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小説
なんか、すごい世界のBLを目の当たりにしたなーって感じ^ ^
BLってまだまだ進化の余地ありですね、よくぞこのカップリングに目を付けて下さいました、作者さん。蟹受け作品の本作がデビュー作とのことですが、ある種キワモノとも言える本作を採用したシャレードさんの決定もすごいです。
しかしながら、デビュー作とは思えないほどストーリーがしっかりしているので、決してウケ狙いで書かれた作品でないことは読めば分かると思います( ´∀`)
前半はカニのチャロの果てしない性欲、人間になりたい欲、精液を死守する物欲、好きな人に愛を捧げる愛欲…といった色んな欲望をリュウにぶちまけながら、ワチャワチャお騒がせしていくラブコメがベース。ギャグ・コミカルに寄っているストーリー展開なので、ユーモア溢れる2人のやりとりに大爆笑でした!
チャロの天然エロ思考が可愛いんですよね。なんせ人間世界に染まってないので、ピュアッピュアだし、何より素直です。ただ思考がエロに特化してるだけで(笑)
チャロを拾ったリュウとの恋は、人間化するためだけのセックス(精液採取)で繋がる関係が始まりだったけど、そこから徐々に気持ちを深めていくチャロの心理が一方通行で切なく進みます。
あんだけセックスだの精液摂取だの生々しいやりとりをしていた2人が、中盤あたりはすれ違いを含んだしっとりとした感情へとシフトし、最後は泣ける展開へとギアチェンジ……笑いから涙までの振り幅の広さにはやられました。物語の惹きつけ方や落とし方のセンスがとても素晴らしく、おとぎ話のように分かりやすいストーリー展開とドラマチック性も相まってか、いっそうこの世界にどっぷり没入でした。
キワモノといえばキワモノ。種族を超えた純愛といえば純愛。
人間とカニの愛が混ざり合う不思議なBLの世界と、好きな人を一途にただ追いかけるワンコ蟹の求愛が響くストーリーは涙なしには読めません。
チャロの純真な愛に絆されていくリュウの気持ちの変化は痛いような切ないような想いも混じりますが、2人が想い合っていく過程にはしっかりと理由があり、その丁寧な描写に感情が揺さぶられること多数でした。
人間の営みに興味津々なエッチなカニちゃんのゆるふわエロエロストーリーだけじゃないので、最後の最後まで2人の恋愛模様をお見逃しなく^ ^
カニの設定も、ちゃんとカニの生態に添いながらアプローチしてるところも見事でした。
タイトルとあらすじだけではこの面白さと意外性はおそらく伝わりません。
気になった方はぜひ手に取るべし!きっとBLの新しい世界が楽しめると思いますよ♪
またお一人、激推し作家様が爆誕…!!・:*+.
予約してずっとずっと楽しみに待っていた
サワガニBLです。 ミ(・・)ミ(←カニ...のつもり)
デビュー作とは思えない奇想天外っぷり
(ほ、褒めてます...!いしだ先生おめでとうございます✨)、
笑いあり涙あり…の目が離せぬ怒涛の展開に、一気読みでした。
笠井先生のイラストも、チャロ(受け)が可愛くカニカニしてて、
攻めの龍治は男前で美麗。目が潤う✨
帯を外すと、5センチのサワガニ、チャロが現れる仕様も良き。
まず、なんといってもタイトルがよい!!!!
インパクトがすごい。
「蟹だから後ずさりしない」
ーそうだよね、蟹だから横歩きしかできないものね...
って物理的なこともあるけど笑、言葉そのまま、
どこまでもまっすぐに攻めを好きで好きで愛する
健気一本気なチャロに、こんなに涙を誘われるなんて..( ; ; )
内容については、ちょっと注意事項が。
そこまで詳細ではありませんが、
一部カニバリズム描写(カニだけに..)…というか、共喰い(etc)、あります。
また体の一部が傷つく描写もあります。
苦手な方、ご注意ください。
主人公はサワガニのチャロ。
川にやってくる人間が幸せそうに”アオカン”(!)する姿を羨む彼の夢は、
”人間になってアオカ...すること”。
そんなチャロはある日、残された”人間の◯液”を飲むことで
人間に変身!
ゴミ袋に入れられ捨てられていたところを、
通りすがりのSM風俗店店長・龍治(攻め)に助けられてー
と始まる、絆され攻め×天真爛漫カニ受けの恋愛譚です。
夢の人間に変身するため、人間たちの残留物…
精◯入りコンドームをせっせと集めている序盤部分から大爆笑!!
