10/11発売電子限定特典付き
ちょっとたまらないくらいゾクゾクする、
「元」義兄弟による共依存的ラブ...!
表紙のお顔は、義弟攻めのもの。
伸ばされた手とその微笑みだけでもゾクっと痺れます。
タイトルの”ヴェノム”といえば...マー◯ルのあのダークヒーローが
思い浮かぶのですが、調べてみたところ「ヴェノム(venom)」とは
「毒性を持つ動物が分泌する毒液」とのこと。
互いの体から染み出した毒液に侵され、
共に地獄行きを決意する義兄弟ー
ダークな雰囲気も確かにあるけれど、
お話の中で描かれ語られる攻め受け双方の切ない思い、
恋情はどこまでも真っ直ぐでピュア...
そこにどこか共感を覚え、気付けば貪るようにページをめくっていました。
好みは分かれるかと思いますが、自分の癖にはズドン!と刺さったー...
再会前、彼ら二人が引き裂かれた過去の思い出が
かなり痛々しく胸が痛むものだったのも、
物語への没入感を高めてくれる要素でした。
互いにキスしまさぐり合っているところを
母親(受けの雛之助にとっては義母)に見つかり、
「変態」「異常者」と罵られ...( ; ; )
この描写、読んでいてなかなかにキツいところが;
そうして家庭を壊してしまったことを悔いながら
大好きな「こーちゃん」には二度と会わない決意をして生きてきて数年、
これから華々しい大学新生活が!
というところに現れた、”お隣さん”=義弟。
攻め本人の口からは結局何も語られませんが、
それ、絶っっっ対偶然じゃないでしょ!というありえない偶然に
背筋ゾクゾク。
警戒する雛之助の様子を見ながら、
徐々に徐々に距離を詰めてゆき
油断しきったところに一気に!!
切り込み詰めてゆく煌太郎の狡猾さよ...(最大限に褒めてます)
そして手首を拘束され、いやいやと言いながら
そんな言葉とは裏腹に体に表情に気持ちが表れてしまう雛之助が
愛おしくてたまりません。
一度体を重ねた後、タガが外れたように
自分から激しく煌太郎を求め、積極的に仕掛けていく雛之助ー...!
乱れに乱れるその姿、物語前半では思いもしなかったそのギャップに
思わず「ふわっ...!」と変な声が出ました、、
絶対に後ろに気をつけながら読まなきゃいけないレベルで、
えち度はかなり高め。
奥までガツガツ突いちゃう攻め、
快楽に任せて自分から求め、攻めの上に跨って腰を振る受け。
えち中、攻めの突き抜けた執着が見えた
ピカイチのセリフが↓(少しだけ省略・隠してます)
互いの◯液を混ぜ合わせながら…の
「これがもし…だったら きっと受◯しちゃってたね」
や、病んでるーーー...!
そんな義弟攻め・煌太郎がかなり
突き抜けてイっちゃってる人物なのかと思いきや。
その一途さが垣間見える描写、可愛らしい幼少期の姿が
合間合間に挟まれるお話の進め方がうまいなあ!と...
特に描き下ろしの「閑話」での「離れてる時の攻めの姿」が
ハート直撃でした。
やってることは冷静になって見ればエグいのだけど、
そこにどうしようもない愛おしさを感じてしまうーーー!
読み進めるうち、いつの間にか読者である自分も絆され
陶酔感に包まれていました。。
ダークで、切なくて、でもどうしようもなく愛おしい
禁断の愛。
本編はコミカルなシーンで終わりますが、
手を取り共に堕ちてゆく義兄弟の”その先”が
知りたくてたまらない、ヘキに刺さるお話でした。満...腹...!
★修正:tn白抜き(電子シーモア)
竹書房さんなのでRenta!や紙本では修正甘めなのかも?(未確認です)
エロス度★★★★★★★★★★
おやおやおやおや。関係がバレて引き裂かれた義兄弟の再会LOVE、かわいいですね。
元義兄弟同士の恋を描いた作品で、義弟のド執着と〝普通〟になろうと気持ちに蓋をした義兄のひとつに溶けて地獄まで滴る愛欲の蜜が素晴らしい。
煌太郎からの無理矢理な行為に翻弄され、彼の想いも自分の想いも否定し続ける雛之助・・・・・・でも煌太郎の甘言とただ純粋にお互いを欲していた頃と変わらない笑顔にほだされていき、猛毒の愛が全身にまわるように雛之助も自身の想いを素直に受け入れていくのがたまりませんでした。
倫理観をぶっ壊してからのふたりの愛を育む濡れ場は垂涎で、特に素直になった雛之助のド淫乱っぷり・煌太郎を煽りまくる可愛さに悶えまくりで、個人的には雛之助が出した噴水を飲んだり足の裏さえも美味しそうに舐める煌太郎の変態チックな愛がツボりました。
他にも雛之助の濁音喘ぎや気持ち良すぎて思考がトんでしまっている状態も最高です。