEEDLE
  • あとがき

あらすじ

薬を盛られ苦しむ咲坂を、イツキは躰を使って宥めてくれた。だが教師と教生としての再会が、二人を泥沼な関係へと向かわせ…!?
出版社より

作品情報

作品名
ねじれたEDGE
著者
崎谷はるひ 
イラスト
やまねあやの 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
発売日
ISBN
9784344812918
3.8

(52)

(23)

萌々

(9)

(12)

中立

(6)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
7
得点
193
評価数
52
平均
3.8 / 5
神率
44.2%

レビュー投稿数7

あの台詞がない!うわああ[iLPj(´Д`)

あれ!?あの台詞がない!同人誌の時はあったのに!やはり商業誌的には難しかったのか…惜しいなぁ(>_<)…と、まぁこれが読んで一番初めに思ったことでした(笑)その台詞は追々…。
【ストーリー】
数学教師でゲイの咲坂は、ある日一晩限りの相手に薬を盛られ、逃げているところを偶然出会った青年・イツキに助けられた。咲坂は薬で火照った身体をイツキに宥めてもらう。もう会うこともないと思っていたのに、なんとイツキは咲坂の勤める女子校に教育実習生だった!

…という流れです。お互いまさか教育実習で再会するとは知らずに、一夜限りだと激しく抱き合う場面はラブラブだなぁと感じるくらいだったのに、その後のセックス描写はなんか痛々しいです…(T_T)

咲坂は美人だけどネガティブ過ぎます。イツキと再会して真っ先に思ったことが「騙された」って、いやいやいや。なんでそんなマイナスマイナスに考えが行くんだろう。そりゃイツキも怒るはずです。だから話がややこしくなったんだよ。

イツキ(斎)はいい男だと思います。でもちょっとまだ大人になりきれてない所も。あそこまで咲坂を痛めつける(?)こともなかったのに。いや、暴力とかじゃないんですけどね。

でもなんだかんだありつつ最後はハッピーエンドです。この頃には咲坂のうじうじした所も可愛く思えてくる…かもしれません(笑)

続編では咲坂視点と斎視点が1本ずつ入ってます。特に同人誌から再収録されてる斎視点は「神」!
なにが「神」かって色々ありますが、まずは『ビターショコラの挑発』の東埜義一が登場してる所!義一っちゃん久しぶり!玲二さんはどこ~?東埜さんが当て馬役(?)っていうのがポイントです!同人誌ではこの直後の義一×玲二も読めます。

そしてもう一つは、やはりそのエロスの濃さでしょう。崎谷さんは攻視点だとエロ度が増す気がする。でも!しかし!同人誌にはあったあの台詞がな[iLPjい!(>д<)どうしてだ。なんで修正しちゃったんだ。

「い、斎の、精子……っ、いっぱいかけてぇ……!」

って、最高にエロかったのに。カットされてました。残念…(-_-)その後の斎の台詞も微妙に違うし…。知りたい方は、崎谷はるひ同人誌『E/A/M』を読んでください。一応こちらもレビューをしております。

いやしかし、やまねあやのさんのイラストも美しく大満足な1冊でした。後は咲坂の性格がもう少し暗くなければなぁ…(´Д`)

9

両方の気持ちが・・・

一夜限りの相手に薬を盛られ、斎に助けられた咲坂。
まさか自分の勤める高校に教育実習生として来て再会するとは・・・
初めて会った時から、お互いに惹かれあっていたのに
それに気づかないままの再会。
咲坂のひどい態度に怒りの収まらない斎が実習中にしたこととは・・
紆余曲折あり、最終的には恋人同士になる二人ですが
私は後半の、恋人になってからのラブラブなのにぎこちない二人が好きです。
お互いこれでもかと相手を好きで大切に想っているのに
空回りばかりして、うまく伝わらない・・・
そんな可愛らしいイイ男二人の斎目線咲坂目線のお話が甘々で大好きです。

好青年で誰からも好かれる斎に本当は気持ちが傾いていたのに
それを認められず、またゲイである自分が教師であること。
そそ立場を守りたい一心で、本心に気付かないふりをしていた咲坂。
咲坂への腹立たしさと愛しさと、自分への怒りで揺れている斎が
咲坂を許し、自分の気持ちにまっすぐ向き合ってからは
二人の距離がどんどん縮まっていきます。
しかし、出会い方が極端だったうえお互いにとって苦い過去があることで
気持ちが引き寄せられたり離れたり、その微妙さがたまりません。
告白しあって恋人になってから、今までこんなにも一人の人を
愛したことのな咲坂はもういい大人なのに、いちいち何をしても可愛い。
その心理描写が細かく、気持ちが手に取るようにわかり
咲坂の気持ちに深く入りこむことができます。
また、斎は斎で咲坂と付き合いながらたくましく
大人の男へと成長していきますが
どこかでぽろっと幼さが出て、自分で自覚していても
嫉妬とか独り占めしたい気持ちが、ひどく大きくなるところは
大学生らしくて好感が持てます。
横浜のジャズバーでやきもちを焼く斎は本当に可愛く
またそれに恥ずかしそうに言い訳をする咲坂も初恋にドキドキする
女子高校生のような初々しさで、たまらないです。
読みながら「あれ?」と思い別の小説をひっぱり出して確認。
やっぱりそうですね。ミルククラウンシリーズの東埜義一と
やさしい傷跡の宇多田志郎、こんなふうに登場するなんて
崎谷先生の遊び心が満載で、思わず笑ってしまいました。
こうやって、他の作品の主人公が脇役で登場するのって
けっこう楽しいし、なんか新鮮ですね。

