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悪役令嬢の双子の兄 妹のかわりに冷酷王子に嫁ぎます

akuyaku reijou no hutago no ani imouto no kawari ni reikoku ouzi ni totsugimasu

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表題作悪役令嬢の双子の兄 妹のかわりに冷酷王子に嫁ぎます

パーシヴァル(パーシー)
皇太子
フィリップ・エヴァレット(フィル)
筆頭公爵家子息,双子の兄

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

留学中のフィリップは、双子の妹アンジェリカの結婚式に参列すべく帰国、妹の控え室に行くと、「私の代わりに皇太子に嫁いで!」とお願いされ、驚愕する。アンジェリカ曰く、「自分は死に戻った」というのだ。結婚式で皇太子は誓いのキスも指輪の交換も嫌がり、挙式後すぐに魔族の討伐に向かってしまった挙句、一月後になんと美少年を連れ帰り寝室にこもる始末。腹が立ったので、美少年に毒を盛ったら投獄され、処刑前に何者かに牢で殺された――と気づいたら挙式前にときが戻っていたという。あんな目には二度とあいたくないから代わりに結婚して、と伝えたアンジェリカは魔法で姿を消す。しかたなく、ウエディングドレスを着て挙式に向かうフィリップだったが、妹の言う通り、キスも指輪の交換も拒否された。初夜も皇太子は来ない、と思っていたら、皇太子がやってきて、「お前が時を巻き戻したのか」と詰め寄られ……⁉

作品情報

作品名
悪役令嬢の双子の兄 妹のかわりに冷酷王子に嫁ぎます
著者
愁堂れな 
イラスト
サマミヤアカザ 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784344857056

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4

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(1)

萌々

(2)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
16
評価数
4
平均
4 / 5
神率
25%

レビュー投稿数1

設定てんこ盛り!「巻き込まれ」死に戻りファンタジー

評価は「萌2」と「萌」とで悩んだのですが、
今回はこちらで。。(「萌2」寄りです)

というのも、攻め・パーシーが恋に落ちるポイントがいまいち掴めず、
攻め重視の自分にはモヤっとする部分・萌えきれなかった面があったためです;

ただ!
一般的な受けの”死に戻り”とはひと味違う設定や展開は読んでいて楽しく、サマミヤアカザ先生の美麗イラストが、楽しさレベルをグッと押し上げてくれていました☺︎


主人公(受)以外の人物の死に戻り、双子兄妹の入れ替わり&結婚。
プラス妖精王、呪いの真相調査…と設定てんこ盛りながら、
コミカルな雰囲気で重くなりすぎず楽しめる一冊です。

主人公は頭公爵家の子息・フィル(受)。
双子の妹・アンジェリカの結婚式参列のため控え室に行ったところ、
突然「死に戻りをした」と報告され「死にたくないから代わりに皇太子に嫁いで!」とお願いされてしまいます。

流され、あれよあれよという間に身代わり花嫁として嫁ぐことになったフィル。
アンジェリカが話してきたように、結婚式ではキスも指輪交換も拒否され、
このまま初夜も”ないもの”になるのだと安心していたその時、皇太子パーシーがやってきてー

と続きます。


アンジェリカが「死に戻り」前に経験したあれこれー
キスも指輪交換も拒否したわけや彼女が投獄された理由、
また彼女を殺したのが皇太子その人ではないことなどは、
序盤で明らかにされます。

何者かにかけられた背中の呪いが、体液交換によって(一時的にですが)治癒される、というのは王道設定かな。

呪いを薄めるため、仕方なく始めたキスが徐々に
フィルの中で”治癒”以外の意味を持つようになるー
出てくるたびに少しずつ濃厚になってゆくキス描写に、
フィルと共にどぎまぎするのが楽しかったです(*´艸`)

アンジェリカが”皇太子の浮気”を疑う原因となった、
麗しき少年の正体とその言動も面白かった!

三人揃って、パーシーの父親(皇帝)に
「呪いをかけたのか?」と確認しに行く場面。

実の父親への問いかけを躊躇うパーシーを尻目に、
斬り込み隊長のごとく”どストレート”に「お前が呪ったのか」と聞いてしまうんですね。
ここ、シリアスな場面なのですが思わず「おいおい」とツッコミ入れたくなってしまう!w

物語全体に漂うコミカルな雰囲気が、読んでいて心地よい(*´∀`*)

攻め受け共に「親からの無関心」に悩んできたわけですが、
その意外な理由も判明。
で、その理由ゆえに彼ら(パーシー×フィル)が一度恋に落ちれば、情熱的にただ相手のみを愛するようになるー
という設定も、うまいなあ!

で、先述したように、鈍くて天然で可愛い系(?)のフィルに対し、パーシーが恋心を抱いた理由、その過程をもう少しじっくり見たかったというか、納得感が欲しかったというか。。
恋に理由を求めるなんて、無粋だな...と自分でも思うのですが;

受け視点で見る攻めの格好よさは伝わってきたものの、
逆に攻め視点で見た時の受けの良さ、恋に落ちるほどのツボはどこだったんだろう?という思いが残りました;

妹アンジェリカに比べると地味…と自他共に思い/思われているフィルが治癒魔法等、持っている能力を最大限に生かして一泡吹かせる!
ーなんて展開も勝手に期待していたのですが、そういった描写は特になかったかな、、

受けに”男前”なところを求めてしまう自分の癖が、
今回フィルという受けに対して
フィットしきれなかったのかなと思います。

とはいえ!

破天荒な双子の妹・アンジェリカが物語の最初と最後を
おおいに盛り上げてくれましたし(電子限定SSは彼女視点です☺︎)、
悪役がきちんと断罪されるスッキリ感も、心地よい読後感でした◎

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