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今まで読んだ中華BLに出てくるキャラクターは、狂気的な行動にも何かしらの信念や理由があるため、理解や同情ができました。しかしこの作品の攻めくんはマジで頭おかしいです。だがそれがいい。異質すぎて新鮮な気持ちで読みました。受けちゃんもこれまた現実にいたら受け入れがたい、お堅い性格をしてます。そんな彼が受けというのが良いんよ!
私的に受けちゃんが性癖の宝石箱や!
・プライド高め/お堅い性格
・不器用な愛と優しさ
・面のいいおっさん
・でかい(でかい受けはいいぞォ!)
・ヘビースモーカー
・自己犠牲的な性格(*゚∀゚*)ウヒョー!
好き嫌い別れそうな作品ではあるけど、物語の舞台が現代なのでかなり読みやすいです。有名どころの天官賜福や魔道祖師でつまずいた方々、もう一度中華BLの沼に入ってみませんか!もちろん中華BL猛者も大歓迎の面白さですよ!
攻めの賀予が遠回しの下ネタを受けに言ったりクソ生意気だったりするので最初はあまり魅力を感じませんでした
ただ、私の周りが読んでる人が多くて定評ある作品だったので我慢して読みました
私の気持ちが変わったのは二巻からです
連続殺人事件で激ヤバ展開があり二人のなんだかんだ和やかな関係が断ち切られてから、ここからがめーーーーーっちゃ面白いです!
攻めは受けに対しては生意気なガキンチョだけどそれ以外の人達には超完璧な模範性且つイケメン、さらには世界レベルでNo. 1の技量を持つハッカーというギャップも個人的にはかなり加点
もう一点この作品の良いところは受けがとにかくカッコいいんです
中華BLの受けは強い男が多いですけどやっぱり綺麗系で線が細いイメージなんですよね
でも謝清呈はハードボイルドで厳格で攻めのようにカッコよくて、とにかくメロいです
なので漢!!って感じの受けが好きな方は謝清呈にハマると思います
正直この作品は一巻を我慢して読めるかがポイントだと思います(一巻ももちろん面白いんですがBL展開は薄いです)
2巻からは巻き返しどころではないBL展開に溺れそうになるので本当にいろんな方に読んでほしいです!ちなみに私は無理やり苦手な人だけど病案本は話が面白すぎていけました!
自分にとって初めての中華BLかつBL小説となった作品でしたがものすごく刺さりました。とにかくキャラクターとストーリーが魅力的でどんどん先が読みたくなる展開が素晴らしかったです。
何と言っても、攻め(19歳)×受け(32歳)の年の差カップリングが堪りません、、、。
1巻でえちえちな絡みはほとんどありませんが(1巻は「この先BL展開あるの?、、、」と言う感じでしたが)、絶対に仲良くなれないだろう2人がちょっと歩みよってきたと思ったら罵り合いまたスタートに戻るというループが読んでいて最も楽しいと感じたポイントです。腐男子・女子のみなさんの感情をジェットコースターにすること間違いありません!
(個人的に刺さった)キャラクターの属性としては、
攻:ど執着/金持ち/不憫/童貞
受:元精神科医・現医学部教授/淡白でガード激硬/妹思い/ヘビースモーカー
ストーリ自体はサスペンス的要素が強く、常に先が読みたくなる構成でした(試験前に読み始めるのはお勧めしません笑)。物語の各所にぼんやりとした伏線が散りばめられ、これが回収された時の快感がすごいです。舞台となっている現代中国の雰囲気も気に入りました。
すべては先生の表現力すごさゆえですね。
とりあえず続巻が出るまで死ねないなと思いました。
中華BL・BL小説デビューに「病案本」をどうぞ!!!
yoco先生のイラストが気になり単話1話を読むもよくわからず、その後丸木戸先生がつぶやいてらしてならば、と再度読んだらあれよあれよとハマり今に至ります。
とにかくゾクゾクしておもしろい!
たくさん散りばめられた伏線が回収される快感!
葛藤!混乱!!病み!!!狂気!!!
こんなに先が気になるのは
とにかく噛み合わない2人の行きつく先が気になるからかもしれません。
はたしてBがLする日は本当にくるのか?
この2人に愛は生まれるのか?
狂気に満ちてしまう賀予が謝清呈の前でたまに見せる誠実さがぐっとくるのだけど、
でも謝清呈には伝わらない。
謝兄さん、とんだクズ行動が多々ある賀予に大分酷いことされてますからね(レイ プなど)…それでも読み進めると、何故か賀予を応援したくなる不思議。
賀予が、息子に無関心な両親のもとで先の見えない病気を抱えながら普通であろうと努力してきたのは、大嫌いだと憎んでいた元専属医・謝清呈の
「患者も普通の人として扱う、自分の力で道を切り開け、社会の中で生きろ」という教えがあったから。
その必死さと健気さを応援したくなるのかな。
そしてトラウマ級に憎んでいると思っている相手(謝清呈)への感情が変化していく過程が、無理がなく歪で、そこも推せるポイント。
謝清呈に至っては賀予のこと、まだ眼中にないもんな…。
肉包不吃肉先生は受けも攻めも問題を抱えているのがお好きだそうで、なるほど納得。
怖すぎる凄惨な事件や暴力的なシーンもあるので、読む人を選ぶかと思います。
ちなみに私は前情報なしで読み始め、ことが起こるまでずっと受け攻め反対だと思ってました。
心の内を明かせる相手が1人もいない謝清呈と、愛を渇望する賀予。
個人的に昨年出会った中で1番ハマったBL作品。
肉包不吃肉先生の『二哈和他的白猫師尊』の日本語訳版を既刊3巻まで読み、いてもたってもいられぬままにこちら『病案本』を読んだわけですが。
その結果、いてもたってもいられなさが二乗になりもう何も手につきません。
どうしてくれるんでしょうか。
まったく展開が読めず、謎に満ちていて、そのうえ人間というものの歯痒さをこれでもかと感じさせてくれる物語です。
新感覚の面白さです。
色々なところで触れられているかと思うのですが、この1巻では本当に「この二人が?どうやって??BLになるの???」に満ち満ちています。BL作品を読んでいてこんなにもソワソワしたのは初めてかもしれないくらいです。
ジェットコースターに乗り込んで着々と坂を上がっていく、しかしなかなか落ちず、“その瞬間” を待ってドキドキしながらいつ落ちるか、今落ちるか、いやこれジェットコースターだよね!?……っていう気分です。
これをソワソワと言わずしてなんと言おうか。
しかし、賀予にとっての謝清呈が唯一無二の存在であったこと、そして謝清呈の存在そのものが社会との架け橋であったことがこの1巻では徐々に徐々に見えてきます。
賀予と謝清呈の関係性の在り方を追いつつ、エーリッヒ・フロムの『正気の社会』を思い出してしまいました。
人は他者と結びつくことによって正気を保つことができる。そして愛と呼ばれる情熱の背景にはこの欲求が隠れている。
とんでもなく賀予じゃないですか……。情が重たすぎて……良さしかないです。
この二重にも三重にも内面に何かを抱えていそうな二人のこの先、そして物語を貫く大きな謎が少しずつ明らかになっていくのが非常に楽しみです。