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表題作星の降る教室

冴島柊星
孤独な秀才高校生、17歳
降田志津香
夜間高校生、中卒の元ホスト、27歳

その他の収録作品

  • あとがき
  • 余談
  • 星を編む週末

あらすじ

夜間高校に通う志津香はある夜、線路に寝転ぶ高校生・柊星と出会う。慌てて助け出すと、彼は周囲に馴染めない苦しみから自暴自棄になっていた。自身の境遇と重なり優しい言葉をかけた志津香だったが……? 孤独な秀才DK×アラサー中卒ホスト、変わりたいと願うふたりのとびきり愛しいミッドナイト・アオハルラブ!

作品情報

作品名
星の降る教室
著者
サノアサヒ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784403669675
4.5

(93)

(61)

萌々

(24)

(6)

中立

(0)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
15
得点
419
評価数
93
平均
4.5 / 5
神率
65.6%

レビュー投稿数15

こういう心に刺さる秀作が評価されて欲しい

俺はヒロインにはなれません。が衝撃の面白さで作者買いです。
光と影の描き方が秀逸な作者様のストーリーは今作でも健在でした。
孤独な秀才高校生冴島柊星と夜間高校生中卒のホスト27歳降田志津香27歳の変わりたい2人のアオハルラブで
単発でドラマ化レベルです。

どうしてこんなストーリーが思いつくんだろうと、どうしてこんなに心に刺さる言葉が思いつくんだろうと、アサヒ先生は人生2週目なんですか?と思わずにはいられませんでした。
線路に寝転び死のうとする柊星に志津香は
「いじめかいじめじゃないかはまわりが決めることじゃねーから」
「いつからでもなんにでもなれる」
英語のテスト16点の彼が言うとなぞの説得力があるという、オチつきで言いますw
同じ年の子に言われてもきっと説得力はないんだろうし、この人の言うことは信じられるって直観で動物の勘で分かる相手
っていますよね。
不器用に物事にちゃんと向き合える人。
そんな2人が紡ぐ物語がなんともいとおしいという表現がぴったりの物語でした。

物語の終盤の雪のシーンで志津香が柊星に「あんまり走ると転ぞ!」というと柊星は「転んだっていいんですだって今!走りたいから!」このセリフがとシーンがホントに好きで、このセリフにすべてが集約されているように思えました。
走りだした柊星、それを追いかける志津香に流れる時間がなんとも美しかった。
光と影、陰と陽のコントラストがぐいぐい胸に刺さる秀作でした。

1

キャラ達をむぎゅっと抱きしめたくなってしまう愛らしく温かく楽しい1冊(ღ˘͈︶˘͈ღ)ムギュ…☆彡

新書館セールにて遅ればせながらゲットいたしました(`・ω・´)ゞ
とにかく先生の「俺はヒロインになれません。」が大好きで、注目作家さまだーーー‼って思っていたのに、、、読めていなかったぁぁぁ。。。

そして‼‼‼
ほんと、、、早く読んでおくべき作品だった(>ω<)‼
勝手に表紙の雰囲気判断しちゃって、しっとりメンタル系かな?って思ってしまっていて、、、気軽に読んで良い感じじゃないのかも?と身構えてしまっていたんですよね(。・_・。)
失敗しちゃったな。。。
ちゃんとレビューとか、先に確認したら良かったです

と、いう訳で、、、
だいぶ読み易さのある夜間学校のお話しです
メインの2人を中心にお話しが進みつつも、序盤にこの夜間クラスのクラスメイトを扉絵を活用して紹介して下さっていましてですね♪
この手法がすっごくストーリー展開に巧みに活かされてる所を大絶賛したい!!

と言うのも、夜間学校ってなると、少し訳アリ感、、、出る事もあるかな?と思うのですが、、、
サクッとした感じでのクラスメイト紹介ながらも、特徴を押さえて説明してくれているので、彼らとメインの2人が絡む所をちょこっとだけでも挟む事でちゃんと「キャラが活きた等身大の学生感」が自然と感じられるのです

そして、その特徴も必要以上にはドラマ性を加えていない感じが、丁度良いそれぞれの「訳アリ」になってるのが絶妙の匙加減!!

