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表題作梟の王と悩める従者

幽世の北の王、鳥族(梟)
莎草
斑の近侍兼護衛、鳥族(鶴)

その他の収録作品

  • 描き下ろし 懐かしいあの場所へ

あらすじ

幼馴染みでも貴方とは主従--
でも、貴方と番になりたい。

神々が住む世界・幽世。その北の国の鳥族の王・斑は世継ぎどころか番も作らずフラフラしてばかり。
傍に仕える護衛・莎草は、そんな斑を近侍としては窘めつつも、
幼い頃からの斑への恋心を抑えきれない日々を送っていた。
そんな中、媚薬の効果で斑が莎草は一夜を共にしてしまう。
すると翌日から、斑はなぜか莎草にグイグイと迫ってくるようになって……!?

シリーズ累計20万部突破『鷹神様と憐れな生贄』初のスピンオフ!
★初出時のカラーを完全収録!!

作品情報

作品名
梟の王と悩める従者
著者
丹野ちくわぶ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
電子発売日
ISBN
9784796417464
4.3

(40)

(17)

萌々

(21)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
9
得点
173
評価数
40
平均
4.3 / 5
神率
42.5%

レビュー投稿数9

鷹神様スピンオフ、もどかしくて愛しい主従ラブ

鷹神様シリーズのスピンオフ作品です。

梟の王・斑さまとその従者の莎草のめっちゃもどかしくて…でも健気で愛しい主従ラブでとても良かったです!

斑さまがめっちゃ陽キャででも本当は莎草のことをずっと思ってて一途なんですよねぇ…でも二人の仲や過去にはいろいろな事があって。

様々な状況から想いを通い合わせるに至らない状況で見ていて本当にヤキモキするんですよね…そこがいい!

でも斑さまには莎草への深い思いが至る所で感じられて…だからきっと大丈夫と思いながら読めました。

…ましたがやっぱり焦れったくてそこは彼らの周囲の人たちも同じ気持ちの様でそういった雰囲気がまた面白さを感じました。

莎草はクールビューティー系かな、けど芯が強くて斑さまの傍に仕えて御護りすることに心血を注いでて。

でも幼なじみで幼少期には仲睦まじかった二人が、特に莎草がこうなってしまったのには理由があってそこから二人の関係が変わってしまいましたね。

そんな二人が成長して斑さまも北の王として番を迎える必要に迫られお見合い三昧…でも中々お眼鏡に適う相手は現れず。

そりゃそーうだろ!って感じなんですがそんなもどかしい二人があるきっかけで一線を越えてしまって今の膠着状態から関係が動き出し…

そんな様子がじっくりと描かれてて読んでいて莎草の幸せを願う気持ちと斑さま報われてくれ!って気持ちが強くなっていきました(笑)

読み味としては重たい感じではなかったですしでも内容は全然軽くないのでしっかりと読み込めるお話だと思います。

当然スピンオフなのでスピン元未読の人はそちらを読むと解像度が更に上がります。

というか作中でもスピン元の主要キャラ出て来て関わるので出来れば読んでる方がいいかもw

勿論この作品から入っても全然問題なく読めると思います!

総評としては「はぁ、ほんとこの作品よかったー!」ですね。

個人的にはとても大好きな作品なので沢山読まれて欲しいなと思います。

1

本当に良かった

「鷹神様と憐れな生贄」シリーズのスピンオフですが、未読でも楽しめました。
幼馴染であり主従関係でもある斑と莎草が一夜を共にするところから始まります。

王として命令すればすぐに莎草と番えるのに、莎草の意思を尊重してアプローチする斑が格好良いです。 

捨て子を保護したり、莎草が身籠ったり、戦いの最中に斑の気配がなくなったりと波乱はあるものの、全てあっさり解決するので安心して読み進められました。

最後は斑も莎草も素直に自分の気持ちを伝い合い、番になることが出来て本当に良かったです。
描き下ろしでは可愛い赤ちゃんを見れて幸せな気持ちになれました。

修正の必要がないように描かれていました。

1

最高の主従ラブ!

もどかしくて切なくて、それでも愛おしい!最高の主従ラブでした!
斑さまの明るさの裏にある莎草への一途な想いが刺さる一方、なかなか通じ合えない関係に何度もヤキモキ。
でもその焦れったさすら魅力的で、気づけば夢中で読み進めていました。
莎草のクールさと芯の強さも本当に格好よくて、斑さまとの絆にじわじわと感情移入。
お見合いラッシュでは「莎草以外ありえないでしょ!」と叫びつつ、展開にドキドキしっぱなしでした。
本編キャラの登場も楽しく、ファンにはたまらないスピン展開でした。

0

焦れったさが愛おしい

立場も過去も、簡単には越えられないものを抱えながら、それでも惹かれ合う二人の関係に胸を締めつけられっぱなし。
斑の明るさの裏にある想いと、莎草の静かでまっすぐな愛情。
その不器用な歩み寄りが丁寧に描かれていて、ページをめくるたびに少しずつ、二人の距離が近づいていくのがわかる。
焦れったくて、でもその“時間”こそが尊いと感じさせられました。
サブキャラたちの存在や過去作とのつながりも物語に深みを加えていて、単なるラブストーリーにとどまらない世界の広がりも堪能できました。

0

チャラ男の本気、しかと見届けたり

「鷹神様と憐れな生贄 瑞花」(シリーズ3作目)のスピンオフ作品。
北の国の王・班と、その近侍である莎草の幼馴染BLで、本家の2人とはまた違った物語の世界がお目見えとなりました^ ^

本編では燕に猛烈アプローチをかけていた班でしたが、まさかの一途純愛かよぉぉ〜な展開には正直ビックリしました。
クールにその隣に侍っていた莎草も、まさか班に恋心を抱いていたなんて。オーマイ………そんな感じも雰囲気もなかったので、何だか不思議な感じです。

両名お似合いだし、ストーリーとしても面白い。
でもなんだろな……3作目の本編の方と話があんまり繋がんないんですよね。
莎草に幼い頃から想いがあったのなら、番を探す班の軟派行動がよく分からないし、チャラ男キャラは想いを隠すためのカモフラージュだったのかしら??
本編では燕にアタックしまくっていたけど、あれはノリ?
あんな風な態度で莎草がずっと好きだったと言われてもしっくりきません。

この2人ってもしかして…的な伏線や匂わせがあれば、また感じ方が違ったと思います。
チャラいけど実は一途なキャラというギャップは大好きなので、お話自体はすごく楽しめましたし、莎草の勘違いはもどかしかったけど、両想いが確定路線だったこともあってかそこまで不安にならずに読めたのは良かったです。
意外と頼り甲斐のある班はカッコよかったですが、媚薬を間違って飲んだのは、絶対確信犯だったと思う(笑)
細かい気になりは多少あれども、2人の恋展開も叢雲たちに負けず見せ場がたっっぷり。周囲の温かい見守りもホッコリでした^ ^

いつか叢雲たちのお子たちとも顔を合わせての賑やかワイワイを期待してます♪

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