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触れられない手できみを好きになったけど、蟹だから後ずさりしない

furerarenai te de kimi wo suki ni nattakedo, kani dakara atozusari shinai

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表題作触れられない手できみを好きになったけど、蟹だから後ずさりしない

佐伯龍治(リュウ)
26→46歳、SM風俗店の雇われ店長
チャロ
サワガニ

その他の収録作品

  • 五センチのきみが教えてくれたこと
  • あとがき

あらすじ

最期はサワガニの姿に戻してください

サワガニのチャロ、オス、独身。夢は人間になってアオ○ンすること。ある日「人間になる素」を飲んで変身し、通りすがりの男・龍治に拾われる。一人と一匹(?)の奇妙な同居生活が始まるが、変身後もチャロの手はシザーハンズ、精液は蟹ミソと、どうも蟹要素が強いまま。そんなチャロを気味悪がりながらも受け入れてくれる龍治に惹かれるチャロ。チャロの天真爛漫さに孤独を癒される龍治。しかしチャロには蟹としての運命が待ち受けていて…
不思議で切ない異種族ラブ。

作品情報

作品名
触れられない手できみを好きになったけど、蟹だから後ずさりしない
著者
いしだ赤月 
イラスト
笠井あゆみ 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784576250854

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45

4.3

(86)

(59)

萌々

(10)

(10)

中立

(2)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
20
得点
367
評価数
86
平均
4.3 / 5
神率
68.6%

レビュー投稿数20

今夏最大の衝撃「サワガニBL」

発売前、Xに流れてきた「サワガニBL」というタグがついたポストを見て知ったこちらの作品。
あらすじを読んでもツッコミどころばかりで何ひとつわからないのに、逆にそれが「一体どんな話なんだ…!?」という好奇心を不思議とかき立てる。
そして思い切って本を開いてみれば、笑い、戸惑い、胸キュン、切なさ…様々な要素と、溢れんばかりの蟹のエッセンスがぎゅっと詰め込まれた、蟹ミソのように濃厚で味わい深い作品でした!
年の瀬に今年読んだ作品を振り返ってみても、未だその衝撃は色褪せず、記憶の中に鮮烈に残っています。

まず、人間に変身するサワガニの受け・チャロが可愛い!
何故かアオ○ンや人間の営みに興味津々なエロガニ?ですが、未知の世界にも臆さず、持ち前の明るさと行動力でどんどん突き進む姿を見ていると、不思議と勇気をもらえる気がします。
蟹ゆえの無知さからちょいちょい飛び出す天然ボケや突拍子もない発言には何度も笑わされました。
純粋無垢でいつも明るいチャロですが、そんなチャロが人間に憧れる理由を知った時、思わず涙が…
手がシザーハンズだったり、いまいち人になりきれていないチャロの蟹要素が、物語の後半にかけて切ないエッセンスとして絶妙に効いてくるところもたまらないです。

そして、蟹姿のチャロを何気なく拾った攻め・龍治のぶっきらぼうな優しさも刺さりました。
擦れた攻めには無垢な受けを与えよ。王道パターンとも言えますが大好きな組み合わせです。
いろいろと人とは違うチャロに驚いたり呆れたりしながらも、放り出したりせず何だかんだ面倒を見てくれる辺り、心根の優しいイイ男ですね。
「人間に変身するサワガニ」を受け入れる懐の広さを持った攻めはそうそういないのではないでしょうか。

個人的に一番の推しポイントは、蟹への細かすぎるこだわりです!
シザーハンズや蟹ミソなどのライトなおもしろ要素(?)から、果ては人と蟹の生態や習性、生物的な構造の違いまで。
こんなに蟹に特化したBLは二度とお目にかかれないんじゃないだろうか…?と思ってしまいます。
本当に、ここでしか読めないものを読ませて頂いたなぁ…と。
この奇抜すぎる設定できっちり物語を書ききった、いしだ先生の筆力を讃えたいです。

次々に飛び出す蟹要素!蟹ギャグラブコメ…に見せかけた切なめ純愛路線!予測できないストーリー!
王道BLに飽きてきた方にぜひ読んでほしい一作です!

0

人生初のサワガニBL

チャロのちるちる評価の属性がサワガニ(笑)もうそれだけで笑える面白さが伝わると思います。タイトルも秀逸です。笠井あゆみ先生のイラストも素晴らしいです。
お話もとにかく面白いです!そして面白いだけではない感動とBLがあります。

人間に憧れてニンゲンになったチャロがなにしても可愛いです。頑張り屋さんで人間の愛についての探求心と龍二への愛も一生懸命です。それに応える龍二も不器用で優しいです。ひたすら応援したくなる2人の面白い愛の形を堪能できます!
間違いなく今年(あるいは今後もないレベルの)一番の強火サワガニBLです。

0

設定のインパクトにまず驚かされますが、読み始めると意外とすっと物語に入れる一冊です。
サワガニのチャロがとにかく素直で健気で、その一生懸命さに思わず頬が緩みました。

人間の龍治との距離感も重すぎず、日常のやりとりが微笑ましいです。
ファンタジー要素はありつつも、話の軸は「好きな気持ちを大切にすること」で、とてもシンプル。
深刻になりすぎない展開なので、気軽にBLを楽しみたいときにぴったりだと思います。
ちょっと変わった設定のBLを読んでみたい人にもおすすめです。

0

切なくて

お友達の話題になっていたので拝読。
設定が設定だったので、まゆつばで読み始めましたがとても良かったです。
本当に良かったです!今年の印象に残った作品の上位です!

まず蟹っていうところも初めてですし、なんで蟹?って思いましたけど
その設定、意外にもイメージしやすかったです。
また笠井先生の挿絵もあって、ちょっと儚げで、ファンタジー味が強くて
それでいて都市部のダークなところとちょっと別次元の染まらないチャロがいて…
物語はトンデモ設定のまま進んで行くのですが、不思議とまとまりがあり
不条理さがガロ系というか、サブカルの風味を感じた作品でした(伝われ

切なさは一級品でした。
人生の長短が生む生物としての悲しさと
感覚が合わない人種差としての哀しさと
でも憧れが愛情になっていく過程が、ほのぼのと面白くて
気がついたら泣いてました。

いしだ赤月はこれがデビュー作なのですね。
新人賞を差し上げたい。
とても素敵な世界観と表現方法にトキメキました。
これからも注目したくなる作家様と出会えました。

3

サワガニBL

サワガニBL?って思ったら、読むしかありません。泣けます。笑えます。失敗させません。一度お読みください。一度読んだらサワガニファン??になれます。

2

この作品が収納されている本棚

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