更に舞台がこの夜間学校ひとつじゃなくって、志津香さんの前職であるホストの時も絡んでるので作品の世界観の横の広がりがちゃんとあります

しっかりした世界観とキャラが紡ぐストーリーがステキでした
好きなシーンや言葉がたくさんありました(*˘︶˘*)

志津香さんが柊星に語った〝大人になったら子供ん時の「無駄」がどんだけ大事だったか実感すんだからな〟という言葉にすごく頷く自分に、あぁ大人になったんだなぁ~なんてしみじみ感じてしまったりした数秒後、、、
柊星の渾身のお願いにブハッて笑ったと思ったら、、、
その柊星の発言の真意に気付いた時の胸アツが、、、
もぉ、、、すっごい❝ヤラレターーーーー(→ε←*)❞と、めちゃくちゃいい意味で心の乱高下に見悶えました!

志津香さんの言葉ってきっと誰かに届けたくて口にしてるのは勿論だけど、同時に自分も言って欲しかった言葉なんだろうな~。。。って思い、すごく志津香さんを抱きしめたくなってしまいました(ღˇ◡ˇ*)ムギュ…♡

校内の階段~廊下での柊星の一生懸命な告白、、、
ちょっと胸を打たれて泣いちゃいましたよね( ;∀;)
そしてあのノートもすごい✧
柊星の志津香さんへの愛も、先生の作品への愛も、すごく詰まってるなってじ~んと来ました

多分、、、私、属性だけで言っちゃえば柊星は特段好きな方じゃないと思うんですけど(嫌いでもナイけど、正直言えば…薫さんの方が好みではある…!)、、、そんな私の好みが「まだまだ浅いなオマエ…」(*´д`)って自分で言いたくなっちゃう位にすんごくすんごく愛おしい年下攻めなんです、柊星坊ちゃん!
またまたむぎゅってしたくなる衝動…♡

攻めも受けもそこそこ涙流しちゃうんですけど、、、それすらも愛おしい!
弱くて流す涙じゃなくって、優しいから流れてきちゃう涙なんだと思うんです
マジで2人まとめてむぎゅむぎゅしたいლ(´ڡ`ლ)

でも、読後1番むぎゅぅーーーっとしたいなと思ったのは、、、薫さんかな?w
柊星と志津香さんはね、お互いにずっと抱き合って行けるからね♡
人生、タイミングと勇気、、、大事だよね
薫さんもどうか幸せになって欲しいので、私がいっぱい星に願っておこうと思います☆彡
いつか、、、そんな願いが叶ったらいいなぁ~~~♪
この願いを叶えてくれる事が出来るのは、、、サノアサヒ先生唯おひとり…♡
願いが届くといいなぁ~(´ ˘ `*)
、、、スピオフ、、、待ってます!!!

修正|すごい強力な発光&ライトセーバーで目が眩みましたwww酷かったですw

2

笑えて泣けて最高の作品!大好き!

とても良かった!
読後の多幸感が凄い。
もう大好き!
不器用な人達が愛おしい。
主要人物の志津香と柊星はもちろん、当て馬的な薫までも。
夜間部クラスの人々も個性的であったかくてみんな仲良し。
だから昼間部で馴染めなかった柊星もすんなり受け入れたんだろな。
志津香と柊星はもちろん、登場人物みんな幸せになってほしいと心より思う。

柊星は志津香のことを素直に尊敬できるとても良い子なのに何で友達が居ないのか泣。
ご両親も素敵な方々なのに。
志津香にときめく反応がいちいち可愛くて!

志津香がズキンってなるところ、一緒になって胸が苦しかった。
柊星のノートに泣いたし、感極まるシーンが多々あって。

薫も切ないよな、早く告っちゃえば良かったのにとも思うけど、プライド捨てられなかったのもわかるんだよな。
卒業式にド派手な花贈った後の背中の描写が泣かせるよ。。。

笑える箇所も多くて、何度吹き出したか。
4話と6話の冒頭、特にヤバかった笑。

最後にある初えっちも初々しくて可愛くて、志津香の涙が一泣。
白抜きどころか真っ白ですが綺麗です。
で、また事後に泣かせるしー!

