電子限定描き下ろし漫画付き
肉食獣頂点からの執着愛
芸能系と格差BLが好きなまりあげは。
今回の幾がお先生の作品は、そのどちらも詰め込まれていたどストライク大好物なお話でした。
くわえて耽美な画が最高です(舌なめずりする音)!
少しだけ、あれ?? となる設定もありましたが、攻めの孕ませたい強め執着愛の前には、作品の勢いによりすべて吹き飛んでしまいました。
ちなみに肉食界トップのオオカミ族のαと希少種のマーゲイΩの獣人オメガバース。
あれ?? と気になった設定は、受けの希少種マーゲイが元αで、ビッチングによってΩとなったことが後出しで判明したことでした。
再会BLでもあり、受けはお金で攻めと関係を続けていると思い込んでいますが、実は攻めにどちゃクソ愛されているという両想い設定が、とても美味しいかったです。
で、とにかくえちえちです。(紙本では白抜きですが泣)
イチャイチャです!!
それから攻めの兄と受けの弟も、将来的にcpになる可能性ありでしょうか?!!
他の可能性も垣間見えた、攻めの強め執着ラバーにはオススメの作品でした♡
【なんで僕帰国したんだと思う? お前を孕ませるためだよ(士朗)】
エロス度★★★★★★★★★★
おやおや、欲情した獣の匂いが香ってくるかのような濡場の描写が素晴らしいですね。
オオカミ族α・士朗と希少種マーゲイΩ・櫂理が紡ぐ恋物語で、オメガバース・ケモミミシッポに加えてビッチングという要素がとても美味しいです。
さらに圧倒的な神がかった美とエXスに目を奪われ、肉食獣同士の喰らう者と喰らわれる者の魂・肉体の繋がりに感動してしまいました。
特に、契約した番関係でそこに愛は無いはずが、櫂理に対する士朗の激重な執着・独占欲、士朗に対する櫂理の切ない片想いがとても刺さります。
綺麗で迫力のある絵と心を揺さぶられるストーリーに惹き込まれる!櫂理は普段モデルとしてカッコよく男らしいのに士朗の前では可愛いくなっちゃうギャップがたまらなかった。士朗は圧倒的力を持ったいかにも由緒正しきαって感じのスパダリ執着攻めだけど士朗も櫂理に甘える時のちょっと可愛くなるところにズキューンときたよ…!心に深い傷をおった士朗に生きる希望を与えた櫂理の存在はとてつもなく大きかっただろうな。でも子供頃のその出会いはきっと運命だったのかもしれないと思わずにはいられない。気持ちの通じあった2人の幸せの行く末をもっと読みたいと思いました。あと櫂理の弟くんめっちゃカッコいい!士朗のお兄さんとのスピンオフを期待してしまう!!
士朗(オオカミα)×櫂理(マーゲイΩ)
「アンチ・フェイク・マリッジは、
オメガバースに加えて、
αが肉食動物、Ωが草食動物、βがノーマルという獣人たちの世界観。」
「ビッチング」もあって、
最強の「執着×愛欲×獣人オメガバース!」でしょう!
幾がお先生の絵が美しく、
色気たっぷりの美形2人が最高!
耳や尻尾に至るまで、獣人の魅力も圧巻!
士朗のデカい愛情、執着、筋肉、おちんちん、
櫂理の可愛い健気さ、トロ顔、雄っぽい、全部がたまらない!
盛りだくさんのエッチシーンが超絶迫力で、
匂いや揺れる立体感まで絵で伝わってくるほどの描写力がすごい!
体格差も絶妙で、さらに
お互いへの想いが切ない!
終始萌え転げっぱなし!
櫂理の不憫さ、弟のために頑張る姿も最高!
士朗への秘めた気持ちを抱えながら、
悶々と葛藤する心情描写がとても繊細。
契約番に縛られた2人の関係が進んでいく中で、
次第に明かされていく士朗の一途で必死な愛!
櫂理に向けるすべての行動が重い、重すぎる!
2人の過去に引き込まれて・・・胸が締め付けられる。
早く本当の番になってほしいと願わずにはいられない展開にハラハラしつつ、
幸せな結末にほっと安心する。
生々しいエロエロに萌えキュン!
溢れ出るデカい感情に胸キュン!
圧倒的な世界観に心を奪われて、
最後まで夢中になれる作品でした!
既刊『クラッシュ オン ティーンエッジ』で初読みの作家様で
その絵から溢れ出すド迫力に圧倒されましたが、
今作も前作に劣らず絵面の圧がすごかった。
美しくも迫力満点の画力とエロと獣性の調和が良すぎました…。
今作ではオメガバースの世界観が描かれますが、
そこにΩは草食獣、αは肉食獣とそれぞれに獣の遺伝子を宿している
という特殊設定も加えられていて斬新でした。
肉食希少種マーゲイの櫂理はαモデルとして売り出しているけれど、
その実はαから転換したΩでした。
彼がΩであることを隠して活動できているのは
櫂理の番でオオカミのαの士朗の援助があるから。
けれど、二人は愛情で結ばれた関係ではありません。
士朗に金で買われた形だけの番。
それがわかっていながらも士朗に恋をしてしまった櫂理。
士朗の気の向くままに抱かれ、そこに彼の心はないと知りながらも
歓ばずにはいられない櫂理が健気すぎました。
一方、士朗視点に切り替わると新たな事実が明かされ、
二人の番契約は決して形だけの契約などではなく、
むしろ士朗の執念の末の結果だということが判明します。
士朗の櫂理への執着たるや…
実は子供の頃に一度出会っていた士朗と櫂理。
どうやら櫂理の方はその頃の記憶が抜け落ちてしまっているようですが、
士朗は幼い櫂理とその家族に救われた恩と初恋をずっと大事に抱いてきて、
そうして苦難の末に辿り着いたのが櫂理だったのでした。
なので、お金だけの関係?なんてとんでもない!
櫂理を束縛するのも、やたら子作りをしたがるのも、
性欲処理でも跡継ぎのためでもなく、ひとえに愛ゆえ!
その事実をいつまでも告げないものだから、
こんなにも櫂理へのクソでか愛がダダ漏れなのに信じてもらえないばかりか、
他に好きな人がいると思い込まれ、櫂理もどんどん片想いを拗らせてゆきます。
しまいには士朗の元から去ってしまい、すれ違ってゆく二人に悶絶死…。
普段は非の打ちどころもなくα然としている士朗ですが、
櫂理がいなくなった途端に弱ってゆく弱メンタルな一面が可愛い…。
「君がいないと僕は生きていけない」と弱音を吐くレアな士朗に
思わずキュン心をくすぐられてしまいました。
その後、過去の出会いから再会に至るまでを櫂理に打ち明けた士朗。
士朗が自分を番に選んだ理由を全て知ると怒るでもなく、
「ただの両想いだった」と嬉しそうに微笑む櫂理の表情が
まるで幼子のようにあどけなくて可愛くて、天使すぎました…!!
そうして今度こそ、正真正銘の番の儀式を。
ここまでもエロもかなり濃ゆさ満点でしたが、両想いが加わることで
濃密さが1000倍増しでイチャ甘えっちの破壊力が抜群でした///
今作も攻めの受けへの執着やエロもがっつりとかなり好みド真ん中でした。
一つ心残りだったのが櫂理と士朗の弟と兄の組み合わせ。
互いにαとΩではありますが、この二人のスピンオフなども
いつか見れたりするのでしょうか?と淡い期待を添えて読了です。