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異世界召喚されたら、王子様といちゃらぶバディ生活!?
小説
（12）
イケメン年下王子とバディを組んで…異世界で”おっさん魔法少女(?)”奮闘！
面白かった〜！年下一途王子×渋いおっさん（元は２２歳のコンビニバイト）というカプの転生×再会ファンタジー。
こちら、購入後しばらく積読してしまっていたのですが、ちゃんと早く読めば良かった、と読んでからちょっと後悔しました；
もともとweb小説ということで、とてもライトな文体。でもお話の内容やコウジというキャラにそれがマッチしていて、読みやすかったです。（誤字脱字がところどころ、特に最後の番外編に多かったのはちょっと残念だったかな；）
戦闘シーンはもう少し迫力や臨場感があってもいいなとは思ったんですが、戦っている場面が頭の中にスッとイメージしやすい書き方で、アクション好きとしても楽しめるものでした◎
主人公は22歳のコンビニバイト、コウジ（受）。
ある日のバイト帰りに突然異世界へ飛ばされるのですが、そこでは22歳の元の姿ではなく、自分が以前イメージしていた「かっこいい掃除屋おじさん」の姿になっていました。
そして異世界で45人の王子達のうちの一人とペアを組み、襲ってくる魔物や災厄と戦うようにと言われます。
序列第一位の王子から順にパートナーとなる魔法少女を選んでいくのですが、当然ながら一人だけ女子ではなく”おっさん”のコウジは誰にも選ばれず、残り物に。するとそこへ遅れて現れた第9王子・ジーク・ロゥ（攻）が迷わずコウジの手を取り、「我が運命のパートナーよ」と告げて手の甲にキスをしてきてーー
と続きます。
まず、攻めの年下王子・ジークのコウジへのベタ惚れの様子と執着がいい！
コウジのことを「あなた」呼びするのも自分的に密かなツボでした。
「あなたに苦痛は与えたくない」なんて言いながら、えちの時は肩口をガリっと噛んでくる攻め。愛と独占欲、たまらん…･:*+.
そして異世界で出会った瞬間からコウジにベタ惚れ、愛しまくりで早速体も繋げちゃう強引さを見せるジーク。「こりゃ何かワケありだな」と読者にだけは予感があるわけなんですが、思わぬ二人の繋がりが終盤明かされ、なるほど〜！となりました。
渋いおっさん姿で異世界トリップし、格好良くタバコをくゆらせたりしているものの、元は22歳童貞くんのためえちの時にはジークに翻弄されるコウジにもギャップ萌え❤︎
二人の絡みは、回数は何回かあるのですが欲を言えば……もう少し色っぽさというか、濃厚なものが欲しかった気もする…！
とはいえ、軽快なテンポで読めて序盤の疑問もきちんと回収、とても楽しく読める異世界転生ファンタジー、好きなお話でした✨
（挿絵や作者様のあとがきがないのは残念でしたが、イラストに関しては脳内妄想で補完しました(｡-∀-)）
オジサンですが魔法少女です
今回は寵妃腹の第9王子と異世界召喚されたおじさんのお話です。
異世界召喚された受様が攻様とともに世界を救うまでと
その後の番外編を収録。
受様は漫画家を夢見た中二の頃
理想の主人公としてニヒルなおっさんを創り出します。
但し受様は絵がへたくそすぎで
そのキャラは受様の頭の中のみの存在だったのですが
コンビニバイトからの帰宅中に
なぜか異世界の女神に召喚された際
そのおっさんキャラ姿で異界に降り立つ事になります。
その場には同様に召喚された44人の少女達がいますが
男でしかもおっさんなのは受様のみです。
少女＋受様は世界に降り注いだ災厄と戦うために
45人の王子のパートナーとなる魔法少女として
この世界に召喚されたと説明されます。
王子の王位継承順の序列で1人づつ相手が選ばれますが
当然ながら受様は選ばれません。
しかしながら大幅に遅れてやってきた第9王子は
最後に残った受様を女神の選んだ運命の相手として
恭しく受様の手を取るのです。
彼が今回の攻様です♪
しかもなぜか受様の心臓もトクンとなり
「生きていたの･･･か」と不可思議な既視感を覚えます。
魔法少女として召喚された受様に待ち受ける未来とは!?