描き下ろしの柊星目線はその後の二人。
真っ直ぐに志津香のことを想ってるのが本当に素敵だし可愛すぎた。

1

生きづらさを感じる二人の物語

人生ハードモードだった二人が出逢って、恋する事で心が救われて行く救済のお話でした。優しさの中にもラブコメ的な要素もあって楽しく読めた作品でした。
高校生の柊星が線路に寝転んでいる所を志津香に助けられます。柊星が何故そんな事をしたのか理由を聞くのですが、柊星はコミュニケーションが苦手で、周囲からのからかわれたりそして、その言葉をまともに受け止めてからしまって更に傷ついている様子。その話を聞いた志津香は柊星を励ますものの、その柊星の辛さが自分にも思い当たる所があっ
て。
柊星にも、志津香にも高校生らしい思い出が無かったのです。二人の今までの人生の部分を読むのは辛い感じでした。苦手な事をバカにされたり、からかわれたりして悪意ある環境で過ごしていたのが読んでいて二人の悲しみがよく分かりました。
それでも、そんな二人が高校生で経験出来なかった事を2人でやってみよう!と、色々経験していくと、どんどん生活がキラキラしていくのが見ていて嬉しかったです。
柊星は考えている事を場所を考えずにそのまま口に出してしまう子なんですが、そういう嘘の無い心に年上の志津香が絆されてしまうのが分かるーと、思いながら読みました。
途中、当て馬的なキャラクターも出てくるのですが、キチンと志津香は心の整理をつけた所は読んでいて清々しかったです。
それから今まで周囲から抑圧され続けた二人が、想いが通じあって心が軽くなった様子が、とても美しい作画で描かれていました。このシーンはとても優しさもあって素敵でした。
ただ、二人が付き合う事になって、唐突にセッ…の話を柊星が学校で言い出したりが、彼は確かにそういう事を唐突に言う子だけど、、ちょっとそれまでが優しい青春を描いていたのに、急に身体の話になって。そしてラストはしっかりエチなシーンもあったのです。そんなにガッツリとエロを出して来なくても私は満足出来たかなと思いました。確かにサノアサヒ先生はそういう絵を得意としているのは知っているのですが、
五話のラスト、二人の手を繋いでふわふわしている場面があまりにも優しくてそのシーンのイメージとは六話がかけ離れてしまった様に思ったのです。
それでも生きづらさを感じていた二人が運命的な出逢いで優しく救済されるストーリーで読んで良かったと思いました。

0

大判のフルカラーで読みたい感動のラブコメ!

前作、『俺はヒロインになれませ。』も大変素晴らしいオモシロい作品でしたが、
今作も笑って泣いて(感動の涙)、胸が熱ーくなりました!

コミックスの表紙のあわーい色と柊星の泣き顔の美しさに見惚れた後、読み始めていきますと、
1限目(1話目)の序盤での志津香と沢野くん(17才)との絡みでさっそく大笑い!
その2人を見守るちぇりさんと井上さんのセリフと表情にも笑わされてほっこり。
そこから、柊星くんとの運命的な出会いのシーンでの志津香の行動と『あ゛あ゛あ゛』にも大笑い。
でも、2人のセリフとモノローグには胸がギュッとなり感動。
2限目(2話)、3限目(話)と、全部がオモロいと感動とが続いて一気に読み終わりました。
全話、全ページについて語りたいけど、全ネタバレになってしまうので、こちらへの記載は控えます。
読後、素晴らしい作品に出会えた幸せをかみしめながら直ぐに再読。
何度も何度も読み返しては感動しますし、笑ってしまいます。

大きなコマや見開きのページで表現されているシーンも素晴らしいです。
カラーで読みたいと思う丁寧で美しい作画です。

セリフはもちろん、モノローグや効果音、サノアサヒ先生の手書きの書き込みも、全部が面白くて一字一句を見逃したくないです。

続編、スピンオフ、同人誌(電子配信もお願いいたします)
切に希望いたします!!!

4

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