猫になりたい田万川くん 5

本当になりたかったのは…。

年下小説家とホテルマンの癒やされ猫生活のラブコメも、とうとう最終巻となりました。第二の猫の座を狙う当て馬が現れて、当て馬を拒否せずに相手が留守の時に自宅に泊めるとか、モヤモヤした非常に残念な読後だった前巻からの続きになります。

結論から言うと、泣きながらぶつかった田万川君の勝利でした。マタタビで酔っぱらったおかげでの本音でしたが、「飼い主失格‼」の言葉が効いたようです。

その言葉に奮起し、当て馬にもキッパリハッキリとお断りし、スゴスゴと退場してもらっての安心のハッピーエンドでした。

拍子抜けするほどのスピード解決でしたが、その後のイチャイチャ甘々にご馳走さまの一言です。お互いに甘えあえる関係も築け、最後は身内にも認められて指輪の交換までしちゃってました。なりたかった恋人になれて良かったですね、末永くお幸せに‼