で、tn...から出てくるのがまさかの、蟹ミソ!! ꉂ(๑˃▽˂๑)
変身後も、その手がシザーハンズだったりと
カニっぽさが抜けず、完璧な人間になるため龍治とのセッを望み
「エロガニ」なんて言われる始末で、
二人の奇妙な同居生活に笑い転げました。
特に好きだったのが、龍治の職場でのエピソード。
チャロは名を”蟹江”と名乗ることになり、
名札を自分で書こうとするのですが...
なぜか「蟹」は書けて「江」は書けず、「蟹汁」に!!w
ここで初めて、いつも眉間に皺を寄せていた龍治が爆笑するのですよ〜!
このシーンのイラストが、最高オブ最高。
可愛くて楽しくて、癒されまくりでした☺︎
そんな楽しい前半部とは打って変わり、、
中盤以降はシリアスかつ、切ないお話へと急展開。
二人の抱える心の傷が明らかにされ、
チャロの体調に変化が生じたことから、雰囲気が一変します。
チャロの姿が見えなくなると、尋常ではない必死さで探していた龍治。
「目に見えないものは信じない」と
愛だの恋だのを否定していたのには、そんな背景が...と、心痛む過去でした。
で!!
それ以上に衝撃的だったのが、チャロの抱えていた家族の秘密です。
先述したように、カニバ...が関わってくる真実。
思わず「サワガニ 共喰い」でネット検索してしまった...
脱皮直後の無防備な状態の時、食べられてしまいやすい、らしいです。
そうなんだ、、
読んた時、正直ううっ…となったけれど、
それが自然界で起こり得る現実なんだな、、とも。
そしてその話を聞き、すかさず
これ以上ないよね!という慰めの言葉をかけられる龍治、
とんでもなくカッコいい。
人間(もどき)にはなれたものの、生物的な”寿命の差”は埋められず、
少しずつ弱っていくチャロ。
それを決して龍治には悟られまいとする健気な姿、
後半〜終盤はグッと胸に迫る切なさに鼻を啜りながら読みました
チャロのハサミ(=腕)が…!という衝撃的な事件についても、
龍治を心配させないため、結局語ることはないままなんですよね。
天真爛漫で、人間になることを夢見て
エッチなことしか考えていないようでいて、
実は何よりも誰よりも龍治のことを一番に考えているチャロ。
もう、泣けてしまうよー...
脈打つ自分の心臓の動きを、少しでも遅らせようとするチャロの
願いをどうにか叶えてあげたくて、祈るような気持ちで読み進めました。
そして最後に二人が川を訪れ、愛を交わす場面。
龍治の口から出た言葉と、チャロの願いにやられました。( ; ; )
怒涛のラスト、「五センチのきみが教えてくれたこと」で描かれる
結末は、もしかすると好みが分かれるところかも。
私の中にも、ちょっと複雑な気持ちもあって…
というのも、自分の中ではやはり
カニの面影を残した赤髪、シザーハンズのチャロこそが
唯一無二の”チャロ”なんだー
という思いが強かったので、、
(読んでいるうちに勝手に思い入れが;)
でも。でも!
やっぱり”黄昏色”で終わって欲しくはなかった物語。
最後の最後、長い時を経ての夜明けの展開に、
心から「良かったね…!」と思えました。
渋みの増したアラフォー龍治はますますカッコよくなっていたし、
20年前、まさかの”手枷”をリングだと思い込んでた(笑)チャロの夢が
現実のものとなって…!
(笠井先生のイラストが、このシーンを最高潮⤴︎に盛り上げてくれてます)
笑いあり、涙あり、の夜明けのサワガニBL。
あとがきを読み、”サワガニBL”爆誕の秘密にそんなギャグみたいな
連想ゲームが!?と驚きでした
(自分には絶対に思いつかない…!いしだ先生凄すぎます)
すっかり二人に感情移入し、圧倒され時間を忘れて
貪り読んだ一冊。
これから海や川などで出会うカニを見る目が、
変わってしまいそうです。
「チャロや…」と心の中で呟いて、勝手に切なくなってしまうー!
最高の読書体験となった、サワガニBLでした・:*
あっ、濡れ場について。
複数回ありますが、エロエロ感はそれほどなく。
自分のハサミで龍治を傷つけてはいけない!と頑張るチャロが
健気でいじらしくて愛おしかったです
(でも、龍治の背中にはしっかり...//)
★笠井先生がSunoで作ったという激エモサワガニ曲がXに…!ぜひ♡