WEB小説サイト「アルファポリス」掲載作を
改題、加筆、改稿しての書籍化で
魔法少女として呼ばれた受様と運命の相手らしい攻様の
異世界トリップファンタジーになります♪
王には正妃と準妃の他に多くの愛妾をいましたが
伯爵子息に嫁いで王の後宮に入りした攻様母は
王の愛を独占し公式愛妾という地位まで昇りつめます。
しかしながら30才で病没、
正妃と準妃や愛妾達の恨みの妬みは全て攻様に向かい
暗殺騒ぎや辺境警備など命の危機にさらされ続けます。
そんな攻様にうっかり同情した受様でしたが
攻様は今後の戦いの為と魔力接続の儀として
一番深くて濃厚なセックスを強行されてしまうのです。
男を選ばざるをえなかった攻様に強く出られず
個人的にこういう愛ある理不尽(笑)な展開は
けっこうMYツボなので序盤からワクワクでしたが
正妃の息子である傲慢な第1王子
準妃の息子である生真面目な第2王子
最年少でまだ少年の域の第45王子
第一王子を擁護する魔法師団長
病に倒れた現王に代わって采配を行う正妃等々
世界を襲う災厄との戦いを隠れ蓑に
王宮内の権力を握ろうとする者達が暗躍し
災厄の親玉を駆逐しても災厄は止まらず
ハラハラ&ドキドキ盛沢山!!
受様が界渡りした際に見た人物の伏線や
攻様の過去の意外過ぎる絡み方も見事で
ドンデン返しで八方丸く収まめての大団円まで
とても楽しく読ませて頂きました ヾ(≧▽≦)ﾉ
次作も楽しみにしています♡
過去に自分が創り上げたイマジナリーおじさんが無双＆溺愛されるバディBL！！
コンビニのバイト帰り、気付けば事務服を着ていたひっつめ髪の女性の机の前に立っていたコウジ。
そして、その後白亜の神殿に異世界召喚されてしまう。
しかも中二の頃、マンガ家を目指していたときに、自身がいちばんカッコイイと思っていたオジサンの姿で。
ちなみに、異世界召喚された国では、災厄と戦うためにこの国の王子様と召喚された魔法少女がペアとなって戦うのですが、なぜか召喚された魔法少女は王子45名に対して、44名＋おっさんであるコウジ。
序列と呼ばれる王位継承順位で、王子自ら相手の魔法少女を指名できる制度で、ペアが決まっていくが、当然コウジは最後まで残ってしまう。
すると、陰謀によりわざと時間を遅く伝えられていた第9王子に、コウジはペアとして選ばれて、、、という冒頭。
とにかくこの設定が面白かったです。
しかもなにげに第9王子であるジークもそれなりに年がいってるのかと思いきや、まだ20代だし、顔面も能力も強強だし、コウジに対して紳士だし、溺愛しまくるし最強スパダリなのです。
そしてこのお話。
災厄から国を守るということで、戦闘がストーリーの主となっています。
そのあたりもしっかりとバディBLとして、ときに他の王子たち仲間との連携も熱く描かれ、読み応えたっぷりの1冊でした。
ただ冒頭で、魔力開通のためとはいえ、出逢った初日から二人が濃密えちをし、唐突にジークがコウジを溺愛する描写に疑問を感じていたのですが、その理由も終盤で明かされ、こういうことだったのか！ と判明します。
一見して、わちゃわちゃなラノベ風な始まるので、タイトルのライトな感じから、ずっと最後までそんな風な展開でいくのかと思いきや、予想をよい意味で裏切られた、しっかりとした壮大なる異世界バディBLに最後には心して読んでおりました。
さすが、ベテラン作家様(ローゼンクロイツの作者様ですよね??)です。
若干ついていけないラノベテンションはありましたが(すみません！)、それでも読ませてくださいました。
そしていつも思うのですが、せっかく物語が良のでアンダルシュさんには、本文イラストを1枚でもいいので挿入してほしいです。(切実)
今作は、とくに魔法オジサンのイラストをもっと拝みたかったです！！
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