電子限定かきおろし漫画3P付
単行本楽しみにしてました。一族の在り方に疑問を持ち長になって変えたいジズと、そんなジズを心から慕い長になる姿を見届けたいツァド。
全てを捨ててでもツァドと共に生きていきたいジズと、自分の命を捨ててでもジズを救いたいツァド。お互いがお互いを一番に想うあまり二人にとっての幸せって何だろうと考えながら読みました。
ジズの覚悟と決断は我々読者にとっては痛々しいものかもしれないけど、二人にとっての幸せはこれしか無かったのかもしれないと思ってます。そして弟のテヲ達がきっと一族を変えてくれると信じて。(テヲのスピンオフが連載されるのでそちらも楽しみ)
二人が最初に結ばれた時は、ツァドの全てをジズに上書きして欲しいと心で叫びました。
(ツァドの慰み者としての描写が少しあるのでそれらをジズに全て消して欲しかった)
本当に大好きな作品です。
コミコミさんの特典R18同人誌は、その後の二人の…♡♡
二人が幸せそうで私が嬉しい一冊でした!
やけい先生の絵は本当に美しいので二人のイチャラブはずっと見ていたいです…♡
紙書籍 修正は太めの短冊
物語の舞台設定としては部族時代劇といった感じでしょうか
すごく雰囲気があります
「力」がモノを言う世界で生きる戦闘民族
部族の次期後継者候補であるジズ
彼にはかつて背中を預けられる唯一の右腕のツァドがいました
共に闘い、共に高め合えた2人
なのにある日の戦闘でその関係性は終わりを迎える事に…
ツァドが傷を負い戦えない身となってしまった
戦えない者に未来の無い部族の厳しい現実
……ツァドを守りたい一心でジズはツァドに部族の中で生きる為の居場所を作る
ただ、その居場所は部族内の男たちの慰み者として生きるという過酷な条件
それでもツァドは忠誠を誓ったジズと共に在る為にその過酷な日々を受け入れる
そんな2人が目指す未来は?行き着く先は?という、だいぶ苦しく切ない世界のお話しです
彼らの部族の好戦的な性格が現れた暴力的な一面と、その中で心を痛め、未来を憂うキャラの繊細な心象描写が非常に上手く共存していて…ホントに惹き込まれます
これも偏に平飼やけい先生の描かれる作画の成せる技の確かさ…!!!
流石です…(ღ˘͈︶˘͈ღ)‼
創作された世界に、ストーリーと作画で魅了されてのめり込んで読める1冊でした
修正|白抜き、anlは白中太線?短冊?だけど圧倒的に作画がキレイでストーリーとの融合性が高く、濡れ場を濡れ場として切り離して見る感じじゃなかったので修正自体はこの白抜きでも「可」!と思えます
濡れ場の回数やそこに至る迄も意味も1冊の作品として最適で、とにかく素敵でした
※もしかしたら苦手な方がいらっしゃるかも?シーンあったので書いておきます
ネタバレなのでお気を付けて…!
・ツァドの設定が慰み者なので、、、攻め以外に蹂躙されます
・戦闘民族なので、、、バトルシーンあります=血生臭いシーンもあります
・四肢欠損描写あります
生きる事の意味を持って日々を過ごす事の強さが美しくもあり、失った事への負い目が残酷でもあり・・・
すごく心を寄せて読みたくなる作品でした
傷を負い、一族に貢献出来なくなったツァド
ツァドと共に居る為に自分自身を不完全にしたジズ
完全無欠だった2人がそれぞれ何かを失い、失った同士だからこそ補い合える事に未来を見出せる強さ
決して2人が辿った道が正解なのか?と言われたら答えは簡単には出せないけれど、2人が納得したならそれは2人の正解として揺るぎがないと思える説得力
守る者があるから強くなれる
これもまた戦闘民族としての血がそうさせる性なのかも知れない
戦闘シーンや小物を含めた民族衣装への作画コストがとっても高い作品だったと思います
痛々しさすら美しく見えてしまう先生の作画に惜しみない拍手を送らせて欲しい!
エロス度★★★★★
おやおや。戦闘民族の集落で起きる身分差ロミジュリ・・・互いを想う2人の愛が尊いですね。
ジズとツァドが紡ぐ祝福の恋物語・・・・・・開幕。
民族・刺青・身分差といった萌え要素に加え、ジズにとって唯一無二の大切な存在であったツァドが他の男たちの慰み者として囚われているのがモブ姦好きな私の癖にグッサリと刺さりました。
ツァドが他の男に抱かれたり、暴力的な場面もありますが、ツァドを救いたいジズの想いやジズの目的のためなら自分の身を捧げるツァドの絶対的な献身・健気さがエモくてたまらなかったです。
帯に、「ロミジュリBL」と書いてあり、身分差BL好きマンとしてはやはり期待しかないとページをめくったわけですが、、、
最初にお伝えしておきます。
めっちゃ面白いです。
で、す、が、、、
身分差的に引き裂かれようとしたところ、攻めが受けを大好きすぎるが故、今の自分の身分を捨て、愛の逃避行してしまうまでは切なラバーとしては、ホントに良かったのですよ。
胸がギュウゥゥゥと、絞られるような痛さを覚えましたし、、、
が!!
なんと、そのあとの展開が人によっては地雷だったりするのかなあ、、、と。
思わずその展開に叫び声を上げてしまったまりあげはさんでしたが、それだけ攻めが受けのことを好きだって、激重愛の証拠を見せつけられたような感じがして、めちゃ…好き♡となりました。
ちなみに、欠損BLです。
リアルに欠損する描写ありなので、苦手な方はご注意ください!!
奪うことしか知らない民族の次期族長(攻め)と、闘いによって足を負傷し、攻めの一言で民族から追放することはなくなったが、慰みものとなってしまったかつての凄腕戦士とのお話でした。
画も綺麗ですし、もっとじっくり長尺で読みたかったなあ!の1冊でした。