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表題作ひかげの薔薇

御倉俊介 会社社長
楡崎陽 愛人

その他の収録作品

  • まひるの華
  • あとがき

あらすじ

「たった今から、君は私の愛人だ」 傲慢に言い放つ財閥御曹司・御倉に、月100万で飼われる天涯孤独の陽。激しいセックスと甘い睦言だけが、日ごと、恐いぐらいにエスカレートする。御倉との恋人のような生活のなかで、陽は彼と対等に愛し合いたいと願いはじめる。からだだけでしか繋がらない「愛人」のままでは、深くなる想いにせつなさが増すばかりで…。濃密にエロティック、大人のラブロマン。陽in秘書室、書き下ろしアリ

作品情報

作品名
ひかげの薔薇
著者
鹿住槇 
イラスト
ひたき 
媒体
小説
出版社
ビブロス
レーベル
ビーボーイノベルズ
発売日
ISBN
9784835214979
3.3

(8)

(1)

萌々

(4)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
3
得点
25
評価数
8
平均
3.3 / 5
神率
12.5%

レビュー投稿数3

萌えます!

電子書籍で読みました。

不倫もの。
と言うと敬遠されそうですが、こちらは攻めと奥さんが特殊な関係なので、ドロドロさは全然ありません。

まず社長と愛人、って設定だけで萌えますw
攻め御倉の執着っぷりがいいッ!
とにかくカワイがります♪
溺愛攻めサイコー!!!
陽カワイイあまり、ネクタイでしばってお道具攻め・・・・なんてオイシイ場面も(≧▽≦)
すっごく溺愛攻めに萌え萌えしながら読みました。

御倉の奥さんも過去にひどい目にあってるけど、嫌みのないカワイイ描かれ方をされてて、女性キャラだけど邪魔じゃないです。

陽がまた、ちっとも甲斐甲斐しい愛人じゃないの(笑)
やる気なさげ。
そこもいいんですけどネッ!

後編では陽が秘書になるべく頑張る姿が描かれてて、設定の割に読後感は悪くないです。

溺愛、執着好きな方にオススメ!

4

愛人のお仕事

こちらはハーレクインラブシックから新装版が出ていますが、印象が大分違いますね。こちらは旧版です。

セレブに囲われる見寄りのない主人公、という設定が大好きで漫画でも小説でも結構な数を読んだのですが、これはベスト5に入るくらい面白かった!

身寄りがなく、三流大学出で就職もうまく行かず、バーで働く陽は大企業の社長である御倉に見初められ、月100万で愛人契約を結びます。
マンションを与えられ、好きなものはなんでも揃う、働きにも出ず御倉の訪れを待つ毎日。

陽は愛人は仕事だと心得ていて、いつか捨てられた時のためにと100万はこつこつ貯金します。
「不自由はさせないけど自由はない」と御倉が最初に言った言葉が身に染みる事態が最後まで度々あって、こんな生活絶対耐えられないんじゃ・・・と思うのですが、陽がそれでも愛人を勤めるのはいつのまにか御蔵本人を愛してしまうから。
もちろんBLなので御倉の方にも愛や執着があるのは読める展開なのですが、やはり御倉が「雇用主」であるからには理不尽に思うシーンはいっぱいあります。

軟禁されてるわけじゃないけど、他人と喋ると機嫌が悪くなったり、御倉が会いたいときはすぐ戻らなくてはならず、疲れていても眠いって言っても抱きたいときはお構いなし。読んでいて腹が立つシーンも結構あります。
「愛している」とか「陽がいないと生きていけない」とか言いながら陽が泣いて拒んでも道具や縛りってそれは「恋人」ではなく需要と供給で結ばれた「愛人」なんだなぁと感じさせるシーンがたくさんあるからです。

御倉には奥さんと子供がいますが、昼ドラのようなドロドロした関係ではなく、私はこの奥さんと御蔵の関係がとても素敵なものに思えました。
なので愛人と言う後ろめたさで一番大きな「本妻との問題」がない分、気を張らないお話です。

設定はありふれていて、自分が与えたお金も貯金して、豪華な食事よりカップ麺を好む陽に、いつのまにかはまっていくセレブというのも王道を外していません。
なのにこのお話が面白いと思うのは、「愛人」が仕事だというふうに書かれているところ。そういう見方で読むと新鮮で楽しかった。

陽は後半で御蔵の会社に就職し、給料ももらうようになりますが、そのせいで御倉とすごす時間が減り、御倉に抱かれて疲れ果てた次の日には、勝手に会社を休みにされてしまい腹を立てます。
自分の仕事なのに!と言う陽はけれど愛人もお仕事であり、葛藤を持ち苦しみながらも最後は御倉を選ぶんですよね。ありふれていながら、最後まで一気に読みたくなるようなお話でした。

歳の差・身分差カップルが好きな方にはオススメできると思います。

2

合う合わないより。。。

なんとか最後までたどりついてのレビューです。

設定自体はよくある囲われもの。大富豪に見初められ、体の関係を強いられるうちに、お互い好きになるが臆病で言い出せずすれ違い、最後には素直になってハッピーエンド、という流れ。

王道の場合、作家さんの力量で出来不出来が大きく変わると思いますが、こちらは文章が安定せず読み進むのさえ億劫になるほどでした。

日本語自体が変、文の調子が揺れる、説明ばかりの文章、などなど。。。
そこへ来て、人物の心理描写が適当で全く感情移入できず、不幸な生い立ちを嘆いていじけ続け、攻めの本当の優しさにも誤解ばかりする受けにイライラしてしまいました。もう、わざと(かまとと)としか思えません。

後半、自立したいと仕事を始めたのはよかった。

新装版の方はだいぶ違う印象なんでしょうかね。。


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