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4巻は良い意味で”タイトル詐欺”でしょこれ……と思うぐらいじ〜ん…と心動かされるストーリーが詰まっていて私自身も考えさせられるお話でした。
今回から新キャラの大河くんの叔父にあたる、又吉さんと小学2年生ですが天才的な頭脳を持つ楓ちゃんが登場します。(この2人がなかなかのキーマンでした!!)
諸事情で楓ちゃんを預かる事になった槙原先生と大河くん。又吉さん家族と仲を深めていく中で、槙原先生が交通事故にあい!??
病院での面会やパートナーシップ制度の話など、リアリティ溢れる内容が出てきて、同性愛の方々にとっては本当の意味で”家族”になる事って現実問題難しくて、でも喉から手が出るほど求めてしまう形なのかな…と考えさせられました。
大河くんの祖母にパートナーシップの報告に行った時の彼女の反応も、とってもリアルだなと思いました。普通なら(よくある作品なら)優しく出迎えてくれるんでしょうけど、こちらは清々しいほどに同性愛を拒絶してきて。悲しいですが、現実問題としてどうしても受け入れられにくい関係というのはまだまだ根付いているんだと思います。
素直に家を去った槙原先生の事を思い、父親に酷い言葉を浴びせる大河くん。く〜!この時の過去の回想もじ〜んと来ました。
そしてなんと言っても又吉さんの話してくれた”家族観”が素敵すぎました。つい形としての”家族”を求めてしまうけれど、形なんて考えなくてもいいと言ってくれるその言葉に、”家族”の拠り所をずっと求めていた槙原先生には響いたんじゃないかな〜と思います。
今回も2人のえっちシーンたくさんです♡
ちょっとSっけの大河くんも健在♡♡♡
電子白塗り
単話でもずっと連載を追っていましたが単行本にまとまると4巻のボリュームにびっくりします!
あとがきでも書かれていますが、4巻のテーマが「家族」。
読み進めると先生と大河くんの立場だけではなく、彼らを取り巻くキャラクターたちそれぞれの立場から見て、自分の大切な人の幸せを願っていることがよくわかるので、大河パパ、又吉おじさん、京也、松田のお祖母様、それぞれの立場になって感情移入して物語に入り込んでいきました。
要所要所でハッと自分を振り返るような素敵な言葉がたくさん散りばめられており、読み返すたびに家族とは…と考えさせられる素敵な作品です。
特に槙原先生の家族について明らかになるところがあるのですが、松田家と比較して、反対されること=愛情でもあると読み取れます。そこも素晴らしかったです!
5thシーズンも決まっており、ますます楽しみです!