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この溺愛は運命よりも甘美
小説


読んでいて思わず「はっ!?」と声の出た、終盤のびっくり展開( °ω° )
正直なところ、「中立」か「趣味じゃない」かで評価に迷ったのですが、、
序盤、異世界転移した直後の場面まではほのぼの楽しめたこと、
甘やかに、ひたすら一途に受けを愛する攻め・ランバートは
嫌いではなかったこと(萌えるかというと...ちょっと違うかもしれない)、
そして脇キャラ・公爵家執事のグレイグが良い味を出してくれていたな、
という点でこちらの評価となりました;
自分の萌えポイントにはあまり”合わなかった” 、”響かなかった”かなあと
思いますが、”溺愛スパダリ攻め”や”子どものように純真無垢な受け”が
お好きな方、ほのぼの可愛い雰囲気の作風がお好きな方には、
全く違った評価になるかと思います。
事故に遭い、そのまま異世界トリップ(転生ではなく、転移)
した大学生・ヒジリ(受)。
そこで待っていたのは、代々「運命の人」と結ばれ、
一途にその相手のみを愛すという公爵家の当主・ランバート(攻)で…
自分がランバートの”運命の相手”だとは知らされぬまま、
異世界の地で大切に愛され、甘やかされる日々が始まるー
ざっくり、そんなお話です。
ヒジリ視点・ランバート視点・そして公爵家執事のグレイグ視点に加え
一部、攻めの従兄弟である国王視点が入りお話が進んでいきます
受け攻め交互に視点が入れ替わるスタイル、
決して嫌いではないのですが。。
ヒジリ視点だけでも、ランバートがヒジリにベタ惚れで
そのせいで様子がおかしくなっていることがよく分かります。
あえてほぼ同じシーンを攻め視点で繰り返す必要はあったのかな...と
ちらりと思ってしまいました。
また、ネガティブな引っかかり要素としては…
一番共感し応援したい存在である受け・ヒジリの言動が、
ど天然すぎてまるで子どものように見えてしまうこと。
あざとい女子的要素を感じてしまった部分もありました;
執事グレイグに「甘えてみると良い」と言われたからといって、
靴を履かせたり、抱っこして運んでもらうよう頼んだり。
まだランハートと知り合ったばかりの頃から、
ナチュラルに「あーん」をしていたり。
これらがどうしても「可愛い」とは思えず、
途中で脱落しそうになりました(◞‸◟)
また途中何度か出てくる、唐突&都合の良い展開にも
頭に「??」が浮かび…
ヒジリを覆った伯爵家令息が厳罰に処されるのは
当然のことかなと思うのですが、
ランハートが従兄弟である国王に訴えるだけで、
そんなにあっさり爵位剥奪できちゃうものなのか?
また最大に「えーっ!!」となったのが、
終盤の神様出現→10年後の妊娠予告→ヒジリ、国王の”娘”となる
という展開。
こちら、一応作中で神から事情が説明されてはいるのです。
元々は国王の娘として転生するはずが、神の手違いにより
”転移”してきてしまったヒジリ。
で、それを知った国王がヒジリを”娘”として正式に認め、
すんなりヒジリを”家族(=娘)”として受け入れてる…
王妃も、王の息子三人もにっこにこ、可愛い娘ができた〜と
喜んでる…
いや、いやいやいや、違和感あるよーーー!!!
娘として転生するはずだったとはいえ、今現在は男の身なのに
「娘」になる意味とは!?
で、ヒジリもヒジリであっという間にその状況に馴染んで
「お父さま」「お母さま」なんて呼んでいるし。。
この終盤の展開、個人的にはもう
ひっちゃかめっちゃかでついてゆけず、でした、、
あと…番外編の王妃からの閨指導、
二人きりとはいえ、仮にも王妃ともあろう人が
「彼(ランバート)のモノを咥えたことはあるのかしら?」
って。。言うのかなあ。。もう少し品よくあって欲しい。。
つらつらここまで書いてしまいましたが、
辛口感想ですみません;
納得いかず首を傾げたくなる点多々、で
今回はこのような評価となりました。
