電子限定描き下ろし付き
【無愛想な仕事人間x山に棲む謎の青年】 住む世界が違う二人、惹かれ合ったその先に――
読み手によって受け取り方が変わる作品な気もするファンタジー作品
BLの王道にある作品では無く、もしかしたらBLという枠に当て嵌めなくてもいいのかも知れない
設定的にファンタジー地盤が強いですし、そうでなければ進まないお話しなのですが、作品をカテゴライズするとした場合にはファンタジー作品というよりは、攻め視点(※)で進むヒューマンドラマの側面が強い内面作品だと思います
(※)作品情報に予め攻め受け書かれてるけれど、これ、攻め受け不確定だと思う…し、私的には逆のようにも感じるし、やっぱり攻め受けに左右ではない関係性にも感じる…でも、以下のレビューでは便宜上誠一を攻めとして書きます
ある日オーバーワークで倒れた誠一
上司から休暇を取るように言われる
その際に暫く帰っていない自身の故郷が再開発で近々消滅するのだから、帰省してはどうか…?と促されます
促されるまま渋々帰宅してみた誠一を迎えたのはナント8年前に亡くなった父親で…⁈と始まります(゚Д゚;)⁉
ん?一体どんなお話し???と混乱しますが、ほどなく正体が分かりますので安心して読んで下さい
決してホラーなタイプのお話しではありません( ˘꒳˘ )
でも、敢えてここでこの正体は明かしませんので是非本編でご確認ください
そうだなぁ~。。。
きっと刺さる人の方が大半な作品だと思います
正直言ってしまえば、私も刺さりに行きたかった…
こういうしっとりした作品から読み取れる人の方が心の機微に敏いのだと思います
私にも良いお話しだという事は感じます
だけど、、、ちょっと、、、いくつかどうしても気になってしまうのです
先ず、ほぼ2人だけの会話で成り立つお話しでモノローグは最小限
スイビ側の内面描写はありません
なので、攻め視点で物語を読んで行く事になる訳ですが、、、
この、攻めの性格が気難しい。。。
拗らせと言うよりは頑な!って感じです
その性格になる背景が彼の両親に在る訳なのですが、この辺のスパイスになるお話しも1~10までを説明する訳ではないのです
中でも肝となるのは誠一の父だと思いますが、、、
誠一側とスイビの回想のみなので人物像が見えて来ない
肝となる父の心象が分からない事には誠一の気持ちを慮る事も私には正直困難でした
主役である誠一に対して寄り添う気持ちがないと多分この作品からの「救済」や「癒し」は受け難いように思いました
他方、スイビ側は結構早々に私は正体が分かりました(話し方や誠一以外とのやり取り、また人型の時の服装などから十分察する事が可能)
だからこそ、冒頭の「都市開発」という点が気が気ではなく、、、
すごくハラハラして見ていました(,,•﹏•,,)
そして、、、終わり方、、、
うん、、、あんまり良い方向では私のハラハラは昇華されたとは言えないかも知れない。。。
でも!この関係性で言えばこの最後はとても「誠実」なのだとも感じます
予定調和ではなく、しっかりスイビというキャラを最後まで大事にブラさなかった事は、私の得意な方向ではないけれど深く納得の出来る描き方を貫いて下さったのだと思います
こんな感じで、、、良い作品だとは分かるけれど、自分が得意ではない展開と読むべき筋に自分が乗っていけなかった読み方の難しさがあり今回はこの評価に。。。
「内面作品」だからこそ、キャラに対して好意的な視点がないとグッと入り込んで行けないのだと思います
故に、私に取ってはこの誠一というキャラが鬼門になったかな…とは思いました
頑なそうですが、決して嫌なヤツなんかじゃありません!