3

好きなものオンパレード

美人×卑屈×教師×清楚系ビッチ(ビッチというか遊び人) という私の好きなものオンパレードすぎて、崎谷先生に足向けて寝られません。ありがとうございます。

清楚系な遊び人といえども、あざとい感じのタイプは好きじゃないんですが、咲坂は顔が綺麗すぎるあまり無意識にあざとい系なので本当に好みドンピシャです。たしかに遊び慣れてはいるけど頭ゆるゆる股もゆるゆる系ではなくて、ただただ快楽に弱いって感じのタイプで、ポイント高いです。卑屈ももどかしくない程度なので、いらいらせずいいテンポ感で読めます。

齋も確かにできた年下ではあるけども、年下らしく嫉妬でジタバタしてたりして、これもポイント高いです。

とにかく私の好きなオンパレードで最初から最後まで萌えでした。

3

追加収録は、大ボリューム

2002年にハイランドから出版されたものに
続編「とろけそうなKNIFE」と「みだらなNEEDLE」が追加収録されたものです。
内容のレビューは、ハイランドのほうの情報ベースのほうへ書き込んだので
こちらルチル文庫版のレビューは、追加になったものについて語ります。

追加の2話だけで約120ページと大ボリュームです。
しかも、その後のふたりvということでヤキモチありラブラブありで
もうメロメロでした。
場所変えテク変えで、たっぷりと堪能できます。
崎谷さんのえっちってやっぱり好きだなぁとしみじみ思いましたw
残念なのが、追加の2話には挿絵がついてないことですかね・・・。

「みだらなNEEDLE」は同人誌で発表されたものらしく
あとがきにて崎谷さんが“お遊びネタ”と書いてありますが
「ミルククラウンのためいき」から東埜義一と
「やさしい傷跡」から宇多田志郎が脇役で登場してます。
「やさしい傷跡」のほうは、未読なのですが冒頭に宇多田の過去を
ちょろっと匂わすような書き方をしていて何?何?って
今、気になって仕方ありませんw

東埜義一のほうは、ドラマCDで声をあてられた小西克幸さんつながりだそうですw
崎谷さんの作品に小西さんけっこうでてるんだなぁと思いました。
海シリーズにも出てますよね!

2

すれ違う二人にハラハラ

鴻島斎(教育実習生)×咲坂暁彦(教師 斎の指導教官)

一晩だけの相手とホテルに行った咲坂ですが、相手を見誤り豹変した男にクスリを使われてしまいます。運よく逃げ出すことができた咲坂は「イツキ」という名の青年に助けられますが、クスリで体が疼くのをどうにかしてほしいとイツキ誘惑しをホテルに誘います。あくる日咲坂が務める学校に教育実習生として現れたのは、あの夜助けてもらったイツキこと鴻島で……

情けない姿を見られている鴻島に再会して動揺した咲坂は、あきらかに気まずいという表情をさらしてしまい、あまつさえ自分を脅すつもりなのかと鴻島を侮辱するようなことを言ってしまうんですが、まぁあんな姿を見られた人がいきなり目の前に現れたらびっくりするのは当然ですわな…。でも鴻島はそこまで思い至れるほど大人でもない訳で、「何だよそれ!!」と怒ってしまいその後無理やり咲坂を抱くという切ない展開になってしまいます。二人の間で誤解が解け気持ちが通じ合うようになるまでは、読んでいてヒリヒリするような雰囲気で本当に切なかったです。咲坂がストレスで体調を崩してしまうのですがそれも当然だろうなと妙に納得してしまいました。

その後付き合うようになった二人はまぁ一気にラブ度を上げる訳ですが、特に咲坂の変わりようがスゴイです。最初は一晩の相手を探すようなちょっとビッチっぽいクールな感じのキャラだったのに、鴻島のひと言にいちいち反応して真っ赤になったりやけに健気だったりとあまりの可愛さにビックリしてしまいました。そんな咲坂の反応が見たくて思わずいじめてしまう鴻島の気持ちがよく分かりました。

3

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