ただ、彼を映し出す為のバックグラウンドのエピが非常に分かり難かった事が響いたかな…?という評価です
恐らく初読み作家さまでしたので、作風への不慣れさやフィーリングのマッチはあった様に自分なりには感じています
それでも♡難しい事を考えずにスイビの色んな姿の可愛さには素直にもふもふ欲を刺激され萌えを感じました(ღ˘͈︶˘͈ღ)
もしかしたら数年後に読み返したら感想が変化する類の作品である可能性も感じる作品でした
今回拝読出来て良かったと思います
修正|不要
優しくて切ないお話。
無理がたたって倒れたことをきっかけに、山奥の実家へ帰った主人公。
迎えてくれるお父さん。
…と読み始めてすぐ、まさかの展開に正直ヒヤリとしました。いやーびっくりした。まさかのホラー???と思ったら、正体はタヌキ。
BL界って時々タヌキが出るよなぁ~やっぱりほのぼの系か。人間と人外のラブストーリーね。
…と思ってたら、アレアレ予想外の方向に展開しているぞ…と。
特に終盤。
表紙やタイトルから受ける印象と、ストーリー、展開に意外性を感じる場面が多く純粋にびっくり。思っていた以上のスト重作品でした。
絵は少し拙さを感じる面もありましたし、理解が追いつかない箇所もありました。でも言葉や設定やお話だけでなく、作品全体から大切なことを伝えられている気がして、胸に残る作品だと思いました。
都会での仕事漬けの生活から離れ、実家のある田舎へ休暇を過ごしにきた誠一。
そこで誠一を出迎えたのは、八年前に亡くなっていたはずの父親で、、、
という衝撃的な冒頭。
んん??
これは怪異的BLかな??
と、思っていたら予想外に切なくハートフルなお話が待っていました。
あの、、
唐突ですが、
ジ〇リ映画でたぬきが出てくるお話があるじゃないですか!
あのBL版ぽいなあと。
いや、全然ストーリー展開は違うのですが汗
ですが、あの哀愁感漂う、人と自然や大いなるモノとの共存とか、、
扱っているものの大きさというのは、
ジ〇リ顔負けだったなあと。
不覚にも期待せずに(だいぶ失礼すぎてすみませんでした!)読んでいたこともあり、
誠一と、最初に亡き誠一の父のふりをしていたこの大いなる山の主である青年のスイビとの恋の行先を考えてしまったことで、
こ、これは、、、もしや、、、メ、、メリバ?!!
んんん、、、??
いやいや、こんなにもふんわりテイストで心にしみ入るストーリーなのに、最後突き放される?!!
と、
最後の最後まで予断を許さない展開であったせいか(ちょっと矛盾した表現。でも、読めばその意味がわかるはずです)
小さくドキドキした作品でした。
でも、結果めーーーっちゃ読んでよかったですし、泣けました。
メリバ、、じゃなかったあ涙(最近大袈裟にメリバかも、、と予感するまりあげは)と、
安心の涙とともに。
ぜひ、心洗われる人と大いなる存在との心の洗濯BLが読みたい方には、オススメの一冊です!
スイビの獣姿がめっっちゃ可愛くて癒されます♡!
初単行本化との事。発売おめでとうございます。
絵柄に関しては少し拙いなと感じる部分がありましたが、しっとりと読ませにくるストーリーと静かでありながら温かく、明らかになっていく真実に胸がキュッとなるラストが待っています。
過労で倒れた誠一は、もう何年も帰って居なかった実家がある山へ。土地開発で山を無くす話が出ている中、今も変わらずそこにある家には既に亡くなっているはずの父親がいて……!?
最初からお!?と引き込まれるストーリー展開で話の行く着く先が気になって読む手が止まりませんでした。
何ものにも心を動かされなかった誠一と同じようだったスイビ。2人が過ごした時間がとても温かく、このまま仲良く暮らして行くのかな?と思いきやまさかの展開。
ぜひネタバレなしで読んで欲しいです。
読後は少し物悲しさがじんわり広がりました。
その分、番外編ではふふっと笑える可愛い2人が見られてほこほこあったかい気持ちになりました♡
